2007年12月31日月曜日

NGN 対応アプリ開発で主要10社と協業、SIP ミドルウェア共通 API 策定へ

対応アプリ開発で主要10社と協業、SIP ミドルウェア共通 API 策定へ
NECは26日、次世代ネットワーク(NGN)アプリケーションソフトウェアの開発を

速するため、主要な IT ベンダ10社と協業することを発表した。具体的には、
SIP ミドルウェア共通 API の策定を行う。「NGN ミドルウェアパートナープロ
グラム」として来年3月に開始し、9月までにパートナーと検討を進め、それ以降
に最終的に共通 API を決定する予定だ。

今回協業するのは、EMC ジャパン、日本オラクル、サン・マイクロシステムズ、ノベル、日本 BEA システムズ、日本 HP、マイクロソフト、ミラクル・リナックス、MontaVista Software、レッドハット。

NGN では、HTTP プロトコルに加え、SIP プロトコル手順での通信が必要になるが、SIP プロトコルについては、細目がきめ細かく規定されていないため、仕様の解釈相違による相互接続性の低下や、多様なソフトウェアの相互連携において、末端同士の品質確保が困難になるとの懸念があったという。

SIP ミドルウェア共通 API を策定することで、NGN を活用したシステムを構築する際、技術者が SIP 技術の詳細を熟知していなくても、アプリケーションの開発を容易にできるようになる。

http://japan.internet.com/webtech/20071227/5.html

株式会社テレジャパン
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2007年12月30日日曜日

KDDI Business Outlook

KDDI Business Outlook
パートナー各社が提供する、さまざまなアプリケーションを連携していくための中心となるサービスです。PCおよびau携帯の双方からシームレスに利用可能なビジネスコミュニケーションウエアであり、
お客さまのビジネスに必要不可欠なコミュニケーションツールとして位置づけています。

業務利用のメールアドレスをau携帯電話のメーラ機能で送受信が可能となるため、PCあてのメールも携帯電話のメール操作感覚でそのまま使え、いつでもどこでもメール機能を利用することが可能です。詳細は・・・・
http://www.kddi.com/business/ict/saas/index.html

株式会社テレジャパン
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2007年12月27日木曜日

オンライン・リモートASP「NTRsupport」に、「Windows Mobile」搭載端末の遠隔サポート

インターワーク、オンライン・リモートASP「NTRsupport」に、「Windows Mobile」搭載端末の遠隔サポート
株式会社インターワーク(本社:東京都世田谷区)は、同社が提供中のオンライ
ン・リモートASP「NTRsupport(エヌ・ティ・アール・サポート)」に、マイク
ロソフト社の携帯機器向けOS「Windows Mobile」搭載端末の遠隔サポートサービ
スを追加、詳細は・・・・
http://www.asp-navi.jp/news/122007/aspntrsupportwindows_mobile.html

株式会社テレジャパン
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企業の携帯活用が本格化、ケータイASPサービス契約数は3年半で7.5倍に【富士通総研調べ】

技術革新が早い携帯市場においてベンダーは厳しい環境にあり、前回調査対象となった23社のうち、同一会社で同じサービスを提供しているのは8社のみ。残りの15社で、サービス内容が変更または中止となっている。しかし、この市場環境で契約数No.1となったのは、デザイン性の高いメール配信など、ケータイASPの中でもっとも網羅的なサービス「BeMSS」を展開するビートレンドで、契約数は6,702件。前回1位で、「MO-ON」と「Mobile MK」の2つのサービスを展開するダブルクリックは、契約数4,000件で2位。3位はエフ・イー・エス(3,800件)、4位は、NECモバイリング(1,500件)となっている。

