2008年12月29日月曜日

仮想化は、本来あるべき、OSの姿である

仮想化は、本来あるべき、OSの姿である

仮想化とは?

OSとは?

そもそもOSとなんぞや?

なぜ、OSが必要になったのか?

オペレーティングシステム

ハードとソフトウェア

ハードがあってその上でソフトウェアがうごき、アプリケーションが
動く

ハードとソフトウェアは、まったく別物のように見えるが実は
おなじである


2進数で動く。

足したり、引いたり、掛け合わせたり、割り算したりは、
ハードで実現しても、ソフトで実現してもおなじである。

特に、組み込み系では、機器の大きさ、消費電力
メモリーの容量、原価などの条件が組み合わさり

ハードで、実現するか?

ソフトで実現するか?

で、最初の製品設計検討会は、熱気に包まれる。


組み込みでは無理だとしても、機器の構成がほとんど同じ
パソコンであれば、最低限の機能にしぼった、ハード構成を
決めれば、OSのイメージは、ほど固定になる

それを実現したのが、仮想化である

・最低限機能

キーボード、ディスプレイ、ネットワークカード、USB
メモリ、HDD

これらのドライバーを仮想化すれば、その上位(OS側)からみれば、
機器が代わっても同じに見える

そもそものOSの機能に戻りつつある。

機器(パソコン)がかわっても、そのまま、今までのアプリケーション、作成し
たデータが使えるのが本来のOSである。

いままでが、おかしかった

そのおかしなものが、お金を払わないと手に入らないのも、おかしなことである。

株式会社テレジャパン
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リーンクライアント

リーンクライアント  リーンソフトウェア

リーンソフトウェアとは、よりシンプルに、ムダを省いてソフトウェアを開発するアプローチのことだ。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0812/10/news066.html

であれば、よりシンプルに、ムダを省いた、パソコン、クライアントがあっても
良い

メタボパソコンの代表が、VISTA搭載パソコン

いらない機能でいっぱいだ

いらない機能=余計な機能=セキュリティの穴がいっぱいあるってことになる

金融機関など大企業では、どのように仕事用のパソコンに仕上げているか?

必要な機能に絞るところから、チューニングがスタートする

シンプル イズ ベスト

この考え方で、パソコンをチューニングすると

最終的には、「リーンクライント」になる

リーンクライアント

・必要最低限の機能

たとえば

・ブラウザだけ

この機能だけだと、非常にシンプルである

OSはMSで無くてもよくなってくる。

リーンクライアント

ビジネスクライアント

セキュアクライアント

シンクライアント

擬似シンクライアント

仮想クライアント

ROM化クライアント

ロムクライント

ほとんど、登ろうとしている頂上は一緒で、
たまたま、登山口が違うだけである

アプローチが違うだけであり、欲しいのは

シンプル イズ ベストな、


仕事で、安心して使える、パソコン、クライアントである

ま、仕事にかぎらないけどね


株式会社テレジャパン
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雲の上のパソコン

空の上のパソコン?

なにそれ?

空の上だから、宇宙にあるパソコンなの?

いや、違うよ。

手元になくて、雲の上だよ。

だったら、

雲の上のパソコンがわかりやすいんじゃない!

なるほど、なるほど。

じゃ「雲の上のパソコン」にしよう


個人情報漏洩

このキーワードで、

・仕事の効率がさがった
・メールは、会社に戻れないと見ることができない
・ノートパソコンが持ち出せない

なんか、10年前に戻った感じだな〜

法律は、生活を豊かにできないのでは、法律ではないよね。

なんか、へんだなぁ〜

雲の上のパソコンは、このような疑問から生まれました

海の向こうのGoogleなどは、盛んに

「クラウド」=雲

を叫んでいます。

雲 クラウド 雲 クラウド 雲 クラウド 雲 クラウド

もくもくわき上がる、入道雲

国籍も、住所もない 雲

どこでも自由に行き来できる 雲

所有権もないよね

空を見上げれば、そこには、いつも雲がある

どこでも雲がある

その雲の上にパソコンがあったら、

どこでも

じゆうに

つかえて

データは、当然雲の上

パソコンにはない

どうやって、データにアクセスするの?

どうやるのかな〜

なくならない、個人情報漏洩報道 意味の無い報道

そもそも、個人情報漏洩防止に対する法律の目的は、なんなのか?
マスコミふくめて、この拡大解釈された、法律の適正な報道をもとめたい。

そもそも法律とは、なんなのか?
なぜ、法律があるのか?

+++ このような報道は、何も意味を持たない +++

個人情報:患者43人分情報入りパソコン盗難−−千葉大病院の非常勤医師 /
千葉
千葉大学医学部付属病院(河野陽一病院長)は27日、非常勤の女性医師(32)が患者43人分の個人情報の入ったノートパソコンを盗まれたと発表した。現在、個人情報流出などの被害は確認されていない。
詳細は・・・・・
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20081228ddlk12040109000c.html


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2008年12月17日水曜日

Webは仮想化クライアントから閲覧

やはりでてきましたね〜〜〜

・Webは見たいがあぶない
・仕事はWindowsでネットにつなぎたくない
・でも、メールは見たい

この矛盾を解決する方法には、いくつかありますが、
その一つの方法ですね


Windowsでは表示したくない危険なWebサイトも、
この仮想シンクライアントなら安全に表示する事が可能
詳細は・・・・・

http://www.cramworks.com/prod/vrom/index.html

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2008年12月13日土曜日

Gmail for Mobile 2.0

Gmail for Mobile 2.0
Googleは米国時間10月23日、「Gmail for Mobile 2.0」をローンチし、J2MEをサポートする「Nokia N95」やBlackBerryに対応したことを発表した。

 Gmail開発者によると、人気の電子メールクライアントであるGmailは、その第2世代において、高速かつ信頼性がより高いユーザー体験を提供することを目的としているという。同オンラインアプリケーションは、性能の高速化と滑らかなスクロールをフリーズすることなく提供する、とGoogleは述べている。複数のGmailアカウントを使用している場合、それぞれのアカウントへの切り替えが可能となったため、メールを開くために異なるアプリケーションを利用する必要がなくなった。

 Gmail for Mobile 2.0は、メールの下書きを携帯電話に複数保存できるオプションを用意している。また、QWERTYキーボード搭載携帯電話で使えるショートカットキーが追加され、「z」キーでアンドゥ、「k」キーで新しいカンバセーションへの移動、「j」で以前のカンバセーションへの移動が可能となった。

 さらに、電波の受信圏外になった場合でもメールの作成と閲覧を可能にするオフラインサポートも提供された。圏外にあるときに作成されたメールは送信箱に保存され、受信圏内になったときに自動で送信される。
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20382513,00.htm

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2008年12月12日金曜日

Linuxサーバーで集中管理する仮想デスクトップ,IBMなどがWindows代替として提案

Linuxサーバーで集中管理する仮想デスクトップ,IBMなどがWindows代替として提案
米IBM,マン島のCanonical,米Virtual Bridgesの3社は米国時間2008年12月4日,データセンターのLinuxサーバーで集中管理可能な仮想デスクトップ・ソリューションを発表した。「Windows」デスクトップの代替ソリューションとして提案する。既に世界各地で販売を始めている。

 ユーザーはデータセンターにあるx86プロセサ搭載Linuxサーバーの仮想デスクトップ環境にログインし,ワープロや表計算,メール,コミュニケーション,ネットワークなどさまざまな機能を利用する。ネットワーク環境さえあれば,特定のパソコンに縛られず,どこからでも同じアプリケーション/データにアクセスできる。アクセス用クライアント・マシンの対応OSは,LinuxのほかWindows,Mac OS X。

 Virtual Bridgesの仮想デスクトップ「Virtual Enterprise Remote Desktop Environment(VERDE)」とCanonicalのデスクトップ用Linux「Ubuntu」をベースに,IBMのグループウエア「Lotus Notes」/オフィス・アプリケーション・スイート「Lotus Symphony」などを含むバンドル・ソリューション「Open Collaboration Client Solution(OCCS)」で構成する。ソフトウエア・アップデートなどの管理作業は,データセンターのサーバー/仮想マシンで集中的に行える。

 1000ユーザー版導入時の価格は1ユーザー当たり49ドル。ボリューム・ディスカウント・サービスも用意する。1ユーザー当たりの費用は, MicrosoftのWindows/Officeなどでデスクトップ環境を構築する場合に比べ,ソフトウエア・ライセンス料が500〜800ドル,ハードウエア・コストが約258ドル,電力料金が年間40〜145ドル,冷却コストが年間20〜73ドル減らせるという。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081205/320800/

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2008年12月7日日曜日

“すぐにSaaSが始められる”アプリケーション仮想化製品

Symantec Workspace Streamingはアプリケーション・ストリーミングを実現するツールで、まず軽量な専用クライアントソフトを端末に導入すると、その上で各種のアプリケーションを擬似的にインストールして利用できるようになる。一般的なアプリケーション仮想化製品との違いは、Symantec Workspace Streamingの場合、ソフトウェアをすべて4Kbytesのデータブロックに分割して配信するため、不安定なインターネット経由でも、安定したパフォーマンスを確保できること、そしてソフトウェアは一度にすべてを端末側に送信してしまうのではなく、使う分だけ随時送信されることにある。

同じアプリケーションの複数バージョンを同一PC上で利用できるメリットがある
という。
詳細は・・・・・・・
http://www.atmarkit.co.jp/news/200811/11/symantec.html
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2008年11月29日土曜日

パソコンで使える「ひかり電話」ソフト,NTT東西がNGN限定で無償配布

パソコンで使える「ひかり電話」ソフト,NTT東西がNGN限定で無償配布
同ソフトをパソコンにインストールすれば,固定電話番号を使った通話のほか,
NGNの機能を生かして通常の電話よりも2倍相当の帯域をカバーする「高音質通話」
やSDTV(標準画質テレビ)並みの映像を使った「テレビ電話」が利用可能になる。
通話料はひかり電話と同じで,通話だけなら全国一律3分間8円(高音質通話も同
額)である。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081128/320300/

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2008年11月4日火曜日

シンクライアントの導入検討、これだけは知っておきたい

「シンクライアントの導入検討、これだけは知っておきたい」

なぜシンクライアントを導入したいのか?

目的が明確であれば、方式が見えてきます

詳細は・・・・
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/0810/31/news01.html

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2008年11月1日土曜日

GmailはExchangeサーバの10倍の信頼性、グーグル

GmailはExchangeサーバの10倍の信頼性、グーグル

 米グーグルは10月30日、これまで企業向けの有料版サービス「Google Apps Premier Edition」のGmailでのみ提供していたSLA(Service Level Agreement)をGoogle Calendar、Google Docs、Google Sites、Google Talkにも適用すると発表した。99.9%のアップタイムを保証する。1カ月を30日とすると、1カ月間のダウンタイムは43.2分以下となる。

 月間のアップタイムが99.9〜99.0%の範囲になってSLAの条件を満たさなかった場合には3日間のサービス無償延長を提供する。延長期間は99.0〜95.0%の場合に7日間、それ以上の場合には15日間となる。

 サービス開始をアナウンスするブログエントリの中で同社エンタープライズ担当のプロダクトマネジメントディレクターのマシュー・グロツバーク氏は、外部の調査会社Radicatiグループの結果を引用し、オンプレミス型のメールソリューションのダウンタイムはGmailと比較して長いと指摘している。オンプレミス型の場合、メールサーバのメンテナンス作業などのための計画的な停止時間は36分から90分間、これに加えて30〜60分間の予定外のダウンタイムがあるという。予定外のダウンタイムの数字だけで見てもGmailは「自社で運用しなければならないノベルのGroupWiseの2倍、マイクロソフトのExchangeベースのソリューションの4倍の信頼性だ」(グロツバーク氏)という。これに、オンプレミス型では不可欠の計画的ダウンタイムも入れると、GmailはGroupWiseの4倍、Exchangeベースのシステムの10倍にまで信頼性の差は開くという。さらに、サーバやソフトウェアライセンス、それらの維持・運用、技術スタッフの人件費まで含めて考えると、Google Appsを選ぶほうが、企業ユーザーは、より多くの時間と予算を本業に振り向けることができる、としている。
http://www.atmarkit.co.jp/news/200810/31/gmail.html

2008年10月20日月曜日

シンクライアントは、モバイルやグリーンITも実現

モバイルやグリーンITも実現
松本氏は,シン・クライアントには,ほかにも2つの「攻め」の
効果があると指摘する。一つは「モバイル」で,
シン・クライアントを利用すれば,セキュリティ水準を
維持したまま社外でも業務データを利用できるようになると語る。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081016/317102/

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2008年10月19日日曜日

IIJ-TechがHP製シンクライアントと携帯電話データ通信をBCP向けにサービス化

IIJ-TechがHP製シンクライアントと携帯電話データ通信をBCP向けにサービス化

アイアイジェイテクノロジーは,法人向けシンクライアント・システム「IBPSシンクライアントサービス」に,携帯電話インターネットとノート型シンクライアント端末を組み合わせるオプション「BCPオプション」を追加すると,2008年10月8日に発表した。

 IBPSシンクライアントサービス/BCPオプションは,ユーザー企業のシンクライアント・システムをアイアイジェイテクノロジーのデータセンターで運用するサービスに,携帯電話インターネット経由でアクセスできるようにするオプションである。セキュリティ・ポリシー上の理由や災害時など,通常のインターネット回線が利用できない場合に適する。

 シンクライアント端末側の構成要素は,インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する携帯電話データ通信サービス「IIJモバイル」と,日本ヒューレット・パッカードのノート型シンクライアント端末「HP Compaq 2533t Mobile Thin Client」を組み合わせたものとなる。データセンター側では,冗長化など各種のデータ保全/セキュリティ機能を提供する。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081008/316499/

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2008年10月5日日曜日

日本HP,3万円を切ったシンクライアント端末を投入

日本HP,3万円を切ったシンクライアント端末を投入
日本ヒューレット・パッカードは,ハードウエアを刷新して低価格にしたシンクライアント端末の新製品2機種「HP t5630」および「HP t5545」を,2008年10月2日に販売開始する。出荷は,HP t5530が10月上旬,HP t5545が11月上旬を予定する。価格は,新たに最安価機種となるHP t5545の場合で,税込み2万9400円。

 HP t5630およびHP t5545は,画面情報端末型のシンクライアント端末。OSは,多機能型のHP t5630がWindows XP Embeded,低価格型のHP t5545がLinuxベースの独自OSである。いずれの機種も,OS格納用フラッシュ・メモリー容量とメインメモリー容量を除き,基本ハードウエア・スペックは共通である(XP搭載機はフラッシュ/メインメモリーいずれも1Gバイト,Linux搭載機はいずれも512Kバイト)。

 画面情報端末プロトコルは,両機種とも米MicrosoftのRDP(Remote Desktop Protocol)と米Citrix SystemsのICA(Independent Computing Architecture)のいずれも利用可能。ブレードPCや仮想デスクトップ機の遠隔操作やXenApp(MetaFrame)上のアプリケーション操作などが可能である。
XP搭載機はEWF,Linux搭載機はFirefoxを標準搭載

 XP Embeded搭載のHP t5630では,RDP/ICAに加えて,HP Remote Graphics Software(RGS)と呼ぶ,独自の画面情報端末プロトコルのクライアント機能を使える。RGSのサーバー・ソフトを導入したWindows機を遠隔操作できる。RGSは,必要とするネットワーク帯域が大きい一方で動画再生に向くという。また,XP Embeded上で,EWF(Enhanced Write Filter)を用いた起動フラッシュ・ディスクへの書き込み保護機能を利用できる。

