Postini の創設者で、現在は Google の製品管理ディレクタを務める Scott Petry 氏は取材に対し、「複雑で分かりにくかった製品ラインを3種のアプリケーション群に整理し、価格も意欲的なものにした」と話す。
「以前のわれわれなら、機能ごとに価格設定し、もっと利益を得ようとしただろう。しかし、Google の傘下に入った今では、巨大な市場に到達できるよう、誰もが利用しやすい製品を目指した」と Petry 氏は説明する。
同製品シリーズでは、セキュリティおよびコンプライアンス関連サービスを『Google Message Filtering』『Google Message Security』『Google Message Discovery』の3分野に分けて提供する。
Google Message Filtering は、スパムやマルウェアなど、受信メールに関連した脅威に対応するもので、ユーザー1人あたり年額3ドルで利用できる。これについて Petry 氏は、2007年の1年間でスパムの量は2倍に増えたが、だからと言って「自分が IT 管理者なら、セキュリティアプライアンスのコストを2倍に増やしたいだろうか?」と話す。
代わりに、Google が提供するサービスとしてのソフトウェア (SaaS) とオンライン ストレージを利用すれば、IT インフラにかかるコストを増やさずに済むというわけだ。
次の Google Message Security は、Google Message Filtering の機能に加え、「高度なウイルス検知」、送信メールの処理、コンテンツポリシー管理といった機能を、ユーザー1人あたり年額12ドルの利用料で提供する。管理者はこのサービスを利用して、ポリシールールを適用することが可能だ。たとえば、社会保障番号やクレジットカード情報を Eメールで送信するのを防ぐことができる。
最後の Google Message Discovery は、Google Message Security の機能に加え、メッセージデータの1年間にわたるアーカイビング/保存/開示サービスを提供する。このサービスは、情報開示義務や法令順守への対応をより徹底させたい企業に向けたもので、料金はユーザー1人あたり年額25ドルとなる。
http://japan.internet.com/busnews/20080206/11.html
株式会社テレジャパン
http://www.telejapan.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