 また、契約数の多い業種としては、前回調査時同様「流通・小売」や「飲食」が引き続き上位となり、「ファッション・アクセサリー」、「交通・レジャーサービス」の契約が増加傾向にある。また、契約企業の主な利用目的は「店舗への来店誘致」がもっとも多く、「会員獲得・管理」が続いている。日本マクドナルドの「"トクする"ケータイサイト」の登録者数は200万人を超えると言われ、大規模な人数を対象としたケータイキャンペーンを実施するケースも増えている。このような動きから、企業のケータイ活用は本格的な広がりを見せる段階に入っているようだ。詳細は・・・・
http://markezine.jp/a/article/aid/2416.aspx

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2007年12月23日日曜日

米新興企業,電話とWebを連携する開発プラットフォームを発表

米新興企業,電話とWebを連携する開発プラットフォームを発表
米新興企業のRibbitは米国時間12月17日,電話サービス開発プラットフォームを
発表した。従来型の電話とWebを連携させるためのオープンなプラットフォーム
を提供するとしている。

 Ribbitのプラットフォームでは,ソフト・スイッチ「SmartSwitch」とFlashおよびFlex対応のAPIを提供する。同APIにより,電話関連開発者でなくても,リッチな音声アプリケーションを作成し,Webサイトなどに組み込むことが可能という。Flash対応ブラウザから,公衆電話網(PSTN)やVoIPネットワークに音声発信することで,「コンピュータを次世代電話として活用することができる」(同社)。

 また,同プラットフォームのバックオフィス機能とサービス配信インフラにより,開発者は自身が構築したサービスを販売することもできる。

 Ribbit共同設立者兼CEOのTed Griggs氏は,「世の中が求めているのは,デバイス,料金プラン,ビジネス・モデルの制約を受けることなく,仕事と生活での音声通話利用を統合できる電話サービスだ」と述べている。「その実現に向けて,当社は過去2年にわたって,社外開発者のコミュニティなどと協力してきた」(同社)。

 同社によると,すでに複数のパートナ企業が同プラットフォームに対応した製品の開発に取り組んでいる。第1弾製品の1つとして,米 Salesforce.comのCRM環境でモバイル通話,ボイスメール,ボイスメモを管理するための「Ribbit for Salesforce 1.0」をSalesforce.com顧客向けにリリースする予定。米メディアの報道(InfoWorld)によると,価格は1ユーザー当たり月額25ドルで,2008年2月に利用可能となる。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071218/289672/

2007年12月22日土曜日

アプリケーションの仮想化技術

フリービットは21日、指紋認証付きUSBメモリのみでVPNが利用できる同社のソリューション「MyVPN USB ノード」に、アプリケーションの仮想化技術を導入した。

 「MyVPN USB ノード」と仮想化したアプリケーションを組み合わせることにより、携帯したUSBメモリを任意の端末に指すだけで「認証(指紋認証)」「VPN 接続」「アプリケーションの利用」までを行うことが可能となる。また一般的なUSBキーを用いたソリューションでは、USBキーは単なる認証キーであり、利用の際はその他に「特定の」端末に対して別途個別にVPNソフトとアプリケーションのインストールと設定を行う必要があった。
http://www.rbbtoday.com/news/20071221/47456.html

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2007年12月20日木曜日

シンクライアントに普及の兆し

IDC Japan 調査によると、来年、シンクライアントの導入が本格化するという。そろそろ普及の兆しが見え始める頃だろうか。

インターネットコム株式会社と JR 東海エクスプレスリサーチが行った「シンクライアント」に関する調査によると、シンクライアントを「導入している」との回答は、約2割で前回調査をわずかに上回るにとどまったが、今後導入を「検討している」は前回比5.2ポイント増となった。
調査対象は、社内外のシステム開発・管理業務に携わる IT エンジニアの男女331人。男女比は男性90.9%、女性9.1%。年齢別では、20代4.8%、30代34.7%、40代46.8%、50代13.6%、60代0.0%。地域別では、北海道0.0%、東北0.3%、関東25.4%、甲信越0.9%、東海50.8%、北陸0.0%、近畿22.1%、中国0.6%、四国0.0%、九州沖縄0.0%。