 一方,LinuxベースOSを搭載するHP t5545では,RDP/ICAによる画面情報端末の機能に加え,ローカルOS上で動作するWebブラウザとしてFirefoxを標準搭載する。このため,画面情報による遠隔操作だけでなく,独立して動作するWebブラウザ端末としての利用も可能になる。

 2機種の主要スペックは以下の通り。CPUは台湾VIA TechnologiesのEden(1GHz),チップセットはノース/サウスブリッジを1チップ化したVIA VX800。グラフィックス機能は,VX800内蔵のVIA Chrome9 HC3で,ビデオ・メモリーはメインメモリー共有型(UMA)で64Mバイト。最大解像度は32ビットで2048×1536ドット。ディスプレイ出力端子は,DVI-D×1,アナログRGB(D-Sub15ピン)×1。ネットワーク・ポートは1000/100/10BASE-T×1,USB×6,PS/2 ×2,シリアル×1,パラレル×1,オーディオIN/OUT。電源はACアダプタで供給する。

 なお,今回の2機種の追加により,日本HPのシンクライアントの現行ラインアップは,ノート型が2機種,XP Embeded搭載デスクトップ機が2機種,Linux搭載機が1機種となる。デスクトップ機の最上位機種は,CPUにAMD Sempron 2100+を搭載した既存機種「HP t5730」(価格は税込みで6万900円)となる
>http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080925/315483/

株式会社テレジャパン
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2008年10月4日土曜日

ICカード利用するシンクライアント向けログイン認証ソフトを発売 - ソリトン

ICカード利用するシンクライアント向けログイン認証ソフトを発売 - ソリトン
ソリトンシステムズは、シンクライアントシステムに対応したPCログオン認証ソフト「SmartOn ID TSオプションV1.0」を発売した。

同製品は、FeliCaなど既存ICカードをシンクライアントシステムの認証へ利用できるソフトウェア。シングルサインオン機能により、ログオン後の各種アプリケーションに対するパスワード認証を行うこともできる。

対応するシンクライアントシステムは、シトリックス・システムズ・ジャパンのシンクライアント製品「XenApp」や日本ヒューレット・パッカードの「CCI」のほか、Windows ServerのターミナルサービスやWindowsリモートデスクトップ機能でも利用できる。

またNECの「VirtualPCCenter」のほか、日立製作所やサイボウズ・メディアアンドテクノロジーの製品へ対応する予定。
http://www.security-next.com/009013.html

2008年9月24日水曜日

インテル、第3世代の新vProを発表

インテル、第3世代の新vProを発表
ビジネス・デスクトップPC向けに第3世代となる新たな「Intel vPro Technology」を発表した。セキュリティと自動保守機能が強化されたほか、PCの仮想化や小規模ビジネスのニーズにも対応できる設計になっているという。
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/22/029/index.html

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サムスン電子は、独自の低価格小型ノートPC「Samsung NC10」

サムスン電子は、独自の低価格小型ノートPC「Samsung NC10」
サムスン電子は現地時間9月19日、NC10の発売計画を発表した。NC10は、光沢のない10.2インチのLEDスクリーンを搭載し、解像度は1024×600ピクセル。重量は1.33キロで、6セルバッテリを搭載し、1回の充電でおよそ8時間の連続使用が可能だという。

 NC10は、Intelの「Atom」プロセッサや「Windows XP」を搭載し、ウェブカメラを内蔵するなど、仕様の多くは市場ではごく一般的なものだ。また同機は、802.11b/gのWi-FiとBluetooth 2.0+EDRの無線接続に対応し、3in1マルチメモリカードリーダー、VGA接続、3つのUSBポートを備えている。

 特有の機能としては、「極めて耐久性の高いProtect-o-Edgeケーシング」や、サムスン電子の言う「フルサイズ」のキーボードを備えているという。大半のNetbookのキーボードは、通常のノートPCに比べ若干小さくなっている。

 また同機のキーボードは、銀イオンパウダーでコーティングされている。これにより、キーボード上の細菌の繁殖を防ぐという。

 NC10は10月に発売予定で、価格は最大でも329ポンド(約600ドル)になる予定。
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20380752,00.htm?tag=nl

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2008年9月22日月曜日

JBAT、液晶モニタの背面に取り付け可能なシンクライアント

JBAT、液晶モニタの背面に取り付け可能なシンクライアント
JBアドバンスト・テクノロジー株式会社(JBAT)は、デスクでの省スペース化とセキュリティ対策を同時に可能とするシンクライアントのエントリーモデル「SecureTerminal T200」を、10月中旬より出荷する。価格は、オープン価格となっている。

 「SecureTerminal T200」は、幅28mm×奥行き135mm×高さ184mmとコンパクトで、液晶ディスプレイ(VESA規格)の背面に取り付け可能なシンクライアント。SBC(Server Based Computing)/仮想PC型/ブレードPC型といった画面転送方式のソリューションに対応しており、クライアントとしてMicrosoftのターミナルサービスやCitrix SystemsのXenApp(旧Citrix Presentation Server)など各種SBCに対応している。

 OSにはLinuxを採用し、ウイルス感染を抑えている。また、付属の無償管理ツールによりリモート操作での集中管理を可能とし、TCO削減を支援する。消費電力は平均約6.5Wに抑えられている。
http://www.jbat.co.jp/news/20080918release.pdf

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2008年9月21日日曜日

Lukeの新版

株式会社ユースは、シンクライアント環境を構築できるプラットフォーム「Luke Ver.2.0」と、指紋認証により容易にシンクライアント環境への接続を可能とする指紋認証USBメモリ「Leia Ver.2.0」を、10月より発売する。

 「Luke」は、米GraphOn Corporationのミドルウェア「GO-Global」をベースとし、デスクトップ環境やモバイル端末のサポートなどを追加した統合ソリューションパッケージ。今回のバージョンでは、デスクトップ環境を基点としたユーザ操作ログ管理を拡充した。"Lukeデスクトップ"上から起動/終了したアプリケーションのログ取得に加え、ファイル/フォルダの作成/コピー/削除といった操作のログも管理でき、トレーサビリティに優れている。また、"デスクトップ環境設定ツール"により、GUIベースでデスクトップ環境の設定/管理が可能となっている。

 「Leia」は、携帯可能なUSBデバイス内に、シンクライアント環境へのアクセス手段や指紋情報を集約した製品。今回のバージョンでは、アプリケーションランチャー形式のメニュー表示により操作性を向上したほか、起動時に最新状態を確認して「Leia」内アプリケーションを自動アップデートすることができる。また、様々なリモート接続に対応し、アプリケーションを仮想化するCitrixの「XenApp」(旧称:Presentation Server)や「GO-Global」など従来のシンクライアント環境への接続にVPN接続を連動できるため、出張先や自宅などのPCからインターネットを経由してシンクライアント上に接続し、業務を行なうことができる。

 同社は今回の発売に合わせ、情報システムセキュリティに関するコンサルティングから、販売、システムインテグレーションまでの包括的なサポート体制により、ユーザのシステム構築を支援する。
http://www.luke-net.jp/

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ミラクル・リナックス、Citrix XenApp対応のシンクライアント端末ソフト

ミラクル・リナックス、Citrix XenApp対応のシンクライアント端末ソフト
ミラクル・リナックス(本社:東京都港区)は2008年9月18日、米Citrix
Systemsの「Citrix XenApp」に対応したシンクライアント端末ソリューション
「MIRACLE Thinclient Terminal version 3(MTT3)」の販売を開始した。シン
クライアント環境でWindowsアプリケーションを利用できる。10ライセンスから
の販売で、価格はオープン(要問い合わせ)。

 ミラクル・リナックスの主力OS製品「Asianux Server 3」のカーネルをベースとしたOSと、「Citrix XenApp」のクライアントソフトを組み合わせたソフトウェア製品。低スペックPCをシンクライアント端末として有効活用して、TCOを削減できるという。CD-ROMやUSBメモリから起動が可能。

 Linuxの起動デーモンを見直して、起動時間を実測60秒以内に高速化した。使用するデータはクライアント端末にダウンロードしないため、セキュリティが強固で、情報漏えい対策としても優れているという。

 USBメモリ内にCD-ROM領域を持つことで、OSにはCD-ROMと認識させて起動するハギワラシスコムの「UDRW」に対応する。

http://sourceforge.jp/magazine/08/09/19/0959231

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沖電気子会社、USB型シンクライアント「Safario」販売開始

沖電気子会社、USB型シンクライアント「Safario」販売開始
沖電気工業の子会社、沖コンサルティングソリューションズ(本社:東京都港区)は2008年7月22日、USBメモリー型のシンクライアントソリューション「Safario」(サファリオ)の販売を開始した。SafarioトークンをパソコンのUSBポートに差し込んで、Linuxベースのシンクライアント環境を構築できる。出荷開始は8月1日。

 シンクライアント環境のみ起動する「ブートモード」と、Windows稼働中のPCに差し込んで、デスクトップPC環境とシンクライアント環境を切り替えて利用できる「バーチャルモード」の2つのモードを搭載。PCを選ばずシンクライアントを利用できる。いずれのモードもLinuxベースで、 Windows環境からはアクセスできないよう隔離される。

 また、トークンにはネットワーク接続できない環境でもPDFファイルを格納してプレゼンテーションや資料の表示を行える秘匿エリア(約 100MB)を設けた。同エリアへのダウンロードは、許容されたサーバからのみ可能で、ファイルは外部にコピーできない。企業ネットワークには、SSH- VPNを利用して、「Safario」ゲートウェイ経由で接続する。また、「Safario」マネージャで各利用者情報の管理や各種設定変更などを行う。

 トークン本体は、落下や破壊に耐える三重構造や、誤って洗濯しても利用可能な防水機能などを備え、持ち歩きを前提としている。大きさは幅17×奥行き58×高さ8.4mm、重さは15g。バーチャルモードの対応OSは、Windows 2000 SP3以降/XP/Vista(32bit)。価格は、最小構成50クライアントで131万2500円。3年間で100システムの販売を目標としている。
http://sourceforge.jp/magazine/08/07/22/1143246
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2008年9月17日水曜日

米VMware、データセンターそのものを仮想化する「VDC-OS」

米VMware、データセンターそのものを仮想化する「VDC-OS」
米VMwareは9月15日(現地時間)、現在米ネバダ州ラスベガスで開催されている
「VMworld 2008」において、データセンターのインフラそのものを仮想化する
「Virtual Datacenter Operating System(VDC-OS)」構想を発表した。VDC-OSは
既存の製品ラインを整理・拡充し、ソリューション別の体系化を行ったもの。既
存のOSとは異なり、サーバ、ストレージ、ネットワークなどのリソースを仮想化
してプールすることで、一種の"クラウド"のようなインフラをデータセンター内
外に構築できる。リソースの効率化を促すとともに、可用性や柔軟性の向上、さ
らには管理の自動化を実現するものとなる。

今回発表されたVDC-OSでは「vServices」の名称で3つの製品カテゴリが定義されている。1つは「Infrastructure vServices」で、サーバやストレージ、ネットワークなどのリソースを統合し、データセンター内で"クラウド"のプールとしてリソースの再配置などを可能にする。2つめは「Application vServices」で、アプリケーションが動作するプラットフォームいかんに関わらず、アプリケーションの可用性やセキュリティ、スケーラビリティを高めることを主眼にする。3つめが「Cloud vServices」で、データセンター内外を問わずクラウド化されたリソース・プールの間でコンピュータ・パワーの相互運用を行う。これにより、例えばレガシーのWindows OSが動作するようなシステム環境においても、vServicesによるクラウド化で高可用性で柔軟な運用が行える。各製品カテゴリの概要は下記の通り。

Application vServices
システムの可用性やセキュリティを高める製品が中心となっている。「Fault Tolerance」はその名の通り、ハードウェア等の故障で発生するダウンタイムをクラスタ化で実質ゼロにするためのソリューション。そのほか、仮想マシン(VM)の安全性を審査する「VMsafe」、仮想CPUやメモリなどのリソースをシステム動作中に追加する「Hot add」、単位VMあたり最大8CPU / 256GBメモリを割り当てる「Very large virtual machines」、I/Oスループットを向上する「VMDirectPath」などが含まれる。またアプリケーション運用のポリシー設定ツールとして新たに「vApp」「VMware Studio」の提供もアナウンスされた。

Infrastructure vServices
サーバやストレージ、ネットワークなどのシステムリソースを仮想化プールに統合する製品群で構成される。「vStorage」「vNetwork Distributed Switch」は、それぞれストレージとネットワークのインターフェイスを仮想化し、リソースの効率運用を実現するとともに、柔軟で低コストな管理ソリューションを提供する。

Cloud vServices
通常、クラスタ化されたノードは特定データセンター内での運用が前提となるが、Cloud vServicesではデータセンターごとのリソース・プールを1つのクラウドとみなし、データセンター内外を問わず相互運用を可能にする。例えば季節的な金融処理や多数のリクエストが集中して大規模なワークロードが発生した場合など、一時的に外部のクラウドのリソースを借用して処理を分散させることも可能。VMwareは同日に「vCloud Initiative」を発表しており、各種プロバイダなど100以上のベンダーからなるパートナープログラムを開始している。

このほか、VDC-OSで実現されるインフラの管理ソリューションとして、vCenterシリーズ5製品「vCenter ConfigControl」「vCenter CapacityIQ」「vCenter Chargeback」「vCenter Orchestrator」「vCenter AppSpeed」が発表された。これら製品の組み合わせにより、ポリシーベースでの自動管理が可能となる。

またVMwareは同日付けで「VMware Ready Program」を発表しており、パートナーの製品やソリューション群をその対応度合いに応じて「VMware Ready」製品として認定するパートナー支援策も開始している。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/16/007/index.html

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2008年9月10日水曜日

MS、仮想化ライセンス要件をさらに緩和--ヴイエムウェア仮想マシンのサポートも開始

MS、仮想化ライセンス要件をさらに緩和--ヴイエムウェア仮想マシンのサポート
も開始
Microsoftは米国時間9月3日、8日に開催予定の仮想化製品発売イベントに向けて、仮想化に対するポリシーと仮想化製品のラインアップにさらなる大きな変更を加えると発表した。

 今回実施される変更には、企業ユーザーが自社のPCイメージを社員や請負業者の所有するPC上の仮想マシン内で実行することを許可する内容も含まれている。

 この変更に先立って、Microsoftはこのような利用方法をPC1台あたり年間110ドルかかる既存のライセンスプログラムの下で許可すると既に発表している。さらに今後、仕事用のPCイメージにリモートでアクセスする回数がそれほど多くないデスクトップPCの利用者は、PC1台あたり年間 23ドルの追加料金がかかる新しいライセンスに加入すれば、同様の利用方法が許可される。ただし、そのマシンがMicrosoftの「Software Assurance」プログラムに加入していることが前提だ。

 MicrosoftのScott Woodgate氏によれば、今回の変更は、多くの企業が実際にこのような使い方をしていることに対応するものというよりは、Microsoftのライセンスポリシーによって企業の創造性が損なわれないようにすることが目的だという。

 ライセンスに関するもう1つの変更は、ホスティング企業が仮想化技術を使用してサードパーティー製のソフトウェアをストリーミング配信することを許可するものだ。もちろん、ホスティング企業は、そのような使い方をしても当該サードパーティー製ソフトウェアのライセンス条項に触れないことを確認する必要はある。

