2008年11月1日土曜日

GmailはExchangeサーバの10倍の信頼性、グーグル

GmailはExchangeサーバの10倍の信頼性、グーグル

 米グーグルは10月30日、これまで企業向けの有料版サービス「Google Apps Premier Edition」のGmailでのみ提供していたSLA(Service Level Agreement)をGoogle Calendar、Google Docs、Google Sites、Google Talkにも適用すると発表した。99.9%のアップタイムを保証する。1カ月を30日とすると、1カ月間のダウンタイムは43.2分以下となる。

 月間のアップタイムが99.9〜99.0%の範囲になってSLAの条件を満たさなかった場合には3日間のサービス無償延長を提供する。延長期間は99.0〜95.0%の場合に7日間、それ以上の場合には15日間となる。

 サービス開始をアナウンスするブログエントリの中で同社エンタープライズ担当のプロダクトマネジメントディレクターのマシュー・グロツバーク氏は、外部の調査会社Radicatiグループの結果を引用し、オンプレミス型のメールソリューションのダウンタイムはGmailと比較して長いと指摘している。オンプレミス型の場合、メールサーバのメンテナンス作業などのための計画的な停止時間は36分から90分間、これに加えて30〜60分間の予定外のダウンタイムがあるという。予定外のダウンタイムの数字だけで見てもGmailは「自社で運用しなければならないノベルのGroupWiseの2倍、マイクロソフトのExchangeベースのソリューションの4倍の信頼性だ」(グロツバーク氏)という。これに、オンプレミス型では不可欠の計画的ダウンタイムも入れると、GmailはGroupWiseの4倍、Exchangeベースのシステムの10倍にまで信頼性の差は開くという。さらに、サーバやソフトウェアライセンス、それらの維持・運用、技術スタッフの人件費まで含めて考えると、Google Appsを選ぶほうが、企業ユーザーは、より多くの時間と予算を本業に振り向けることができる、としている。
http://www.atmarkit.co.jp/news/200810/31/gmail.html

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