全体331人のうち、現在企業に勤務しており、情報システム部門などで「システム管理業務」に携わり、なおかつ「シンクライアント」という言葉を知っている164人から有効回答を得た。

前回同様、シンクライアントシステムの定義は、「クライアント PC 側に最低限の機能しか持たせず、サーバー側でアプリケーションやデータなどの資源を一元管理するもの」とした。

シンクライアントシステムの導入状況では、「導入している」が前回調査から2.7ポイント増で21.3%(35人)、「導入していない」は73.2%(120人)だった。「わからない」という回答も3.0%(5人)あった。

導入されているシンクライアントシステムは、「日立」が前回調査から14.9ポイント増で34.3%(12人)。自社導入の強みが生きてきたということか、もしくは同社社員の回答が集まっただけなのか。次いで、「富士通」が前回比1.4ポイント増で14.3%(5人)、「日本 HP」は前回比4.7ポイント減で11.4%(4人)と続いた。「日本 IBM」と「NEC」は5.7%(2人)にとどまった。

NEC は今年夏、大和証券グループ、外為どっとコムなどに、大規模のシンクライアントシステムを導入したことを発表したが、最近は手のひらサイズのデスクトップ型シンクライアント端末と VPN 装置などをパッケージ化するなど、新たな展開を模索している模様だ。

また、導入していないと回答した120人に、今後の導入意向を尋ねたところ、「検討している」は前回比5.2ポイント増の29.2%(35人)、「検討していない」が38.3%(46人)との結果になった。ちなみに、「わからない」との回答も30.8%(37人)あった。
詳細は・・・・・
http://japan.internet.com/research/20071219/1.html

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ターボリナックス、指紋認証を搭載したUSB型シンクライアント製品

ターボリナックスは2008年1月下旬に、USB型シンクライアント製品の新版「wizpy Style FP801」を発売する(写真)。ユーザー認証に、USB本体に搭載した指紋認証機能を採用したのが特長だ。

 FP801は、USB本体のROM領域にクライアント用のLinux OSをインストール。クライアント用のIDやパスワード、サーバーへの接続設定といったデータは、指紋認証機能で暗号化したRAM領域に記録した。暗号化したRAM領域はWindowsパソコンに接続しても、データを見ることができない。またクライアント用OSを起動する前に指紋認証機能を実行するため、OSを起動させてから機能を改ざんし、指紋認証を解除するといった不正使用も不可能だという。指紋認証機能は、スクリーン・セーバーの解除用パスワードや、WebページのID、パスワードの入力にも使用できるため、複数のIDやパスワードを覚えなくてはいけないといったわずらわしさを解消できる利点もある。

 指紋認証を搭載していない従来のUSB型製品は、Windows OSを搭載したパソコンにUSB本体を接続すると、USB本体のRAM領域内に保存したデータを読み取ることができるという問題があった。USB本体を落としたり盗まれたりした場合、接続設定やIDを利用した不正アクセスの危険性があったことから、指紋認証を利用してセキュリティを高めた。

 価格は、10クライアントで28万3500円。USB本体にはクライアント用のLinux OSのほかにWebブラウザーと、サーバーに接続するためのクライアント・ソフトを搭載した。文書作成などのアプリケーション・ソフトは搭載していないので、アプリケーションを使用するには、別途サーバーを用意する必要がある。Windows ServerのTerminal ServicesやCitrix Presentation Server、2Xソフトウエア、GO-Globalに対応している。
ターボリナックス、指紋認証を搭載したUSB型シンクライアント製品を発売

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071219/289837/

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2007年12月18日火曜日

FlashベースのIP電話プラットフォーム

専門知識がなくてもVoIP機能をWebサイトやオンラインコミュニティーに統合できるプラットフォームが登場した。AdobeのFlash、FlexのAPIを利用している。
2007年12月18日 08時51分 更新