 Microsoftはまた、「App-V」(Application Virtualizationの略)と名付けられた「SoftGrid」技術の新バージョンも発表した。仮想化で今最も注目を集めているのは、コンピューティングタスクをあるサーバから別のサーバに移すというハードウェアの仮想化だが、Woodgate氏は、アプリケーションの仮想化がデスクトップPCにおいて大きな役割を果たす時が来たと語る。

 「ハードウェアの仮想化がサーバにとって重要なものであるように、われわれにとって、アプリケーションの仮想化はデスクトップPCにとって重要なものだ」とWoodgate氏は述べた。

 これとは別に、VMwareは3日、同社のハイパーバイザ「VMware ESX」が、最近発表されたMicrosoftの「Server Virtualization Validation Program」(SVVP)に正式に認定されたと発表した。これにより、Microsoftは、VMwareの仮想マシン内で実行されるソフトウェアを仮想マシン外で実行されるプログラムと同じようにサポートすることになる。Microsoftはこれまで、仮想マシン内で発生した問題については、その問題が仮想マシン外でも再現されない限りサポートを受け付けないという方針をとっており、仮想マシンへの依存度が高いユーザーにとっては大きな悩みの種となっていた。詳細は・・・・・
http://japan.zdnet.com/news/os/story/0,2000056192,20379839,00.htm

株式会社テレジャパン

2008年9月3日水曜日

SaaSを提供する事業者が利用できるサービス基盤

NTTコミュニケーションズ、NTTデータ、NTTの3社は2日、次世代ネットワーク(NGN)などを活用しSaaSビジネスを支援する「SaaS over NGN」構想の一環として、企業向けにSaaSを提供する事業者が利用できるサービス基盤を共同開発する意向を表明した。。

今回発表した共同開発計画の目的は、NTTコムとNTTデータの強みを活かしたSaaS提供事業者向けの機能を連携させ、総体としてレンジの広いサービス基盤を一括して提供することにある。

具体的には各種企業ネットワークへの対応を強みとするNTTコムの「BizCITY for SaaS Provider」の機能群と、アプリケーション連携を強みとするNTTデータの「VANADIS SaaS Platform」の機能群を連携させる機能を開発する予定だ。

また、同サービス基盤の実現に向け、NTTの情報流通プラットフォーム研究所の認証連携関連技術をはじめとするNTTの研究所の技術も活用していく。さらに、SaaS提供事業者との連携を進めるためにSaaS提供事業者からの質問、要望、相談などを受け付ける総合窓口を開設した。

3社が共同開発するサービス基盤では、各種企業ネットワークとの接続から認証・シングルサインオン、決済・料金回収代行などの各種機能まで、SaaS提供事業者が共通的に必要とする機能群をワンストップで柔軟に提供可能なサービス基盤を目指す。これによりSaaS提供事業者は基盤となる機能群を包括的にアウトソーシングでき、過大な初期投資をせずともSaaS型サービスを提供可能になるという。

また、インターネットに加えNGN、VPN、モバイルネットワークなどとの接続に対応し、SaaS提供事業者やエンドユーザーの多様な状況ごとに最適かつ安全性の高い接続手段を高品質・高信頼に提供可能なサービス基盤の実現を目指すとしている。
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/02/035/

株式会社テレジャパン
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2008年8月28日木曜日

カシオが考える「Thinケータイ」

カシオが考える「Thinケータイ」

 ケータイに特化したシンクライアントということで開発を始めたのが3年ほど前になります。3年前というと、ビジネスでもITが普及し、ノートパソコンが持ち運ばれるようになって情報漏洩の問題が出始めた時期です。そういった環境でビジネスをする上で、セキュリティを保つためにシンクライアントの仕組みが使えるのでは、ということで開発を開始しました。

 既存のシンクライアントでは、クライアントにパソコンやシンクライアント専用端末を使っています。しかし普及しているケータイを有効に使うことが、ビジネスユーザーにとっても使い勝手が良いだろう、ということで、ケータイで使えるシンクライアント技術として開発を始めました。これが最初の切り口です。ビジネスの現場ではパソコンが中心ですが、これからはケータイが中心になるように、というコンセプトで、「Thinケータイ」と名付けて開発をしています。

 ビジネスで使われているグループウェアや各種業務アプリケーションは、Webシステムを介して、各個人のパソコンで業務処理が行われています。この構成の中で、Thinケータイのサーバーを設置することで、既存のWebアプリケーションをケータイの通信網から利用できるようにします。

 Thinケータイのサーバー上では、ブラウザなどのパソコンのアプリケーションが動作し、その画面だけがケータイに送られるという、いわゆるシンクライアントの仕組みになっています。アプリケーションをケータイではなくサーバー側で動かすことで、ケータイ側にデータを残さずにセキュリティを保つ、という考えです。


Thinケータイのシステム構成
——ケータイを使った既存の業務システムとの違いは?

大塚氏
 既存のシステムでは、ケータイ向けにカスタマイズしたWebサーバーが必要になるか、あるいはケータイのフルブラウザを使うことになります。ケータイ向けのWebサーバーを用意する場合、何か変更があったとき、ケータイ向けとパソコン向けの両方のサーバーのメンテナンスが必要になり、管理者の負担が大きくなってしまいます。

 フルブラウザを使う場合は、端末側のプラットフォームに依存してしまい、端末のパフォーマンスによって処理が遅くなったり、表示レイアウトが崩れるなどの制約があります。携帯端末は今後、より進化していく可能性はありますが、パソコン側も進化していくので、将来的にもプラットフォームの差はなくならないでしょう。Thinケータイの場合、サーバー側でアプリケーションを実行するので、ケータイが内蔵するフルブラウザに比べ、10分の1程度の時間でWebをレンダリング表示できます。

Thinケータイの技術
——技術的にはどのあたりに特徴があるのでしょうか。

大塚氏
 Thinケータイには3つ部分で技術的な特徴があります。1つめは通信面です。ケータイのネットワークを使うのですが、実は現在の3.5Gであれば、スピードに関してはあまり問題はありません。それよりも遅延が問題となります。クライアントからサーバーにリクエストを投げ、レスポンスが返ってくるまでHSDPAでも0.4秒ほどかかります。このままだと、表示するのに時間がかかったり、操作レスポンスが悪くなったりします。この遅延を軽減させるため、通信のやりとりを少なくする独自プロトコルを開発しました。ケータイのネットワークでもサクサク使えることに注力しています。

 2つめはサーバー側です。シンクライアントなので、サーバー側でアプリケーションを実行しますが、さらに「Webコンテンツ変換」という機能を搭載しています。ケータイの表示領域は小さいので、拡大表示が必要になります。通常であれば端末側で処理するところですが、パソコンのブラウザ表示をそのまま拡大すると、文章の横幅が画面幅を超えたりと、使いづらい面があります。そこで、意味的なまとまりをサーバー側で解析し、端末の表示領域に合わせて文章の折り返しやフォントの大きさなどを変更してから、端末側に画像を送るようになっています。端末では上下スクロールだけでWebを見ることができます。

 3つめはクライアント側です。シンクライアントなのでアプリケーションはサーバー側で動きます。通常はアプリケーションのメニューなどもサーバー側で表示され、その画像がクライアントに転送されるのですが、それだけではなく、クライアント側にもメニューリストを用意し、いちいちメニュー画面を送ってもらわないでも操作できるようになっています。サーバー側でやることの一部をクライアント側に移動させたようなイメージです。また文字入力に関しても、ケータイ側にちゃんとした漢字変換機能があるので、ケータイ側で漢字変換したものをサーバー側に送る、という機能を搭載しています。処理を切り分け、サーバーとクライアントで分散することで、なるべく通信を減らすようにしています。

松原氏
 アプリケーションごとにコマンドリストをサーバーからダウンロードします。たとえばブラウザでページを戻るとき、通常はマウスポインタを操作しますが、それはケータイでは面倒なので、ケータイのクライアント側のメニューに「戻る」というコマンドが用意されます。ページの最後に飛ぶ、といったコマンドも用意されています。あと、スクロールバーもクライアント側に持っています。

 クライアントが直接コマンドを送れるこの方法だと、通信遅延が起きたときも、レスポンス遅れで余計に押してしまう、といった誤操作を減らすことができます。なるべくコマンド発生のたびのレスポンス遅延をなくすように作り込んでいます。


クライアントの画面。サーバー側で解析されたブロック構造が赤枠で示される

ブロック構造単位で拡大表示させることができる
——ケータイでパソコン向けのWebを見るとなると、ユーザーインターフェイス(UI)面で難しい部分もあるかと思いますが。

大塚氏
 いくつかの仕組みを搭載しています。まずWebコンテンツ変換機能ですが、Webコンテンツをサーバー側で解析し、ブロック構造を認識したら、文章の幅や文字サイズを最適化するとともに、ブロック構造単位で表示する場所を選べるようになっています。

 また、パソコンではポインタでクリックする仕組みになっていますが、ケータイの場合はマウスがないので、キーでの操作になります。そうなると、クリックするべきオブジェクトにポインタの位置合わせがしにくくなります。そこでサーバー側でリンクオブジェクトを解析して、画像と同時にその座標情報も送っています。端末上でどこにリンクがあるかを認識できるので、メニュー操作のようにカーソルキーでフォーカシング移動できるようになっています。

松原氏
 ケータイのフルブラウザだと、レイアウトを完全に変えて縦長にする機能がありますが、その手法では、普段パソコンで使っているのとレイアウトが変わり、わかりにくくなっています。いつもと同じWebアプリケーションをケータイで使う場合、このWebコンテンツ変換機能のように、元のレイアウトを維持する方法の方がよいのではないか、と考えました。

——サポートされているブラウザの種類は? それ以外のアプリケーションのサポート予定もあるのでしょうか?

松原氏
 サーバー側で動いているブラウザはFireFoxがベースになっています。それ以外のアプリケーションについては、今後、詰めていくところです。

 いまはWebメールも多く、ドキュメントファイルも標準化されてブラウザで見られるものが多くなっているので、まずブラウザのサポートから始めています。サーバーはLinuxを使っているので、そこでオフィススイートなど他のアプリケーションを動かす有効な方法があれば、やっていこうと考えています。

 アプリケーションについては、電話帳などもセキュアに使いたいと考えています。データをケータイ側に持ってこない、というのがベースの考えです。
詳細は・・・・・ http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/interview/41521.html

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UCOMがSaaS基盤事業に進出、今年中にもサービス開始

UCOMがSaaS基盤事業に進出、今年中にもサービス開始
光ファイバ事業者のUCOMは2008年8月27日、今年中にもSaaS基盤サービスを開始すると明らかにした。UCOMの光ファイバ回線のユーザーに対し、会計や人事などのアプリーケーションをSaaSとして提供する。現在、業務ソフトベンダー数社と調整中という。

 新サービスでは、UCOMが通信回線とデータセンターを用意し、その上で業務ソフトベンダーがSaaSアプリケーションを提供できるようにする。回線と SaaSのセット販売で料金を割り引いたり、請求書を一括で発行したりする。料金はユーザー向け、SaaS事業者向けともに未定。

 特徴は、サービスがUCOMの網内で閉じていること。UCOM以外のネットワークの影響を受けずに安定して利用できる。その半面、UCOM以外の回線を利用できないというデメリットがある。SaaS事業者にとっては、UCOMをが抱える1万8000社の中小企業ユーザーにサービスを売り込める点が魅力となる。

 このほか、シンクライアントをSaaS形式で提供するサービスも検討している。このサービスでは、UCOMのデータセンターでシンクライアントサーバーを運用する。ユーザーは高額なサーバーソフトを購入せずに、月額料金でシンクライアントを利用できる。現時点ではベンダーは未定で、来年以降の提供開始を目指し、今後ベンダーとの交渉を始めるという。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080827/313570/

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2008年8月25日月曜日

FAX ASPはもう古い!? SaaS型サービスを利用した帳票自動配信

FAX ASPはもう古い!? SaaS型サービスを利用した帳票自動配信とは
 基幹システムリプレイスに合わせてこれまで利用してきた「自社運用FAXサーバ」を廃止しASPサービスを利用する企業が増えている。理由として、FAXサーバの機器や運用など人・モノにかかるコストが非常に大きいことがある。一方で実際に改善するのはASPサービスと接続したシステムに付随する業務プロセスに限られるという事実もある。

 もっと幅広い企業内業務プロセスに柔軟に対応できるFAXサービスはないものか? そんな要望に応えられるサービスを紹介したい。

 SaaS型サービス「@Tovas」は、企業内で利用している既存の電子帳票システムと簡易にプログラムレスで連携、FAXの自動配信化が可能だ。またExcelやファイルメーカー等の業務アプリとの連携もボタン一つでFAXが送信できる。運用面もFAXエラー処理や負荷分散処理など機能も多彩で安心だ。更にFAXから電子ファイル配信に切り替えることも容易で、電子メール添付ではない暗号化した通信による帳票配信も追加コストなく利用できる。このような柔軟に対応できるSaaS型サービス「@Tovas」について紹介する。
詳細は・・・・・・
http://wp.techtarget.itmedia.co.jp/contents/?cid=1496

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2008年8月23日土曜日

セキュアBizクライアント

セキュアBizクライアントの機能と特長
基本機能(HDD仮想化機能)

使用したデータはパソコンの電源がOFFされた時点で自動的に消去

パソコンの電源をOFFすると、使用したデータが自動的に消去し使用前の状態に戻ります。
これによってそれまで使っていたデータが自動的に消去されるので、パソコン上に残りません。
この機能はデータを仮想領域にのみ保存し、電源OFF時に仮想領域ごと消去することで実現しています。

アクセス制御機能

アクセス制御機能を搭載(USB、SDカードなどの外部媒体の利用を制御)

USBやSDカードなどの外部媒体の利用を無効にします。また、基本機能により、不要なサーバへの接続も制御します。

メール制御機能

メール制御機能を搭載(メールの添付ファイルを自動的に削除(ホワイトリスト方式)

メール送付はメールゲートウェイのホワイトリスト方式の制御により、添付ファイルによる情報漏洩を防止します。
価格は、29,800円/クライアント
詳細は・・・・・http://www.tepsys.co.jp/service/biz.html

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2008年7月16日水曜日

持ち出しPCのセキュリティ対策を月額2500円でASP提供

エージーテック、持ち出しPCのセキュリティ対策を月額2500円でASP提供
 PCソフトの開発・流通を手掛けるエージーテックは7月15日、アステックインタナショナルの開発した持ち出しPC向けセキュリティ向上システム「セキュリティコンパクト」のASPサービスを開始した。

 セキュリティコンパクト ASPサービスでは、使用するPCをインターネット経由でASPのデータセンターに接続。ノートPC上のファイルをドラッグ&ドロップで専用フォルダに登録するだけで自動的に暗号化され、復号キーはサーバ側に格納される。そして該当ファイルを開くと同時にサーバ認証を経て復号キーを取得し、かつアクセス情報がサーバに記録される。このため、万一ノートPCの置き忘れや盗難などの事故が発生しても、第三者への情報漏えいを未然に防ぐと同時に、万一漏えいした場合もその原因究明に役立つ情報が確保される。またASP提供のため、ユーザー企業はシステム投資や運用コストを気にせず強固なセキュリティを確保できる。

 価格は1Administrator+3ユーザー/6カ月間利用で4万5000円、同1年間利用で9万円(ともに税抜き)。
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/0807/15/news04.html
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2008年7月15日火曜日