 シリコンバレーの新興企業Ribbitは12月17日、開発者がWebにVoIP機能を統合し、新たなサービスを開発するためのプラットフォームを公開した。

 新プラットフォームは従来のVoIP技術とWebとをつなぐもので、中核となるのはクラス5ソフトスイッチ(電話番号とIPアドレスを管理する交換機)を基盤とする「Ribbit SmartSwitch」と、Flash/FlexベースのAPI。VoIPの専門知識を持たない開発者でも音声通話アプリケーションを開発し、Webサイトやオンラインコミュニティーなどに統合することができる。
詳細は・・・・
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/18/news020.html

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シンクライアント導入企業は19.6%

シンクライアントについては、「導入している」企業は19.6%にとどまる。53.7%の企業は「導入する予定はない」。
詳細は・・・
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071206/288995/?P=2

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XCAP NGNも本命?

XCAPは,サーバー上のデータをクライアントから操作するためのプロトコルの一つである(図1)。遠隔サーバー上のファイルを操作するのであれば「WebDAV」が有名であるし,通信プロトコルに長く携わっている読者であれば「ACAP」といったプロトコルを憶えているかもしれない。データを操作する方式という意味では,ファイル共有をはじめとするさまざまなプロトコルがすでに存在する。
詳細は・・・・・
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071204/288708/?ST=network

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2007年12月16日日曜日

モバイルWiMAX

英Juniper Researchは英国時間12月11日,モバイルWiMAX技術の今後の展望について調査した結果を発表した。それによると,2010年からモバイル WiMAX(通信規格はIEEE802.16e)対応製品やサービスが普及し始め,2013年までに利用者が8000万人に達するという。調査は,モバイルWiMAX市場のベンダーと通信事業者の上級管理職を対象に実施した。

 レポートによれば,モバイルWiMAX技術について2007年だけで50件を超える試験運用やネットワーク契約が発表されており,市場は世界全域で活気づいているという。サービスの売上高は,2010年までに世界全体で年間230億ドルを超え,世界の10カ国以上においてモバイルWiMAX対応機器の売上高が年間1億ドルを超えるようになるとしている。国別では,米国,日本,韓国がモバイルWiMAX市場のトップ3になるという。

 市場規模の拡大を促進する要因としては,低価格ノート・パソコンの登場,携帯型ミュージック/MP3プレーヤ,ゲーム・コンソールといった幅広い機器におけるブロードバンド接続機能の搭載などが挙げられている。しかし,この技術の普及に向けては,適切なデバイスとサービスの差別化が重要な鍵となるとしている。
詳細は・・・・・・

http://www.juniperresearch.com/index.php

Press Release: Mobile WiMAX to reach 80m subscribers within 5 years,
assuming device availability and differentiated services, according to
Juniper Research

Mobile WiMAX to reach 80m subscribers within 5 years, assuming device availability and differentiated services, according to Juniper Research

Hampshire, UK ? 11th December 2007: Juniper Research, in a new report, forecasts that Mobile WiMAX 802.16e will begin to take off over the 2010 to 2013 period, exceeding 80 million mobile subscribers globally by 2013.

Report author Howard Wilcox said: "We are seeing more and more Mobile WiMAX 802.16e trials and network contracts ? over 50 have been announced so far in 2007 alone: the market is very active in all regions of the world. We anticipate that mobile usage will develop after initial demand for fixed and portable services ? WiMAX 802.16e is a flexible platform that can operate in all three modes of usage. Mobile WiMAX will represent a single digit proportion of the global mobile broadband base by 2013. This will be a tremendous achievement for this new technology platform which has recently been boosted by the ITU's endorsement of it as an IMT2000 specification."