IP-VPNの足回り回線にNGNを採用したメニューを追加

NTTコムが広域イーサやIP-VPNの足回り回線にNGNを採用したメニューを追加
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は7月14日,同社のWANサービスにNTT東日本とNTT西日本の「ビジネスイーサワイド」をアクセス回線として利用するメニューを追加したと発表した。受付は同日より開始した。開通には20営業日程度が必要で,今申し込むと8月の上旬から中旬にサービスを利用できるという。

 今回対象となるサービスは,NTTコムの広域イーサネット・サービス「e-VLAN」,IP-VPNサービス「Arcstar IP-VPN」,法人向けインターネット接続サービス「スーパーOCN/スーパーOCNライト」。これらの足回りとして,NTT東西がNGNの商用サービスとして法人向けに提供する広域イーサネット・サービスのビジネスイーサ ワイドを利用する。ビジネスイーサワイドを使うことで,アクセス回線の料金を従来よりも低く設定できたという。

 さらにアクセス回線だけではなく,県内や県間のすべての通信にビジネスイーサワイドを利用するサービス・メニューも新たに追加する。これはNTT東西のビジネスイーサワイドの設備を利用してNTTコムの「e-VLAN」の1メニューとして提供するもの。拠点がMA内に集中している企業では,このサービスの方が安くつくという。一方,たくさんの拠点が全国に分散しているようなケースでは,従来型のe-VLANなどの方が料金を低く抑えられるという。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080714/310750/
株式会社テレジャパン

2008年6月26日木曜日

リライアンス・グローコムでは今後、NGNの信頼性を高めるとともに・・・

インド通信最大手リライアンスと米ステルス、世界最大のVoIP網を共同運営へ

インドの通信最大手リライアンス・コミュニケーションズの子会社、リライアンス・グローバルコムは24日、米通信会社ステルス・コミュニケーションズと提携を結んだことを発表した。この提携は、リライアンス・グローバルコムの事業戦略で重要な位置づけとされている。

今回の提携は、ステルスが所有する世界最大のインターネット・プロトコル(IP)ネットワーク"ボイス・ピアリング・ファブリック(VPF)"の共同運営を主眼に置く。今後は、リライアンス・グローコムとともに、VPFサービス地域の拡大を図る。

VPFは、インターネット対応の音声プラットフォームで、プライベート・ネットワークでの利用を前提に設計。電話交換局に似た機能を持つため、安全性とサービス品質を保証しながら、ピア・ツー・ピア型のネットワーク接続を確立できる。

ステルスは2003年に、米ニューヨークでVPFの提供を開始した。その後、IPネットワークの中継で重要な国際通信用ハブを、複数の地点に設置。英国との2国間通信を手始めに、VPFで国際通信サービスを展開している。

この結果、VPFは、既存の電話網に依存しないピアリング型IPネットワークへ進化。企業などのプライベート・ネットワークで、IP音声伝送サービス(VoIP)や電話に類似したサービスへ利用されたことを追い風に、世界最大のIPネットワークにまで発展した。2007年には、1分当たりの年間通信量が、全世界で2,000億ボイス・ミニッツ(分単位での音声トラフィックの取引)に到達。2008年には、「4,000億ボイス・ミニッツにまで倍増する」と見られている。

一方のリライアンス・グローコムは、総延長6万5,000キロメートルのIP対応光ファイバー・ネットワークを通じて、IP技術による次世代電話網(NGN)を提供中。今回の提携では、市場参入の迅速化、国際通信用ハブの増設促進、VPFネットワーク活用件数の増加、音声サービスに関する営業展開についても、ステルスと共同で事業を進めるという。

リライアンス・グローコムでは今後、NGNの信頼性を高めるとともに、NGNで提供中の商品・サービスの組み合わせを増加。NGNのエンドユーザーを対象に、VoIPの価値やコスト便益の向上を目指す。

ステルスでは、今回の提携を機に、リライアンス・グローコムの光ファイバー・ネットワークをVPFのVoIPに利用する予定。また、VPFのサービスを拡大する地域では、普及済みの公衆交換電話網(PSTN)に接続できる終端装置(VoIPアダプター)を提供し、サービス地域を50カ国にまで増やす模様だ。

VPFについては、サービス地域を拡大できた場合に、さまざまなメリットが生じることが予想される。まず、サービス拡大地域から参入する通信会社は、プラグイン・プレイ方式のVoIPプラットフォームを魅力的なコストで導入できる。また、世界最大のIP対応海底光ファイバー・ネットワークを利用できることから、通話音質の向上も期待される。

さらに、VPFのサービス地域が50カ国にまで増えれば、リライアンス・グローコムの先進的なNGNサービスにも好影響を及ぼす可能性がある。これは、 NGN向け商品・サービス構成の充実に加えて、既存のPSTNと完全に接続できるVoIPアダプターの品質向上が見込めることによる。
http://indonews.jp/2008/06/voip.html

2008年6月14日土曜日

リモートアクセスASPバンドルのレンタルPCパッケージ

リモートアクセスASPバンドルのレンタルPCパッケージ
横河レンタ・リース株式会社(YRL)は、1台/1ヵ月から導入でき、直ちに持ち
出しPC対策が可能なPCのレンタルパッケージ「持ち出しPC対策パック 〜
MagicConnectレンタルサービス〜」を、提供する。

 「持ち出しPC対策パック 〜MagicConnectレンタルサービス〜」は、NTTアイティ株式会社のリモートアクセス用ASPサービス「MagicConnect」をバンドルしたPCのレンタルパッケージ。「MagicConnect」は、インターネット上で安全に通信を行なうための中継管理サーバをASPで提供することにより、社内への機器設置不要で社外の持ち出し専用PCからオフィスのPCにリモートアクセスすることができる。

 持ち出しPCは軽量モバイルPCも選択でき、PCにインストールされているのはOSのみで、設備導入やファイアウォールの設定変更、アプリケーション/データの用意は不要で、手間を抑えて持ち出し専用PCを用意することができる。PCにUSBキーを挿し、プログラムを起動することで使用することができる。リモートデスクトップで自席の社内PCを操作するため、普段の使い勝手を持ち出すことができる。また、専用USBキーとID/パスワード認証で"なりすまし"を防止できるほか、通信データが暗号化され、持ち出しPCには画面イメージのみ表示されるため、情報の持ち出しを防ぐことができる。なお価格は、1ライセンスの初期費用が1万5000円、PC1台のライセンスの月額レンタル料が2500円となっている。
http://www.keyman.or.jp/3w/prd/87/20022587/

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2008年5月3日土曜日

シンクライアント端末導入キット

シンクライアント端末導入キット
「LB-C1/D1GTK」は、シンクライアント環境を、より手軽に検証、導入すること
ができるキットモデルで、省電力、省スペースなシンクライアント端末「LB-C1」、
VESA 対応液晶モニターの背面に設置するためのブラケット「LBKIT-C101」、日
本語キーボード、USB マウスがセットになっている。

価格は3万9,800円(税別)で、それぞれ単品で購入した場合と比べ最大40%程度安くなるという。
http://japan.internet.com/webtech/20080430/6.html

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2008年4月23日水曜日

IDC Japan、国内シンクライアント関連市場規模予測を発表

IDC Japan、国内シンクライアント関連市場規模予測を発表
シンクライアント専用端末の出荷台数は2007年の実績値で11万1,000台、2012年には67万台超となり、2007年〜2012年の出荷台数における年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は43.4%と高い成長率を維持し、関連サービスを含めたシンクライアントソリューション市場規模は、2012年には1,770億円に達するとIDCでは予測しています。さらにシンクライアント化端末を含めると、出荷台数は2007年の実績値で19万1,000台、2012年には110万台に達するとみています。詳細は・・・・
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=187479&lindID=1
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2008年4月16日水曜日

フリービット、生体認証型「MyVPN USBノード」を地方自治体向けSaaSに提供

フリービット、生体認証型「MyVPN USBノード」を地方自治体向けSaaSに提供

フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下
フリービット)は、指紋認証付きUSBメモリ1本でフレキシブルなVPNが利
用できる「MyVPN USBノード」を、本年4月より株式会社BSNアイネッ
ト(本社:新潟県新潟市中央区、代表取締役社長:川崎嘉朗、以下BSNアイネッ
ト)が開始した、地方自治体向け財務会計業務利用サービス「venas mi
nt」のSaaS(※)版アクセスプラットフォームとして提供開始いたしまし
た。
 また、本サービスのファーストユーザーとして、北海道夕張市への導入が決定いたしました。

 BSNアイネットの「venas」は、既に全国100以上の自治体、外郭団体で採用されている財務会計システムです。従来は当システムを利用者向けに環境構築する必要がありましたが、フリービットのASP型VPNサービス「MyVPN USBノード」による指紋認証とVPNの利用により、安全な通信経路を確保し、システムや情報をデータセンターでセキュアかつ簡単に一括管理できるようになりました。
 一方、ASP・SaaSの普及促進を総務省も取り組んでいることから、地方自治体ではASP・SaaSとして提供が受けられる財務会計業務利用サービスを検討しており、地方自治体という特性からセキュリティ面の克服が重要な課題でありました。

 このようなニーズもあり、BSNアイネットではコスト削減効果のあるSaaS型の財務会計システム「venas」をフリービットの「MyVPN USBノード」と組み合わせることで、セキュリティ面の対策を強化しSaaS導入の際の懸念事項を払拭することで、このたびの夕張市への提供が可能になりました。

 「MyVPN USBノード」をご採用頂くことによるメリットは以下の通りです。

・「MyVPN」で構築した専用VPN網によって、機密性のニーズが高い行政情報システムへの改ざん、盗聴、なりすましの防止が可能。

・生体認証により個人を特定する為「いつ、だれが利用したか」等のログ情報の取得が可能。

・「MyVPN」の利用により、VPN専用設備の用意や運用管理なども不要。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=186961&lindID=1

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2008年4月12日土曜日

モバイル USB シンクライアント

モバイル USB シンクライアントのサスライトは2008年4月9日、シンクライアントソリューション「SASTIK III Thin-Client Layer」の販売を開始した。

セキュリティポリシーを維持したまま、ユーザー個人の仕事環境を構築できる。

同社の USB デバイス「SASTIK」 を装着した PC に一時的な作業エリアとなるシンクライアントレイヤを仮想的に構築、作業はすべてこのシンクライアントレイヤで行われ、使用後はレイヤごと消去されるので、情報が漏洩する恐れはない。

また、サーバー側の設定で、従来製品の懸念事項であったファイルのクライアント PC 側への保存を、禁止できるようにした。

さらに、作業で使用するアプリケーションや OS は、クライアント側 PC にある既存のものを使用できるため、サーバー用にに OS やアプリケーションを別途購入する必要はないので、初期導入費用をかなり低く抑えることができる、とのことだ。
詳細は・・・・
http://japan.internet.com/webtech/20080409/4.html

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2008年4月5日土曜日

Classmate PC

Intelが第2世代の「Classmate PC」を発表,世界の教育市場をターゲットに
米Intelは中国で現地時間2008年4月3日,教育市場をターゲットとした低価格ノート・パソコン「Classmate PC」の第2世代モデルを発表した。Classmate PCは,インターネット用途に特化して機能を縮小した低価格パソコン。従来の7インチ型ディスプレイに加えて9インチ型ディスプレイ搭載モデルを用意する。

 第2世代モデルは,米Intelの「Celeron M」プロセサを採用。Wi-Fi(IEEE802.11b/g),メッシュ・ネットワーク機能を備え,OSはWindows XPとLinuxをサポートする。上位モデルでは,9インチ型ディスプレイ,512Mバイトのメモリー,30GバイトのHDD,Webカメラを搭載する。

 現行ではCeleron Mを採用した構成となっているが,将来的には同社の小型情報機器向け低消費電力マイクロプロセサ「Atom」を採用する予定だという。

 米New York Times紙オンライン版によれば,Classmate PCの新モデルは2008年4月中に発売される予定だという。価格は300〜500ドルの範囲になる見通し。発展途上国市場のほかに,米国の子供向け市場もターゲットに含まれているという。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080404/297975/?ST=ittrend

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ノートPCの代替になる「モバイル・シン・クライアント」

ノートPCの代替になる「モバイル・シン・クライアント」
紛失による情報漏えい事故の発生を恐れ,ノートPCの社外への持ち出しを禁止する企業は多い。ノートPCの価値は持ち運べることにあるわけだが,情報漏えいで生じるリスクを考えた場合,やむを得ない措置なのだろう。

 情報漏えい対策としてハード・ディスクの暗号化ソフトを使う方法もある。だが,ある企業のパソコン管理の担当者は「紛失時に,本当にデータが暗号化されていたのかどうかを確認できない点に不安が残る」という。結局,安全性を追求するとノートPCの持ち出し禁止措置に行き着かざるを得ない。

 しかし最近,この状況を変えるシステムが登場している。携帯電話の高速データ通信サービスとシン・クライアントを組み合わせた「モバイル・シン・クライアント」だ。

 シン・クライアント自体は端末管理のコストを削減するシステムとしてすでに普及しつつある。モバイル・シン・クライアントは,このシン・クライアントをモバイルの世界でも実現しようというものだ。シン・クライアントでは端末側にデータを残さないので,端末を紛失しても情報漏えいの危険性はない。

 モバイル・シン・クライアントを支えるのは,イー・モバイルやNTTドコモ,ソフトバンクモバイルが提供する高速のHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)サービスである。各社は理論値で下り最大3.6M〜7.2Mビット/秒のサービスを提供しているが,実効速度でも下り1Mビット/秒以上のスピードを期待できることが多い。下り帯域が1Mビット/秒あれば,シン・クライアントの利用には十分である。イー・モバイルやNTTドコモの定額サービスを使えば,通信費も月数千円で済む。

 先日,筆者はサイボウズ・メディアアンドテクノロジーで,同社が販売するモバイル・シン・クライアントを使う機会を得た。回線はソフトバンクモバイルのHSDPAサービスで,測定サイトで計測すると,下り1.01Mビット/秒の実効速度が出ていた。

 いくつかのソフトを使ってみたが,WordやExcel,PowerPointであれば,通常のローカル・ハード・ディスクから起動した場合と使い勝手はほとんど変わらなかった。Webの閲覧では,Flashアニメの部分や,ページのスクロール時などで多少ぎこちない動きになるが,それほど気になるレベルではなかった。画面の書き換えが多い動画やアニメーションを多用するソフト以外であれば,HSDPA+モバイル・シン・クライアントの組み合わせで,ノートPCとそれほど差のない操作性を実現できそうである。

 モバイル・シン・クライアントの場合,下り方向で発生する通信は画面の差分情報だけ,上り方向はキーやマウスの入力情報だけだ。Wordや Excelなど,業務で使う一般的なソフトの利用であれば帯域を大量消費することはないので,無線区間の負荷はそれほど大きくないはずだ。携帯電話事業者にとっても歓迎できるアプリケーションだろう。

 ノートPCの利便性・携帯性と情報漏えい対策を両立させたい企業にとって,モバイル・シン・クライアントが一つの解になりそうだ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080401/297725/?ST=keitai

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2008年4月4日金曜日

提供料金の詳細

提供料金の詳細が明らかになった。センター回線にアクセスする拠点を,同一県
内だけに限るか,東日本/西日本エリア全体を対象とするかで料金水準が変わる。

 センター側が100Mビット/秒の場合,県内限定は月額57万7500円。東日本/西日本エリア全体の場合,月額160万6500円である。センター回線に1Gビット/秒インタフェースを導入すれば,契約速度を100Mビット/秒単位で1Gビット/秒まで選べる。加算料金は,100Mビット/秒ごとに県内限定が月額6万9300円,東日本エリアが36万6000円(西日本エリアは109万8300円)となる。