株式会社テレジャパン
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NECの取り組み

NECはグループ全体(海外を除く)で約13万7000人、本体は2万3000人をかかえる。本社、事業場、研究所など20拠点、販売拠点は70拠点、国内関連会社は約80社(約280拠点)となっている。これらを支えるインフラとしては、アクセス回線総帯域は14.1Gbps、接続LAN数4000で、メール送受信数は日に400万通だ。また、IP電話は約49000台、接続サーバは約23000台、接続クライアントPCは約163000台と報告された。

 NECグループ全体約14万人のIDやパスワードは人事システムと連携しながら、認証ディレクトリで集中管理されており、これによって業務システムやポータルなど全てシングルサインオンが可能となっている。また、PCやサーバについてセキュリティーの状態も集中管理されている。分散化された情報資産(データ)はデータセンターへの集約をはじめている。ファイルサーバの共有データはNEC全体で約230TB(870台平均800GB/台)、個人のPCデータはNEC全体で約230TB(平均10GB/台)となっているが、これらのうち200TBの集約化が完了、ファイルサーバも370台を撤去済みだ。集約完了は2008年度末を目指しており、現在40%が完了している状態という。
詳細は・・・・・
http://www.rbbtoday.com/news/20071215/47301.html

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2007年12月12日水曜日

「Secure Project Office」日立ソフトの仮想化サービス基盤

新サービスの「Secure Project Office」は、日立ソフトの仮想化サービス基盤「Secure Online」とVPN、シンクライアント
化技術を組み合わせ、利用者グループのみがアクセスできる仮想的なオフィス環境(クライアント、メールサーバ、
ファイルサーバなど)を、ネットワーク上に構築する。仮想オフィス内では、仮想デスクトップでの作業やファイル共有、文書管理、メールの送受信などができ
る。

 利用者は、社外に移動しなくても、自社のPCに専用のUSBキーを挿入してVPNを
構築するだけで仮想オフィスにアクセスできる。自前のPCをシンクライアント端
末化し、仮想オフィスのPCを操作する仕組みだ。仮想オフィス内には、個別業務
ごとに「Secure Project Room」を設置でき、大規模プロジェクトなどでは、部
門単位で仮想オフィスも設置できる。
ユーザーは、専用のUSBまたはCD-ROMから接続ソフトを起動して
仮想デスクトップを利用できる

 利用用途は、システム開発案件や企業のM&A、新規事業開発など、
複数の企業が参画するプロジェクト。プロジェクト用のオフィスを構える手間が
かからず、メンバーがオフィスを移動する必要もなくなる。機密情報を仮想オフィ
ス内に格納でき、外部への情報漏えいを防げる。プロジェクトの存在を外部に知
られるリスクも軽減できるとしている。

 料金は5ユーザーがクライアントとファイル共有機能を利用する場合、
初期費用6万円、月額利用料23万2500円から。都心部で70平方メートル前後の広
さのオフィスを借りる場合、賃料は月額数十万円(立地、築年数による)にもな
るため、大幅にコストを削減できるという。仮想オフィスは、申し込みから3営
業日以内に用意される。
詳細は・・・・
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0712/11/news069.html#l_hsspo1.jpg

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2007年12月1日土曜日

モバイルPCセキュリティサービス「モバイルPC@PTOP」

OKINET、モバイルPCセキュリティサービス「モバイルPC@PTOP」を販売開始
安全なモバイルPC環境をアウトソーシングサービスとして提供

OKIの関連子会社のOKIネットワークインテグレーション(以下OKINET)は、より安全で快適なモバイルPC環境を提供するためのアウトソーシングサービスとして、モバイルPCセキュリティサービス「モバイルPC@PTOP(注1)」を本日より販売開始します。

OKINETの「モバイルPC@PTOP」は、機密情報が外部へ漏れないように各種セキュリティ対策を行ったモバイルPCをお客様に貸し出し、それにともなうシステムの導入から運用保守まで、ひとつの統合したサービスとして提供します。これにより、どこにいても安全なモバイルPCで、メールや社内ネットなどを安心して快適に利用することが可能となります。また、モバイルPCを社外へ持ち出し、万一、盗難や紛失した場合においても、第3者がPC内のデータを閲覧できないため、機密情報が外部へ漏れることはありません。