 既存サービスのフレッツ・オフィスでは,例えば東日本/西日本エリア対象の100Mビット/秒のセンター回線は月額190万円前後かかっていた。 NGNサービスの方が約30万円安くなっている。センター側回線は,(1)NTT東日本ビル内のハウジングスペースにユーザー設備を持ち込む場合と,サービス提供エリア内で,(2)ユーザーのネットワークに接続する場合の2種類の接続形態がある。(2)の場合,月額料金に2万1000円を上乗せする。提供エリアは当初,東京,神奈川,千葉,埼玉の一部地域のみ。順次拡大する。

新しい広域イーサは県間通信と東西間の通信が可能に

 イーサネット機器を接続できるWANサービスとしては,「ビジネスイーサワイド」を新たに提供する。提供エリアは,当初は東京都内と大阪市の一部地域のみ。既存サービスの「ビジネスイーサシリーズ」と比べると,県境をまたぐ県間通信と,NTT東西間の相互接続が可能になっているのが特徴である。

 また,オプション・サービスとしてアクセス回線と回線終端装置を冗長化する「デュアルアクセス」が新たに加わり,ユーザーが指定した優先順にデータを送り出すQoS(quality of service)機能が,これまでの3段階から4段階で指定できるようになった。

 アクセス回線の速度品目は1M,10M,100M,1Gビット/秒の4種類。料金は,(1)ネットワークを構成する拠点ごとに必要となる回線終端装置利用料,(2)アクセス回線利用料,(3)収容局グループごとに必要な中継設備利用料,(4)県内で複数の収容局グループ間を結ぶのに必要となる県内中継回線利用料,(5)複数の県に拠点がまたがる場合に必要な県間中継回線利用料,(6)東西間を結ぶのに必要な事業者間中継回線利用料---を合算して算出する。

 料金は東日本地域の場合,(1)が100Mビット/秒品目で月額1050円,1Gビット/秒品目で月額5250円,(2)が100Mビット/秒品目で月額4万2000円,(3)がアクセス回線の合計1Gビット/秒ごとに月額10万5000円,(4)が100Mビット/秒品目で月額12万6000 円,(5)が100Mビット/秒品目で月額63万円,(6)が100Mビット/秒品目で月額52万5000円など。既存サービスと比べると県内利用部分が多少安くなる。
詳細は・・・・
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080328/297442/

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2008年3月27日木曜日

次世代IP電話ソリューション!?世界中どこからでも内線電話で連絡網 モバイル・テクニカ

次世代IP電話ソリューション!?世界中どこからでも内線電話で連絡網 モバイル・テクニカ
モバイル・テクニカが発表した、先進的なFMCソリューションのUbique Node(ユビークノード) IRS/PRSを導入した企業は、インターネットに接続できるところであれば、どこからでも企業内のSIP内線電話システムにつなぐことができ、内線電話で話すことが可能となる。

国内、国外を問わず、出張者の多い企業や、各営業所などとの拠点との電話通信に対して、劇的なコスト削減と高い利便性を容易に実現する。
同時に企業の通信システムとして極めて高い投資効果を実現する。

通信経費の削減ソリューションとしては、IP電話がトレンドであるが、通話品質の確保が困難だったり、業務用IP電話機の価格が高価なため、イニシャルコストが膨大となり、二の足を踏んでいる企業も多い。

Ubique Nodeを導入すれば、これまで出張時などの外出時に、ホテルの通信システムや携帯電話の外線電話を利用していたコミュニケーションをIPの内線電話に置き換えることで、従量課金の部分が不要になるなど劇的に通信コストを下げることができる。
また、社内のコミュニケーションは、どこからでも内線電話で可能になるため、電話帳の活用など、利便性が増し、外線発信も発信先に近い事業所の電話を使用することが可能となる。
また、業務システムとの連携が容易になり、相乗効果による業務効率の向上が実現する。

これだけの効果を考慮すれば、今までIP電話導入に二の足を踏んでいた企業も、一気にこのソリューションに乗り換えることで、優れた投資効果が得られるものと期待される。

http://japan.techinsight.jp/2008/03/sanada200803251918.html

2008年3月24日月曜日

クライアント上の処理の集約(シンクライアント)

次期システムで「利用を検討中」の比率のトップは,現行システムについての回答でもトップの「クライアント上の処理の集約(シンクライアント)」(現行21.7%,刷新後20.0%)。「連結会計、管理会計」が12.9ポイント増(現行3.8%,刷新後16.7%),「経営戦略支援(BI/DWH、社内ポータルなど)」が10.9ポイント増(同5.8%,16.7%),「内部システム間接続」が10.1ポイント増(同4.9%, 15.0%)。回答数の増加では「情報流通・共有」が28票増,「内部システム間接続」が18票増,「Webサイト」が15票増の順である。

 刷新後の次期システムで,SaaSを「全面的に利用」とした回答の比率は16分野の平均が2.6%,「一部に利用」は5.1%と,3月21日付け記事で紹介した「アウトソーシング」の3分の1程度。ただし刷新後の次期システムでSaaSの「利用を検討中」の比率は「アウトソーシング」と同率の12.2%だった。ベンダー/インテグレーターとしては「内部システム間接続・統合」や「連結会計」分野をSaaSビジネスの狙い目として,2008年の新規事業戦略に盛り込む価値はあるかもしれない。
詳細は・・・・・
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20080319/296554/

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2008年3月14日金曜日

「Business Port Support Program」は、アプリケーションパートナーのSaaS型サービス提供を推進するプログラム

「Business Port Support Program」は、アプリケーションパートナーのSaaS型サービス提供を推進するプログラム
KDDIとマイクロソフトは3月13日、パートナー支援プログラム「Business Port Support Program」を活用して、SaaS(Software as a Service)型サービスを提供するアプリケーションパートナーを決定したと発表した。

 「Business Port Support Program」は、アプリケーションパートナーのSaaS型サービス提供を推進するプログラムで、マイクロソフトが、KDDIのほか、富士通、GMOホスティング&セキュリティ、NTTPCコミュニケーションズの4社と協力し、SaaS型ビジネスへ参入する企業を支援する「SaaSインキュベーションセンタープログラム」のフレームワークを活用している。

 今回、エヌジェーケー、エンタシス、オービックビジネスコンサルタント(OBC)、GCT研究所、ソフトブレーン、ピー・シー・エーの6社をアプリケーションパートナーに決定。KDDIとアプリケーションパートナー6社は、「Business Port」の業務アプリケーションを秋以降に、順次提供していくことで合意した。

 同日、その中の1社であるGCT研究所は、「Business Port Support Program」における最初の業務アプリケーションの1つとして、純国産SaaS型ERP「Just-iS(ジャスティス)」を発売すると発表した。

 「Just-iS」は、ユーザー企業が必要とするアプリケーションの機能を、業務メニューの単位で自由に選んで利用できるオンデマンドの「リアル SaaS」サービス。価格は、利用人数と使用する業務の範囲に応じた月額従量課金制で、導入時のカスタマイズの際、画面やシステムの内部に変更を加える「モディファイ」を無料で提供する。なお、まずはSeasonβとして、Suica/PASMOなどのデータを活用した「自動旅費精算フロー」を4月1日にリリースし、08年秋以降の「Business Port」での提供開始時には、「受注・販売フロー」「商品購買・在庫フロー」「リソース調達フロー」などを順次リリースし、その後も拡張していく計画。

http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000056021,20369401,00.htm

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2008年3月12日水曜日

NTT東、NGN参画企業支援で相談窓口開設−分担機能を検討

NTT東、NGN参画企業支援で相談窓口開設−分担機能を検討

NTT東日本は31日に商用サービスを開始する次世代ネットワーク
(NGN)を利用してサービスの提供を検討する企業向けの
専門相談窓口を開設する。NGNと参画企業のシステムとを
接続する方法や課金システム、著作権管理(DRM)など事業化に
必要な機能をどう分担するかといった相談に対応。参画企業の
早期のサービス提供を支援する。
 NTT東西地域会社が構築するNGNは、他事業者の接続点
として通信事業者との接続に対応する網間インターフェース「NNI」
と、コンテンツ配信やサービス提供事業者との接続点となる
アプリケーションサーバ・網インターフェース「SNI」を用意。
NTT東は他事業者にNGNをオープンに開放することを表明
しており、NNI、SNIいずれの接続にも対応する。
今回設置する相談窓口は主にSNIで接続し、サービス提供を
検討する事業者に対応する。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0220080312068bfad.html

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2008年3月11日火曜日

フィットクライアント

「フィットクライアント」時代到来か−RIAでリードを狙うAdobeのAIR

 ついにAdobe Systemsが「Adobe AIR」をリリースした。同時にリリースした開発フレームワーク「Adobe Flex 3」と併せて、AIRアプリケーションの開発を促進する。同社が「Apollo(開発コード名)」としてAIR構想を発表して1年半。AIRでAdobe はRIA(Rich Internet Applications)時代の王座を狙う。


 AIRはデスクトップアプリケーションおよびウィジェットの実行環境で、「WebKit HTML」エンジン、仮想マシンの「Tamarin ActionScript Virtual Machine」「SQLite」などで構成される。AIRをインストールすることで、オフラインでもアプリケーションを動かせるというのが最大の特徴だ。

 開発者は、既存のスキルを生かしてデスクトップアプリケーションを開発できる。ユーザーにとっては、OSやWebブラウザ、プラグインを意識せずアプリケーションを利用できるようになるというメリットがある。

 AdobeのAIRローンチをメディアは大きく報じたが、このリリースは実際にどんなインパクトを業界に与えるのだろうか?

 「AIRのリリースは一大イベント」とするのは、ニュースサイトのThe News&Observerだ。同サイトでは、"コンピュータの使い方が変わる"という点でAIRが重要だとしている。eBayが作ったAIRアプリケーションを例に、オフライン機能を絶賛。「Google Spreadsheet」など従来のオンラインアプリケーションにみられた短所をカバーできるとしている。

 これを「フィットクライアント」時代の到来と呼ぶ者もいる。Ajaxの延長という観点からAIRを見るAjax World Magazineの記事は、Ajaxの限界をカバーする技術として、AIRの登場に期待を寄せている。Ajaxは、ユーザーの使い勝手を大きく改善したが、オフラインとオンラインのやりとり、Webブラウザの依存などの限界があった。

 Ajax World Magazineは、AjaxはGartnerが言う"ハイプ曲線"(技術に対する期待値の推移)で「流行期」(期待のピーク)を過ぎた「反動期」に入っているとした上で、Burton Groupのアナリストが予言した「フィットクライアント」の時代に入った、と指摘している。


 フィットクライアントは、「ファットクライアント」と「シンクライアント」の混合型で、ファットクライアントのローカルの処理能力とオフライン機能、シンクライアントのWebアプリケーションを組み合わせたものだという。Gartnerもこれを、Ajaxの限界を補うものであるという見解を示している。

 Linux陣営の期待も大きい。AIRは現在、Windows版とMac版のみだが、Adobeはオープンソースを強化しており、AIRを Linuxに対応させる計画を明らかにしている。InformationWeekでは、AIRのようなランタイム環境によって、LinuxでもRAD (Rapid application development)が可能になると分析している。AIRアプリケーションはプラットフォームにあまり依存しない。これはデスクトップLinuxにとっても朗報となるのだ。

 「(AIRの)企業へのメリットはROI」だとするIDCのアナリストのコメントを引用したFlex Developer's Journalは、オフラインでも動くサービスはロイヤリティを高めるとしている。電子商取引サイトなら、「(RIAが実現する)製品のビジュアル化で、顧客は購入する製品をより理解でき、クロスセル(他商品交差販売)やアップセル(上位商品販売)につながる」という。

 ただ、こうした賞賛や期待が多い中で、ローカルとのやりとりから来るセキュリティ問題の懸念を指摘する声もある。このあたりは、さらに分析が求められる。
詳細は・・・・・・
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/infostand/2008/03/10/12434.html

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2008年3月9日日曜日

ステートレスWindows? ステートレスLinux

ステートレスLinuxは、物理的なシステムから「設定」を
解放しようとする試み。
具体的には、個別のマシンに保存されているユーザーデータや
アプリケーションデータを、ネットワーク上に移し、どこからでも
参照可能にしようとするもの、詳細は・・・・・・
http://d.hatena.ne.jp/yasuoyamasaki/20051207

この考え方とおなじようなことをWindowsでおこなうことは、ADを使えば
できることはわかるのだが・・・・・・
モバイルでもうまく動くようにもしたいしね〜
どこかに良いプロダクトがないのでしょうか

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2008年3月8日土曜日

シン・クライアントをNGNに接続するだけで即座に端末が利用可能

シン・クライアントをNGNに接続するだけで即座に端末が利用可能になる
回線認証と個人認証を利用。セットアップやOSのバージョン・アップ,セキュリティ対策などはすべてデータ・センター側で作業するので,ユーザー側に負荷がかからない。
詳細は・・・・・・
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071121/287778/

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NGNとIPv6インターネットは併用できないって知ってました?

NGNとIPv6インターネットは併用できないって知ってました?

2008年3月末、NTT東西地域会社は、いよいよNGN(Next Generation Network)サービスを開始する。その東西NTTのNGNサービスと、IPv6インターネットが併用できないことをご存知だろうか。

もちろん東西NTTは、NGNでも従来のフレッツと同等のプロバイダとの接続サービスを提供する。プロバイダのIPv6インターネットとも接続できるようになるはずだ。しかし実際にNGNとIPv6インターネットを併用しようとすると、1台のパソコンにNGN用とインターネット用のIPv6アドレスが割り当てられる「IPv6マルチプレフィックス」という現象が発生する。この結果、2つのアドレスの使い分けがうまくいかなくなり、正常に通信できなくなるのだ。
経路と送信元アドレスの選択ができない

1台のパソコンに2つのアドレスが割り当てられることで、どのような問題が発生するのだろうか。大きな問題は2つある。(1)経路選択問題と、(2)送信元アドレス選択問題だ。

(1)の経路選択問題は、NGNに送るべきパケットをインターネットに送ったり、インターネットに送るべきパケットをNGNに送ってしまう問題だ。 NGNには、インターネットと同じ体系のグローバルIPアドレスが割り当てられている。また、NGNを介して通信する相手は、独自にIPv6アドレスを取得するASPだったり、別のアドレス・ブロックを使う他の通信事業者の配下のユーザーだったりする可能性がある。

このためパソコンやルーターは、あて先のIPアドレスだけを見ても、パケットをどちらに転送すればよいかは、正確には判断できない。NGN用とインターネット用のルーターが別になっている場合、パソコンが転送先のルーターを間違ってしまう可能性がある。また1台のルーターがNGNとインターネットの両方につながっている場合、ルーターが転送先を誤ってしまう可能性がある。このようにして転送先を間違えてしまうと、パケットは決して相手には届かない。 NGNとインターネットはつながっていないからだ。

(2)の送信元アドレス選択問題は、パケットの送信元アドレスの選択を誤ってしまい、通信相手が返信しようとして送ったパケットが自分の元に届かなくなるという問題だ。IPv6では、送信元アドレスの候補が2つ以上あるとき、プレフィックス(接頭部分)が通信相手のアドレスのプレフィックスになるべく近いアドレスを、送信元アドレスとして選択する。このルールを「ロンゲスト・マッチ」という。このルールを適用すると、NGNに送るパケットの送信元アドレスにインターネットから割り当てられたアドレスを使ってしまう、あるいはインターネットに送るパケットの送信元アドレスにNGNから割り当てられたアドレスを使ってしまうことがあり得る。
詳細は・・・・・・
http://www.nikkeibp.co.jp/news/it08q1/563006/

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最短18秒起動を誇る高速ネットワークブート型シンクライアント

最短18秒起動を誇る高速ネットワークブート型シンクライアント
IVEX Managed Thin Client Appliance(IMTC)は、インストールレスで、既存PCを
シンクライアント端末に変えるシンクライアント環境構築アプライアンスです。
ネットワーク上にアプライアンス機器を設置するだけで、同一ネットワークのPC
端末をシンクライアント端末に変えられるため、新たにシンクライアント専用端
末を導入する必要が無く、面倒な作業が発生いたしません。詳細は・・・・・・
http://www.networld.co.jp/news/press2008/0229.htm
http://www.ivex.jp/products/managed_thin_client.html

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「Eee PC」ベースの法人向けシンクライアント・ソリューション

 アドテック(林芳弘社長)とソフトブレーン・インテグレーション(SBI)は3月3日、モバイルインターネットデバイス「Eee PC」と、SBIのモバイルインターネット回線をパッケージにした法人向けシンクライアント・ソリューションを共同で展開していくと発表した。

 「Eee PC」は、7インチ液晶を搭載する920gのモバイル端末。アドテックは、「Eee PC」をSBIに提供し、SBIは企業向け簡易シンクライアント・ソリューションとして3月1日から販売を開始した。

 SBIは、「Eee PC」を法人向けWeb専用PCと位置づけ、高額なサーバー投資が不要な、簡易シンクライアントPCとして提供。同社の「eセールスマネージャー」をはじめとするアプリケーションをオンデマンドで提供し、コストパフォーマンスやセキュリティ、モバイル性の高いビジネスソリューションを構築する。
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200803040015.html

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シンクライアントシステム導入による「テレワーク試行・体験プロジェクト」の結果

シンクライアントシステム導入による「テレワーク試行・体験プロジェクト」の結果

そんな中、総務省と厚生労働省が2007年11月から2008年1月にかけて共同で行った施策に「テレワーク試行・体験プロジェクト」がある。同プロジェクトでは、公募で集められた約100の企業/地方公共団体がUSB認証キーをパソコンに挿入するだけで、セキュアな環境による社内システム接続が可能になる"シンクライアントシステム"を利用したテレワークを試行。シンクライアントシステムとは、会社に設置するクライアントサーバと、自宅に設置するクライアント端末により構成され、動作は双方の端末が一体となって行われるが、情報処理はすべてサーバ側で実行され、端末側はキーボード操作と画面情報のみを送信し、ハードディスクの有無にかかわらずデータが残らない仕組みになっている。端末の紛失/盗難/不正操作などへのセキュリティ対策がすべての端末で一定レベルに維持できるのが特長だ。

藤本氏は「結果は、取りまとめ中だが、参加企業にはサービスをそのまま続けたいというところもある」と、概ね肯定的な結果が得られたことを示唆した。また、総務省では、そのほかにも全国5カ所の自治体で、IPv6を活用したテレワークシステムや、SaaSを用いたテレワークアウトソーシングシステムなどの実証実験を行っていることを紹介した。

また、総務省では育児/介護に携わる職員を対象に、2006年10月から中央省庁でははじめてテレワークを本格導入し、翌年5月からは対象を全職員に拡大している。「欧米、特にアメリカでは、テロや鳥インフルエンザなど、危機管理という観点でもテレワークが普及している。そういう意味では、中央省庁こそテレワークが必要」と、自らの考えを述べた。さらに、総務省ではテレワーク推進のための環境整備以外の施策として「テレワーク環境整備税制」を 2007年度に税制支援措置として創設している。これにより、2007年4月1日から2009年3月31日の間、シンクライアントシステムやVPN装置など、テレワーク関係の設備の導入を行う、法人/個人事業者は、取得後5年度分の地方税について課税標準を3分の2になるという。

テレワーク推進の社会的意義

テレワーク推進にあたっては、さまざまな省庁がそれぞれの角度から取り組みを行っているが、中でも総務省のアプローチは、ICT(情報通信技術)の活用にある。総務省では、2010年までにブロードバンドの世帯普及率目標を100%に掲げており、テレワークの推進とブロードバンド化は切り離せない施策だと言える。藤本氏は「昔のようにブロードバンドがない時代ではなく、今まさにテレワークが行える時代が来た」と語った。さらに「テレワークは環境負荷経験の効果もある。今年から今日と議定書でもCO2など温室効果ガスの削減目標が定められており、ITU(国際電気通信連合)でも「気候変動とICT」として定量化による評価が行われる」と、拡大しつつある、テレワークの社会的意義を強調した。
詳細は・・・・・・
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/03/04/nec-telework1/

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2008年2月29日金曜日

ネットワールドとアイベクス、ICカード認証対応のシンクライアント構築製品

ネットワールドとアイベクス、ICカード認証対応のシンクライアント構築製品
株式会社ネットワールドとアイベクス株式会社は2月29日、ICカードによるログイン認証に対応したシンクライアント構築アプライアンス「IVEX Managed Thin Client Appliance(以下、IMTC)」を発表した。同日から販売を開始する。

 IMTCは、ネットブート型のシンクライアント環境を構築する製品。PCの起動時にキーボードの特定ボタンを押しておくだけで、同一ネットワーク内のIMTCから必要なソフトを自動ダウンロードし、シンクライアントを実現。最短18秒で起動が完了するという。

 構築したシンクライアント環境では、ICカードやUSB認証機器などとの柔軟な連携が可能。特に「シンクライアント端末向けにドライバが提供されていなかった」(ネットワールド)ICカードを、ログイン認証に利用できるのが大きな特長という。DNPのPKIドライバ対応ICカードを推奨している。

 そのほかIMTCには統合管理版が用意されており、複数のIMTCを導入する場合に、IMTCやシンクライアント端末の情報を一元管理することも可能とのこと。

 IMTC本体価格は通常版・統合管理版ともに16万円(税別)/台、ユーザーライセンス価格は2万2000円(同)/クライアント。

http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/hardware/2008/02/29/12369.html

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2008年2月28日木曜日

フレッツ光ネクスト

現段階で、NGN上のサービス提供を表明しているのは、ぷらら1社。
スタート時点のサービス提供企業も「数社」(東日本幹部)に
とどまる予定。このためNTTは、参加企業を育てる100億円規模の
ファンドをつくってベンチャー支援に乗り出している。

一方、10年ごろにサービスが充実してきたら、NTTは現在の
光回線加入者についても無償でNGNへの移行を進め、
システム全体の切り替えを図る考えだ。

http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200802270392.html

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Thin Client (シンクライアント)LB-C1シリーズ

* 完全ファンレス仕様で無音化
* デスクトップPCを遙かに下回る消費電力
* 業界最小レベルの本体サイズ
* カードスロット等を排除し、セキュリティ向上
* 安心の国内生産
幅と奥行きが13.5cm、厚さ3.0cmという超小型サイズで、CPUには「AMD Geode? LX 800@ 0.9W プロセッサ」を搭載し、ファンレス化による静音性と低消費電力によるランニングコストの低減を実現します。スリムな筐体は、オプションのVESAブラケットを使って液晶モニタの背面に実装することもできます。

また「LB-C1シリーズ」は、指紋認証付きUSBメモリから起動する株式会社アイズ(本社:三重県伊勢市)の「iZE Thin Client(アイズシンクライアント)ソフトウェア」を実装したシステムにて動作検証済みです(iZE Thin Clientは、推奨ソフトウェアです)。セキュリティと堅牢性が高く、安定性と柔軟性を両立した国産ソフトウェアiZE Thin Clientと、ロジテックの低消費電力で省スペースのクライアント端末の組み合わせにより、高度な情報漏洩対策を可能にします。

■株式会社アイズ http://www.ize.co.jp/
■iZE Thin Client http://thinclient.ize.co.jp/

両社の協業により、情報漏洩対策およびTCO削減が求められる新しい時代のビジネス環境に、最適なソリューションを支えるシンクライアント端末を企業様および官公庁様へご提案致します。

LB-C1は極めて低負荷な設計のシンクライアント端末です。
アイドリング時点ではデスクトップPCの約1/10の省電力性を誇ります。もちろんピーク時でも省電力性にあまり変化がないよう、安定性を重視して構成されています。
社内の使用クライアントをデスクトップからLB-C1に置き換えれば置き換えるほど、毎月の電気代が安くなることが見込めます。
http://www.logitec.co.jp/products/thinclient.html

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2008年2月23日土曜日

構図が変わる 第1章 ASP was born(1)

そもそも、ASP、アプリケーション・サービス・プロバイダというビジネスモデルを考え出したのは米国シトリックス・システムズ(以下、米国シトリックス)である。その漠然とした考えは、すでに米国シトリックスの中では1998年初頭ごろからあったようだ。
株式会社エム・ピー・テクノロジー代表取締役社長の吉本万寿夫氏

 それを証言するのは、株式会社エム・ピー・テクノロジー代表取締役社長の吉本万寿夫である。当時、吉本は米国シトリックスの日本法人設立の手助けをしていた。具体的には、米国企業の日本進出をサポートする企業が米国シトリックスから仕事を受注し、そこの社長と個人的に親しい吉本が手伝ったということなのだが、米国シトリックスの日本法人設立は、吉本にとっても待ちに待っていたことだった。エム・ピー・テクノロジーではそれまで、ネットワーク・コンピュータの初代モデルの原型となった英国エーコーン社シンクライアント端末を日本総販売代理店として扱っていた。その製品の中に入っていたのが、米国シトリックスの英語版WinFrameクライアントソフトウェアである。Windowsアプリケーションをサーバー側に置き、リソースの少ないシンクライアント環境で操作できるという同社のソフトウェアは、デモをすると必ず受けた。日本でも確実に市場はあると思われたのだが、いかんせん日本語版の開発予定がまったく立っていなかった。それがようやく日本法人を設立するという。シトリックス製品のディストリビューターでもあった吉本としては、これでやっとビジネスが本格的に始められるという思いだった。
 この一連の日本法人設立の動きの中で、米国シトリックスの会長であるエドワード・ヤコブッチが何度か来日した。彼はかつて米国IBMでOS/2を開発した責任者であり、米国では伝説的な人物である。そのヤコブッチが、あるとき吉本にふとこう漏らした。

「体育館みたいな巨大な施設の中に、大きなサーバーをずらりと並べた大規模なデータセンターを作って貸そうと思っているんだ」

「そのデータセンターで具体的に何をするというところまで彼は話さなかったが、今にして思えば、あの時点でASP構想の萌芽のようなものはあったのだと思う」(吉本)

 体育館に並ぶ巨大なサーバー群、という話を聞いて、吉本は直感的におもしろいアイデアだと思った。だが、そこでの話の主題は日本法人の設立に関してであり、会話はあくまで雑談程度のものだった。
 シンクライアントを活性化させたWinFrame

 吉本がその頃進めていたエーコーンのシンクライアント端末の商談の一分野に、地方自治体があった。住民サービスや地域開発の一環として、PCより操作のやさしいシンクライアントを利用できないかと考えた地方自治体は多く、有望な市場といえた。ここでシステムインテグレーションを行っていたのが株式会社 NTTデータ 公共地域ビジネス事業本部。その部員である奥野克仁はマシンのデモなどでよく吉本と行動を共にしていた。
シンクライアントであるWinFrameの可能性に魅せられた人物の一人、NTTデータの奥野克仁氏

 吉本と奥野の出会いは、その数年前の神奈川県港北ニュータウンにおけるケーブルテレビプロジェクトにさかのぼる。それは約1000世帯の居住者向けにホームバンキング、エレクトロニック・コマース、ビデオ・オン・デマンド、ビデオカンファレンスなどのフルサービス機能をセット・トップ・ボックス型のシンクライアント端末で実現しようという意欲的なもので、数十億円もの予算がかかった一大プロジェクトだった。ただ、この頃のシンクライアント端末はまだPCを改良したもので、独自に開発したプログラムがサーバー側ではなくクライアント側にあった。そのために奥野は大変な思いをした。というのも、奥野はこの港北ニュータウンプロジェクトに企画から関わったメンバーとして、サービス提供期間中ももう1人のスタッフとともに自らテクニカルサポートを行ったのだが、不幸なことにこのセットトップボックスがよくダウンした。ソフトウェアが原因であることが多かったのだが、とにかく連絡を受けると、奥野たちは出向いていっていちいちソフトウェアを設定し直さなければならない。1000世帯もあると、それは毎日どこかしらで起こっていた。奥野らはサポートに追われ、きりきりまいをしていたのである。このとき、問題はクライアント側にプログラムがあることだと、奥野はつくづくと感じた。「これがサーバー側にあれば、何かあっても手元で再設定するだけで済むのに」そう思っていたという。

 だから、ずっと後になって英国エーコーンのシンクライアント端末に入っていたWinFrameを見たときは、奥野は「これだ!」と思い、即座に市場性を感じた。サーバー側にプログラムが載せられるうえに、しかも Windowsアプリケーションが動くから、すべてをゼロから開発する必要もない。専門技術者ではない多くの人々が関わる公共向けITサービスという分野では、特にこれは重要なことで、吉本と奥野は共に米国シトリックスの技術を追いかけた。
 サブスクライブ・コンピューティング

 1998年9月、米国フロリダ州オーランドで米国シトリックスはビジネスフォーラムを開いた。吉本と奥野はこれに参加したが、もちろんそれはMetaFrame(Windows NT 4.0バージョンの製品発表にともない、改称)の最新情報を入手するためだった。


 地方自治体向けとは別に、その頃吉本はミュージック・ビデオクリップなどをサーバーで制御してCDショップなどへ配信する映像配信事業に着手しようとしており、そのサーバーソフトウェアにMetaFrameの姉妹製品であるVideoFrameの採用を考えていた。そうしたビジネス構想を米国シトリックスのシンクライアント担当のディレクターに話すと、「あなたに興味を持ちそうな人間を紹介する」といって、ある人物を連れてきた。それが後に米国ASPインダストリー・コンソーシアムの会長となるトレバー・ケネディである。当時、彼は米国シトリックスでヤコブッチの下、新規事業のビジネスプランニングを担当していた。彼は、「まだコンフィデンシャルで通信事業者をひそかにまわっている段階なんだが」といいながら、サーバーに搭載したアプリケーションをネットワークを通じて多くのユーザーにペイ・パー・ユースで提供するというビジネスモデルを吉本に打ち明けた。そこには奥野もいた。ASPという名称はまだついていなかった。ケネディはそれをアプリケーションレンタルやサブスクライビング・コンピューティングという名前で呼んでいた。サブスクライビジングとは購読という意味だ。新聞を購読するようなイメージで、アプリケーションを購読スタイルで使おうというのである。

 話を聞いて、以前に大手のメインフレームメーカーにいた吉本は"昔の計算センターと同じ発想だ"と思い、若い奥野は"コンピューティング環境の革命だ"と思った。しかし、どちらも"これはきっと将来大きな潮流になる"と考えた点では一致していた。