近年、外出先や自宅などどこにいても、モバイルPCからストレスなく社内システムを利用することが可能な環境が整ってきました。その一方、モバイル PCの盗難や紛失による、個人情報や企業の機密情報など、情報の取り扱いに対する不安の声も多々聞かれるようになっています。このような状況を改善するためのセキュリティシステムは既にありますが、それらは高価で高度な技術力を必要とし、そのシステムを維持管理するためのメンテナンス作業にも多種多様な専門知識が必要でした。

OKINETでは、これらの課題を解決するためにモバイルPCセキュリティサービス「モバイルPC@PTOP」を新たに開発しました。「モバイル PC@PTOP」は、モバイルPCのハードディスク暗号化やUSBなど可搬型メモリの暗号化、PC内のデータを含めて安全に廃棄するなど、モバイルPCの利用において必要な、あらゆるセキュリティ対策を行い、それらをまとめて月額サービスとして提供します。これにより、安全なモバイル環境で利用することが可能となり、さらに導入および運用負担を軽減することができます。また、通信カードやSSL-VPN装置(注2)などリモートアクセスに必要な各種機能をオプションサービスとして用意しており、それらを組み合わせることによって、より高度なセキュリティ環境を構築することも可能です。

OKINETは音声・映像・データの3つのコンポーネントを有機的に融合する「トリプルプレー」を提唱し、金融業および官公庁などのお客様向けに、セキュリティサービスを含めた数多くのシステムおよびサービスを提供してきました。OKIグループのシステム構築・運用を通じて培った豊富なノウハウをベースに今後も業界・業種の事情に応じた新サービスを拡大していくことで、法人のお客様のIT化を支援していきます。
販売計画

標準価格
モバイルPC1台当たり月額11,550円(税込)〜
(利用するサービスなどにより変動)
提供開始時期
2007年12月1日
販売目標
今後3年間で10,000台

http://www.oki.com/jp/press/2007/10/z07098.html

株式会社テレジャパン
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PC向けのデータ通信定額プラン「WINシングル定額」

KDDIは29日、PC向けのデータ通信定額プラン「WINシングル定額」を発表した。コンパクトフラッシュ型データ通信カード「W05K」(京セラ製)専用のプランで、12月下旬の同機種発売と同時に提供開始する。

料金は「フルサポートコース」(2年以内の解約には解除料が必要)の場合月額最大6,930円で、PCやPDAから下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbpsの高速通信が可能となる。通信プロトコルや使用するソフトの種類による制限はないが、周囲の回線の混雑度や一定時間あたりの通信量によっては、速度制限や切断が行われる場合があるという。

au携帯電話の契約に追加してWINシングル定額を契約する場合、「WINシングルセット割」を適用して315円引きの最大6,615円とする。また、端末の購入価格が21,000円高くなるが契約期間が自由な「シンプルコース」の場合は各945円引きとなり、単独契約の場合最大5,985円、 WINシングルセット割の場合最大5,670円となる。

http://journal.mycom.co.jp/news/2007/11/29/014/

2007年11月13日火曜日

Microsoft,Windows XP搭載中古PC販売を支援するMARプログラムを開始

Microsoft,Windows XP搭載中古PC販売を支援するMARプログラムを開始
米Microsoftは,中古パソコンに「Windows XP」をインストールして販売するた
めのボリューム・ラインセンスを商業再利用業者に与える「Microsoft
Authorized Refurbisher(MAR)」プログラムを開始した。当初は北米で展開す
るが,いずれ世界に拡大する計画である。

 Microsoftは以前より,学校,チャリティ,非営利団体向けの中古パソコンに同社製品を再インストールすることを許可する「Community Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)」プログラムを実施しているが,今回それを商業用中古パソコンにも拡大する。

 同社Genuine Windows Product Marketing部門上級製品マネージャのHani Shakeel氏によれば,同社と米Gartnerが2004年に共同で調査を実施したところ,パソコンの買い換えなどにより使わなくなった古いパソコンは1億5000万台で,そのうち約2000万台がデータの消去とソフトウエアの再インストール(リファーブリッシュ)を行った上で再販されていた。 Microsoftは現在その数が2800万台近いと推測しており,これは世界パソコン市場全体の10%以上に相当する。