 翌10月に開かれた米国カリフォルニア州モントレーでの米国シトリックスのビジネスフォーラムでは、同社は"サブスクライブ・コンピューティング"というタイトルのセミナーを行った。その時点でもまだコンフィデンシャルではあったが、公の場で同社がこのビジネスモデルについて言及したのは、これが初めてだった。この後、ケネディはASPインダストリー・コンソーシアムという業界団体の設立に向けて一気に走り出す。

 ちなみにアプリケーション・サービス・プロバイダ、ASPという名称は、ケネディが米国IT情報専門誌「インフォワールド」の記者に構想を話したとき、"そういうビジネスのことをどう呼ぶのか"と聞かれて、とっさに答えたものなのだという。これ以降、ASPはマイクロソフトのアクティブ・サーバー・ページズよりはるかに汎用性を持ったキーワードとして、IT業界を席巻していくことになる。

http://www.atmarkit.co.jp/fitbiz/rensai/asp01/asp01.html

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2008年2月18日月曜日

Powered by Postini

Google は5日、新たな企業向け Eメール セキュリティ製品シリーズ『Powered by Postini』をリリースした。2007年の Postini 買収で獲得したアプリケーションに基づくもので、従来の Google のオンデマンド型セキュリティ ソフトウェアに比べ、利用しやすい価格体系となっている。

Postini の創設者で、現在は Google の製品管理ディレクタを務める Scott Petry 氏は取材に対し、「複雑で分かりにくかった製品ラインを3種のアプリケーション群に整理し、価格も意欲的なものにした」と話す。

「以前のわれわれなら、機能ごとに価格設定し、もっと利益を得ようとしただろう。しかし、Google の傘下に入った今では、巨大な市場に到達できるよう、誰もが利用しやすい製品を目指した」と Petry 氏は説明する。

同製品シリーズでは、セキュリティおよびコンプライアンス関連サービスを『Google Message Filtering』『Google Message Security』『Google Message Discovery』の3分野に分けて提供する。

Google Message Filtering は、スパムやマルウェアなど、受信メールに関連した脅威に対応するもので、ユーザー1人あたり年額3ドルで利用できる。これについて Petry 氏は、2007年の1年間でスパムの量は2倍に増えたが、だからと言って「自分が IT 管理者なら、セキュリティアプライアンスのコストを2倍に増やしたいだろうか?」と話す。

代わりに、Google が提供するサービスとしてのソフトウェア (SaaS) とオンライン ストレージを利用すれば、IT インフラにかかるコストを増やさずに済むというわけだ。

次の Google Message Security は、Google Message Filtering の機能に加え、「高度なウイルス検知」、送信メールの処理、コンテンツポリシー管理といった機能を、ユーザー1人あたり年額12ドルの利用料で提供する。管理者はこのサービスを利用して、ポリシールールを適用することが可能だ。たとえば、社会保障番号やクレジットカード情報を Eメールで送信するのを防ぐことができる。

最後の Google Message Discovery は、Google Message Security の機能に加え、メッセージデータの1年間にわたるアーカイビング/保存/開示サービスを提供する。このサービスは、情報開示義務や法令順守への対応をより徹底させたい企業に向けたもので、料金はユーザー1人あたり年額25ドルとなる。
http://japan.internet.com/busnews/20080206/11.html

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2008年2月12日火曜日

海自のパソコン約3万台、「シンクライアント端末」に交換へ

海自のパソコン、「シンクライアント端末」に交換へ
海上自衛隊のすべてのパソコンが、情報の漏えいを防ぐため、2年間で記憶装置のない機種に交換されることになった。

 日本メディアが報じたところによると、防衛省は2010年までに、海上自衛隊の約3万台のパソコンを、「シンクライアント端末」と呼ばれる記憶装置のない機種に交換することを決めたという。この機種は、ハードディスクがないだけでなく、CD‐R やUSBメモリーなどの補助記憶装置も取り付けることができないため、海上自衛隊のサーバーに接続しなければ起動することもできない。さらに記憶装置がないため、サーバー上にある資料を個人的にダウンロードしたり、コピーしたりして外部に配布することも不可能になる。もちろん、わいせつな動画を回し見することも困難だ。

 防衛省は昨年初め、海上自衛隊員らがポルノ動画を回し見していた際に、最先端のイージス艦に関する情報を漏えいさせる事件が発生したのを受け、情報漏えいを防ぐためのシステム構築について研究してきた。

 この事件で、ポルノ動画ファイルに添付され外部に漏れた情報には、イージス艦の図面など、防衛省の最高機密に当たる情報が含まれていた。
http://www.chosunonline.com/article/20080211000023

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2008年2月9日土曜日

コンポジット型シンクライアント

コンポジット型シンクライアント
最近では、シンクライアント端末やソリューションの選択肢が増えてきており、
情報漏えい対策としてシンクライアントの導入を検討する企業や自治体が多くなっ
ています。
しかし、依然としてシンクライアントに対する課題により導入に至らない場合もあります。その課題の中でも、導入コストとアプリケーションの動作確認が大きな要因となっています。
コンポジット型シンクライアントでは、お客様の利用環境を考慮し、複数の構成方式を組み合わせることによってお客様ごとに最適なシンクライアント環境を実現します。

【シンクライアント導入に対する課題】
‐初期導入コストが高い
‐利用アプリケーションの評価が必要
‐動画、VoIPの対応
‐外部デバイスの利用(あるいは利用制限)ができない
‐帯域の問題(プリント時、拠点間)
‐リモートアクセスでの利用
‐操作性が悪い(ユーザによるソフトウェアのインストールなど)
http://www.axio.co.jp/solution/security/composite.html

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2008年2月3日日曜日

HDDを省いたノートPC型保守サービス専用端末「PCパラフィールド」の発売

HDDを省いたノートPC型保守サービス専用端末「PCパラフィールド」の発売

〜ROMにOSや業務ソフトを保存、劣悪な無線環境下でも作業が可能〜

NECとNECテレネットワークス株式会社(以下 NECテレネットワークス)(注)は持出し時のセキュリティ機能を強化したノートPC型保守サービス専用端末「PCパラフィールド」の販売活動を開始いたしました。
PCパラフィールドはNECテレネットワークスが開発したものであり、ハードディスクドライブ(HDD)に代わりフラッシュメモリROM(Read Only Memory:読み出し専用記憶装置)にOSや業務用アプリケーションソフトなどを保存することで持出し時のセキュリティ機能を強化したノートパソコン型 (B5サイズ)の保守サービス専用端末であります。
本製品はHDDがないため顧客情報などの高リスク情報を保存できないことに加えて、フラッシュメモリROMに保存しているソフトを動作させることにより無線でサーバと接続しなくても保守や工事などの様々なフィールドワークで活用できることを大きな特長としております。

保守や工事などのフィールドワークにおいては、(1)作業に必須のノートパソコンを移動時に置き忘れたり、車上荒しなどによって盗まれる、(2)客先のシステムにノートパソコンを接続した際にコンピュータウィルスに感染したり、感染に気づかないまま別の顧客のシステムにウィルスを持ち込む等のセキュリティ上のリスクが伴います。このような課題に対するソリューション(解決策)としてシンクライアント端末の活用がありますが、一般業務用途のシンクライアント端末は作業の際にネットワークを介してサーバと接続する必要があり、電波の届きづらい場所などで作業をすることの多いフィールドワークにおいては実用的ではありませんでした。
PCパラフィールドはこのような課題に応えるものであり、NECおよびNECテレネットワークスでは本端末を自らのフィールドワークに用いて実践してまいりました。このたびの市場投入はそれらの活用実績に基づくものであり、セキュリティと作業効率を両立させた持出し専用端末として製品化したものであります。

PCパラフィールドの販売値段は44万8千円(標準価格)であります。
NECとNECテレネットワークの直接販売に加え間接販売も推進し、第一弾としてOA機器レンタル最大手であるオリックス・レンテック株式会社の取り扱い(レンタル価格:3年契約で月額9千円を予定)が決まっております。

出荷目標としては、今後2年間でNECおよびNECテレネットワークスの直接販売ならびに間接販売で合計1万2千台を目指しております。

本製品の主な特長は次の通りです。
1. 情報漏えいの防止
PCパラフィールドは、フラッシュメモリROMに保存されているソフトをRAM(Random Access Memory)上に展開して動作する。ソフトの処理結果もRAMに一時保存する。RAM内のデータは電源を切ると失われるので、作業が終了してPCパラフィールドの電源を落とすと自動的にデータが同端末から消失する。このため、端末の盗難や置き忘れによる情報漏えいを防ぐことができる。
データの保存は、認証機能付きUSBメモリへの移行や、無線通信などによるサーバへの送信で対応する。

2. ネットワーク未接続でも作業が可能
サーバで処理をした結果をシンクライアント端末に転送するなどのセンター集中処理方式に対して、フラッシュメモリROMのソフトを動かすことでネットワークに接続していなくても端末を動作させることができる。
このため、地下室など無線が届きづらい環境でも作業を行うことが可能である。

3. 強固なコンピュータウィルス対策
フラッシュメモリROMにOSを保存しているため、ウィルスによってOSが書き換えられることがない。万一、作業中にネットワークを介してウィルスに感染しても、電源を切ることで汚染されたソフトが消失するので、次の顧客にウィルスを持ち込むことがない。

http://www.nec.co.jp/press/ja/0511/3003.html
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2008年2月2日土曜日

モバシン

最近モバイルシンクライアントの製品発表が多くなってきました。
モバイルシンクライアント、略して「モバシン」ってどうかな〜〜〜
モバシン?
もばしん?
新スタイル
シンスタイル
モバ新

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持ち歩くシンクライアント 

関係各位

参考まで

-----持ち歩くシンクライアント-----

サイボウズ・メディアアンドテクノロジーは、持ち歩きに便利な
7型液晶画面を搭載するモバイルシンクライアントを発売する。

 サイボウズ・メディアアンドテクノロジー(CMT)は、
持ち歩きに便利な7型液晶画面を搭載するモバイルシンクライアント端末
「Nexterm TN07 Series」を2月7日に発売する。

 Nexterm TN07 Seriesは、工人舎のモバイルタブレットPC「SA/SH」
シリーズをベースに、CMTがサーバベースコンピューティングに対応
するシンクライアント端末にしたもの。本体は、7型ワイドTFT液晶画面
を搭載し、重量は約990グラムと持ち歩きに便利な軽量さを実現する。

 液晶画面はタッチ操作に対応しており、ディスプレイ部を
180度回転させて、両手に持ったまま操作できる。OSには、
Microsoft Windows XP Embedded SP2を採用している。
販売価格はオープン。同社では、シンクライアントシステムの
ホスティングサービス「リモートスタイル」でも同端末を提供する。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0802/01/news064.html

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2008年1月31日木曜日

「シンクライアントの実力とは」

「シンクライアントの実力とは」
 東京ビッグサイトで開催しているイベント「ITpro EXPO 2008」のメインシアターで、ICT相談室「シンクライアントの実力」と題したトークセッションが行われた。登壇したのは、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)パーソナルシステムズ事業統括マーケティング統括本部長の松本光吉執行役員と、日経コンピュータ編集長の桔梗原富夫。冒頭、松本執行役員は「シンクライアントにまつわる疑問を、デモンストレーションを通して明らかにしたい」と意気込みを語った。

 「インターネットを通して寄せられた質問で多かったのが、そもそもシンクライアントとは?」という桔梗原編集長の問いかけに対して、松本執行役員は次のように答えた。「PCを表示部、演算部、記憶部という3つに分けて、表示部だけを切り出して、ネットワークの先につなげたものがシンクライアント。演算部はブレードPC、記憶部はネットワーク・ストレージとして、集中管理できるようにしている」と説明した。

 「セキュリティは確保できるのか」という質問に対しては、「シンクライアントはクライアント側にはデータが残らない。そこにICカードやバイオメトリクスなどの認証機器、シングルサインオンなどのシステムを組み合わせることで、セキュリティに厳しいユーザーでも満足してもらえる」と松本執行役員は自信を見せる。

 「システムダウン対策については」という質問には、松本執行役員はシンクライアント機の電源を抜いてから、別のマシンからログインしてもデータは保持されている、というデモを通じてシンクライアントの信頼性をアピール。続けて、演算部となるブレードPCが壊れた場合も、仮想化技術などを応用すればそのままシステムを継続できると解説した。

 シンクライアントの課題の一つであるグラフィックス能力についても、解決方法の1つを松本執行役員は提案した。「NASAの火星プロジェクトでも使用されたHP開発のリモート・グラフィックス・ソフトを経由すると、動画の再現も非常になめらかになる。こうした技術を使えば、CADなどの技術ソフトもシンクライアントで使える」という。SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を利用したインターネット端末としても有力視されるシンクライアントは今後、学校や公共分野だけではなく企業ユーザーでの活用事例が本格化すると松本執行役員は締めくくった。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080130/292496/

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2008年1月26日土曜日

HP、ノートPCモデル含むシン・クライアント端末3機種をリリース データ紛失やウイルス感染、盗難のリスクを軽減

HP、ノートPCモデル含むシン・クライアント端末3機種をリリース

データ紛失やウイルス感染、盗難のリスクを軽減
 米国Hewlett Packard(HP)は1月24日、ノートPC型シン・クライアント端末「HP Compaq 6720t Mobile Thin Client」と、デスクトップPC型シン・クライアント端末の新モデル「HP Compaq t5730」「同t5735」を発表した。同社はシン・クライアント/仮想化ソフトウェア・ベンダーの米国Neowareを買収して以来、デスクトップ仮想化技術の拡充に力を入れており、今回の新製品投入もその取り組みの一環と言える。
 6720tは、HDDやファンなどの可動部品を搭載しない同社初のノートPC型シン・クライアント端末。Windows XPに対応し、Wi-Fi無線LAN機能と3Gブロードバンド無線機能、ならびに15.4インチの液晶ディスプレイを備える。

 同製品では、データ紛失やウイルス感染、本体盗難のリスクを軽減するため、データ・ファイルとアプリケーションはすべてリモートのサーバに保存される。また、アプリケーションをリモートでインストール/管理/更新/実行できるなど、管理面での簡素化も図られている。価格は725ドル。出荷開始は今年1月末から。

 一方、デスクトップPC型シン・クライアント端末のt5730はWindows XP対応モデル、t5735はDebian Linux対応モデルとして提供される。いずれもユーザー・アクセス管理機能を搭載し、2ファクタ認証をサポートする。価格は、t5730が499ドルから、t5735が450ドルから。

 「HPはここ18カ月でシン・クライアント技術の研究開発投資を倍増させ、シン・クライアント開発センターを従来のヒューストンに加えて、フランス、上海、ペンシルベニアに開設するに至った」と語るのは、同社のブレードPC/シン・クライアント部門ディレクター、タッド・ボードマン(Bodeman)氏だ。

 同氏によると、シン・クライアントは長年提供されてきた技術だが、昨今のセキュリティや省エネルギーへの関心の高まりを背景に、今後普及拡大が見込まれるという。

 ちなみに、シン・クライアント市場でHPと競合する米国Wyse Technologyは4カ月前に、ICカードとBluetoothをサポートしたノートPC型シン・クライアント端末2機種を発表している。

 HP のマーケティング・マネジャー、タイ・ヌグエン(Thai Nguyen)氏は、「ノートPC型シン・クライアントは、ノートPC紛失による機密情報漏洩問題を解決する切り札となるだろう。例えば6720tは、 Neowareのシン・クライアント技術を用いて中央のサーバでデータを処理するため、本体にデータを格納する機能を一切装備していない」と強調する。

 元NeowareのCEOで、現在はHPのパーソナル・システム部門のシン・クライアント担当バイスプレジデントを務めるクラウス・ベシエ(Klaus Besier)氏は、「多くの人がデスクトップPCとノートPCのデータ・セキュリティを懸念している。このため、必要に応じて従来のPCを代替できるシン・クライアント技術への関心が高まっている」と指摘する。

 Neowareの買収完了に伴い、HPはシン・クライアント部門のエンジニアを4倍に増員した。「現在、HPとNeowareの技術力を融合しながら、リモート・クライアントの処理能力やグラフィックス性能、無線機能の強化に力を入れている」とBodeman氏は説明している。
http://www.computerworld.jp/topics/pcc/96470.html

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HP、2008年はシンクライアントの年と宣言

HP、2008年はシンクライアントの年と宣言
Neowareを2億1400万ドルで買収したHPが、同社初のシンクライアントPC製品およびソフトウェアパッケージをリリースしようとしている。HPは、シンクライアントこそがPC市場の最前線と考えているようだ。
2008年01月25日 17時09分 更新

 世界のPCベンダーのトップを走っている米Hewlett-Packard(HP)は1月24日、Microsoft WindowsまたはDebian GNU/Linuxに対応した新しいラップトップモデル1機種と、スタンダードなシンクライアント2機種の合計3製品を発表した。

 2007年にNeowareを2億1400万ドルで取得して以来、HPがシンクライアント分野に投入する新たなハードウェアとしては、これら3機種の新型シンクライアントが初めての製品となる。Neoware は、広範なハードウェアやソフトウェアを顧客に提供している、有力シンクライアントコンピュータメーカーだ。今回の新製品リリースからは、企業顧客に対する新たな形態のコンピューティング提供に、HPが投資する意欲を持っていることがうかがえる。

 Neowareの前最高経営責任者(CEO)で、現在はHPのシンクライアントソリューション部門副社長を務めるクラウス・ベジア氏は、「デスクトップ環境ではさまざまな変化が起こっている。デスクトップは複雑なインフラストラクチャで、フル機能装備のPCがあふれている昨今、すべてのユーザーがどうしても必要とするものではない。企業では今後、デスクトップインフラを簡素化したいと考えるIT部門や経営者がますます増えるだろう」と、eWEEK に語った。

 可動部品を持たず、ネットワークを介してデータセンターの集中型サーバに接続される形を基本とするシンクライアントPCの市場は、一般的なデスクトップおよびノートブックの市場と比べてまだはるかに小さいが、今後数年間は年率約20%で成長を続けていくと、IDCは予測している。HPは、2008 年におよそ100万台のシンクライアントをリリースする計画を立てている(ちなみに、同社が2007年に世界へ出荷したPCの総数は5000万台である)。

 HPはシンクライアント製品のラインアップを増強していく中で、セキュリティやROIの向上、ライフサイクルの長期化、管理の簡素化、電気使用料の削減といった、シンクライアントが企業にもたらす種々のメリットを的確にアピールすることも忘れていない。例えば、HPのデスクトップの中で最もエネルギー効率のよい製品は、約80ワットの電力を消費するが、同社のシンクライアントの消費電力はわずか16ワット程度で、騒音も少ないという。

 シンクライアントそのものを提供するだけでなく、こうしたコンピューティング形態に対応した一連のPCブレードおよびサーバなどの集約型コンピューティングモデル構築に関しても、HPは顧客をサポートする取り組みを展開している。HPがNeowareを買収したのも、同社の優れた管理ツールやグラフィック機能、Citrixをインストールしたサーバからアプリケーションをストリーミングする機能を手に入れることが1つの大きな目的だった。HP が1月24日に行った発表はハードウェアの改良に焦点が当てられていたが、同社は今年に入り始動させた集約型コンピューティングソリューションに、より多くのNeowareソフトウェアを統合していくプランも温めている。

 Gartnerのアナリスト、マーク・マージビシャス氏は、「Neowareには極めて質の高い管理製品があり、シンクライアントの効率的な利用を実現する、優れたイメージングソフトウェアも擁している。また、膨大な顧客ベースを持ち、その大部分が米国外に広がっているため、HPはこれを生かして新興市場に足がかりを築くことができる」と指摘した。

 エンド・ツー・エンドの集約型コンピューティングソリューションを提供している大手ベンダーは、HPのほかにも存在する。2007年にはDell が、自社の「PowerEdge」サーバと、HDDを取り外した旧来のデスクトップ、さらにはCitrixのバックエンドストリーミングおよび仮想化技術を組み合わせ、独自のソリューションを発表した。

 集約型モデルという概念の登場によって、これまでコールセンターもしくは派遣社員用のニッチ製品と考えられてきたシンクライアントは、主要大手企業や、医療ケア業界および教育業界といった垂直市場にも浸透していくだろう。

 もっともアナリストらは、ソフトウェアとハードウェアの適切な組み合わせを見つける難しさもさりながら、伝統的なデスクトップやノートブックにいまだに信頼を寄せる労働者の思考を変えることが、この手のコンピューティングモデルを発展させていくうえでの大きな障害になると話している。

 HPのシンクライアント事業部門ディレクターであるタッド・ボードマン氏も、同コンピューティングモデルを普及させるには、まだいくつか問題が残っていると認めた。それでも同氏は、古いPCを少しずつシンクライアントに置き換えようと考えている企業は少なからずあると、自信ものぞかせた。

 また、Webベースのアプリケーションを使い慣れており、物理的なハードウェアの有無にはあまりこだわらない若い世代は、シンクライアントをエンドデバイスとして用いる集約型モデルにも順応できるはずだと、ボードマン氏は主張している。

 「新卒世代の若者たちは、オンライン上で育ったようなものだ。PC環境を逐次アップデートしていく段階をITが踏み越えた今、大学を出たばかりの若い彼らが(Microsoftの)『Outlook』は使いたくないと思うのも不思議ではない。気軽にアクセスしてWebベースアプリケーションを立ち上げ、効率的にやるべきことをやるというのが、彼らの理想のスタイルだ。まさに文化的な移行が起こっているのである。これからは、PCがオンラインエクスペリエンス化する傾向がいっそう強まるだろう」(ボードマン氏)

 HPが発表したシンクライアント新製品の1つ目は、Intel製「Celeron M」プロセッサを搭載したラップトップ「Compaq 6720t」だ。クロックスピードが1.06GHz、ディスプレイが15.4インチで、フラッシュメモリドライブ(Solid State Drive:SSD)を実装している。802.11 a/b/g WLAN(Wireless LAN)技術および3Gブロードバンド無線もサポートしている。

 6720tの価格は725ドルからで、1月末から販売が始まる。

 2種のデスクトップは、Windows XPe(embedded)対応の「Compaq t5730」と、Debian Linux対応の「Compaq t5735」。いずれのシンクライアントもAMDのプロセッサを利用し、USB 2.0ポートを複数備えている。両製品ともすでに発売されており、Linuxベースモデルは450ドルからとなっている。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0801/25/news082.html

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個人プロファイルの移行リンク集

個人プロファイルの移行リンク集
http://docs.google.com/Doc?id=d8kd6kx_130g7gw27dx

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2008年1月25日金曜日

5万円を切る小型モバイル端末 「Eee PC」

5万円を切る小型モバイル端末「Eee PC」

NTTBPからは、代表取締役社長の小林忠男氏が登壇。NTTBPは、公衆無線LANのイ
ンフラ拡大を目指して、公衆無線LAN向けの無料ポータル「Wi-Fine」を展開。京
浜急行やつくばエクスプレス、ゆりかもめの各駅や、ロッテリア、ケンタッキー
フライドチキンなどのファーストフード店など、約1,600のアクセスポイントが
利用可能になっている。

 ASUSTeKとNTTBPの共同で「Eee PC発売記念 Wi-Fi体験キャンペーン」を実施する。これは、Wi-Fineのアクセスポイントが1日1回まで無料で利用できるというもの。接続時間については制限はない。期間はEee PCの発売日の1月25日から、5月31日まで実施される。キャンペーンの利用にはエントリーと登録を行なう必要がある。申込受付は4月末まで。 NTTBPは、アップルのiPod touchでも同様のサービスを展開している。

 小林社長はEee PCについて、「1カ月ぐらい使用してみたが、この価格は非常にコストパフォーマンスが良い。会社のデータサーバーにアクセスするシンクライアント的な使い方をすることで、紛失したとしてもマシンの代金はかかるが、データは失わないし、謝罪会見をしなくて済む」と評価。Wi-Fineとのキャンペーンによって「Eee PCと新しいビジネスモデル、新しい世界を作り上げられたらと思っている」と期待を語った。
詳細は・・・・・
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0123/asus.htm

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2008年1月23日水曜日

IIJ、法人向けモバイルデータ通信サービスに参入

IIJ、法人向けモバイルデータ通信サービスに参入
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、NTTドコモのFOMA網を利用した法人向けデータ通信サービス「IIJモバイル」を開始した。下り最大3.6Mbpsの高速大容量通信が全国規模で利用できる。

 同サービスは、IIJがMVNO(仮想移動体通信事業者)としてドコモの通信設備を借りて提供する。全国のFOMAサービスエリアで下り最大 384kbpsのデータ通信ができ、FOMAハイスピードエリアでは同3.6Mbpsのデータ通信が可能になる。プロトコルの使用制限がなく、VPN接続やFTPなども利用できる。同時に3.6Mbpsデータ通信対応の端末(A2502)も、月額1000〜1500円程度でレンタルする(利用規模による)。

 料金プランは、月額8500円の定額制(1回線当たり)のほか、予め設定した月間のデータ送受信総量で課金する「パケットシェアプラン」、同時接続数を限定した「接続シェアプラン」の3種類がある。パケットシェアプランでは、事前に決めたデータ総量(1Gバイト〜100Gバイト)に応じて通信料金を支払えば、ユーザー数に関係なく設定したデータ量まで利用できる。例えば20Gバイトで設定して20ユーザーで利用した場合は、1ユーザー当たり 3800円程度になるという。超過分は従量課金となっている(応相談)。
プラン名 月額基本料 プランの特徴


定額プラン 8500円/1回線(ISP料金込み) 使い放題、プロトコルの利
用制限なし


パケットシェアプラン 1800円〜/1回線(ISP料金込み) 利用パケット量に応じた従量課金プラン(事前に一定のデータ総量ごとに用意されているパッケージ商品として購入する)、プロトコルの制限なし


接続シェアプラン 3900円〜/1回線(ISP料金込み) 同時接続数を限定した安価なプラン、利用パケット量は無制限(使い放題)、プロトコルの制限なし


料金プランの概要

 このほかオプションとして、IPアドレスを指定して接続元を認証するための「接続元限定」、不正接続を禁止する「接続先限定」、海外でも利用できる「国際ローミング」、社内サーバへのアクセス認証・制御を行うための「リモートアクセスVPN」の4つの機能も提供する。各機能の料金は調整中だが、国際ローミングの対応エリアや通信料金は、NTTドコモの「WORLDWING」サービスに準じるという。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0801/22/news121.html

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2008年1月22日火曜日

日立が「廃棄したはず」の個人情報入りHDD、中古店に流出

日立が「廃棄したはず」の個人情報入りHDD、中古店に流出
日立製作所は、廃棄したはずの個人情報入りHDDが中古業者に流出していたと発表した。東京消防庁から修理・交換を依頼されたPCのHDDで、2500人分の個人情報が含まれていた。
2008年01月18日 19時25分 更新

 日立製作所は1月18日、廃棄したはずの個人情報入りHDD 1台が中古業者に流出していたことが分かり、14日に回収したと発表した。東京消防庁から修理・交換を依頼されたPCのHDDで、職員など2500人分の個人情報などが含まれていた。

 HDDの修理を委託された子会社が「動作不能」と判断し、金属材料のリサイクルのためリサイクル業者に売却したところ、誤って外部に持ち出されたという。

 HDDには、東京消防庁の職員100人分の個人情報と、建物の防火安全管理権原者リストに記載された名前や住所など2400人分の個人情報が含まれていた。

 中古品量販店でHDDの一部を購入した人から、東京消防庁にメールで通報があり判明した。リサイクル業者から中古量販店へ持ち出された経緯は現在調査中という。

 日立は「IT機器の廃棄処理方法を見直すとともに、再発防止に全力で取り組む」としている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/18/news099.html

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2008年1月13日日曜日

ネットブート型シンクライアントOS「Phantosys(ファンタシー)」

株式会社ワッセイ・ソフトウェア・テクノロジーは1月11日、ネットブート型シンクライアントOS「Phantosys(ファンタシー)」を発表した。 Windows Vista/XPのネットワークブートを行える製品で、2月より企業や文教市場に向けて販売を開始する。価格はオープン。

 Phantosysは、台湾ARGTEK COMMUNICATIONが開発しているシンクライアントOSで、ネットワーク経由でサーバーからOSイメージを取得してブートするネットブート型のシンクライアント環境を構築できる。ネットブート型は、画面遷移情報やキーボード入力情報をやりとりするほかのシンクライアント方式と異なり、シンクライアント端末のローカルリソースを利用して動作するため、CADやマルチメディア関連などGPUの能力が必要なアプリケーションでも制限なく利用できる点が特徴。さらにPhantosysでは、専用端末ではなく一般PCをシンクライアント化できることから、必要な能力に応じて、さまざまなPCを選択可能なメリットがある。

 Phantosysの運用にあたっては、セキュリティや利便性を考慮し、ローカル端末のHDDを取り外して完全にシンクライアント化することも、装着したままでローカルドライブとして用いることも可能。HDDが装着されている場合は、そのHDDをキャッシュとして活用しネットワークボトルネックによる処理速度低下を防ぐ、「ローカルキャッシュ機能」も利用できる。

 最大の特徴は、多数のクライアント環境をツリー状に管理するマルチレイヤーノード方式を採用している点。ひな形となるブート環境(親ノード)をベースに、一部設定・環境を変更したノード(子ノード)を簡単に追加できるほか、子ノードの一部を変更した孫ノード、孫ノードの一部を変更したひ孫ノード、といったように、階層は何層も掘り下げて作っていける。

 また、1ノードごとに1ファイルを作成する競合製品と異なり、1つのファイルへ全ノードを統合して保存している点も特徴で、ツリー状にノード構成を把握できる管理画面とあわせて、ブート環境の管理負荷を大幅に軽減しているという。なお管理にあたっては、中間ノード、例えば子ノードを削除しても、孫ノード以下の下位ノードにはまったく影響を与えずに運用していけるため、無駄なノードをいつまでも作成したままにしておく必要がなく、この面でも煩雑化を防げるとのこと。

 ラインアップには、ノード数を42、階層数を4レイヤまでに制限したLight版、ノード数や階層数の制限をなくしたProfessional 版、PCのUSBポートなどを利用できなくするポートブロッカー機能を追加した最上位のAtum版が用意される。なお上位2製品では、複数のサーバーを設置しての負荷分散や冗長化にも対応する。

 1ライセンスあたりの参考価格は、サーバーライセンスが各バージョンとも10万円、クライアントライセンスがLight版で2万8000円、 Professional版で3万5000円、Atum版で3万8000円。サーバーの対応OSはWindows Server 2003(32ビット版)、クライアントの必要スペックは、Celeron 2.0GHz以上、メモリ512MB(Windows Vistaをブートする場合は1.5GB以上)となっている。

http://www.wasay.co.jp/news/news080111.htm

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