 MARプログラムでは,こうしたリファーブリッシュを行う再利用業者やOEMが純正の「Windows XP Home」あるいは「Windows XP Professional」を大量にインストールできるようにする。当初は,英語版,フランス語版,スペイン語版を対象にする。

 MicrosoftはCommunity MARおよびMARプログラムが「環境への配慮にもなる」としているが,中古パソコンへのLinux導入を抑制することも目的のひとつだとする見方もある
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071112/286925/
株式会社テレジャパン 

2007年11月12日月曜日

NTTコムがASP向けのSDPを開発

NGNの網機能を活用したSaaSサービスや業務連携が身近に
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は,NGNの網機能を活用したサービス提供基盤となるSDP (service delivery platform)を開発した。このSDPが提供するAPI(application programming interface)を使えば,ASP事業者や一般企業がNGNの網機能を活用したサービスやシステムを手軽に組めるようになる。

 NTTコムはSDPを,沖電気工業(OKI)が開発したSIP搭載J2EEアプリケーション・サーバーと日本ヒューレット・パッカード(HP)製の音声/メディア処理プラットフォームなどをベースに開発した。

 このSDPは,網側に対する各種の処理を指示する機能群「イネーブラー群」と,イネーブラー群の各機能を組み合わせて特定のアプリケーション基盤を実現する「EAP(enterprise application platform)」で構成する(図1)。イネーブラー群としてはNGNのSIPサーバーの制御を行うSIP-AS(SIPアプリケーション・サーバー)や帯域確保などが,EAPには第三者の呼制御を行う「3PCC」(third party call control)や複数のユーザーとビデオ会議を行う「マルチメディア・カンファレンス」などがある。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071029/285673/

株式会社 テレジャパン 
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2007年11月11日日曜日

NTTからNGN本サービスの概要

NTTからNGN本サービスの概要が発表されました(NGNのサービス展開等について)。この概要によると、2010年末くらいまでにNGNを現行のBフレッツのサービスエリアまで拡大する予定のようです。また、NGNのネットワークサービスもトライアルなどの内容からほぼ予想通りのものが出てきました。ほぼというのは、実は、ひとつだけどう実現するのかが気になったのがあったからです。それは、「コンテンツ配信向けQoSユニキャスト(帯域確保)」です。

NGNの資料やIETFのRFCなどから推測すると、NGNでは、SIP (Session Initiation Protocol)を用いてシグナリングする際、SDP (Session Description Protocol)に要求する帯域をkbps単位で記述(b=AS:123など)して帯域を要求しているように思われます。しかし、コンテンツ配信などで使用されるプロトコルは通常SIPではなく、RTSP (Real Time Streaming Protocol, 現在2.0策定中)です。RTSPでもSDPを使用するので、SDPに帯域を記述してRTSPサーバへリクエストを送ると、帯域を確保できると良いのですが、SIPのように間にプロキシあるいはB2B UAが入らないと、帯域確保できないような気がします。

ひとつ考えられるやり方としては、MSRP (Message Session Relay Protocol)のように、SIPで、使用するオーディオ、ビデオ、RTSPのための帯域を確保して、そのセッション内でRTSPでコントロールというのがあります。ただ、これは、標準化された方法ではないのと、SIPとRTSPでSDPに記述する情報がダブってしまうためあまり良くないような気がします。やっぱり、RTSPもプロキシあるいはB2B UAを利用する方法を取るか、SIPでシグナリングを行った後、PLAYやSTOPなどの制御ができる新たなプロトコルを作るのが良いのでしょうね。いったいNTTは、「コンテンツ配信向けQoSユニキャスト(帯域確保)」をどのようなプロトコルで提供するのでしょうね?

と、ここまで書いてからふと思ったのですが、実は(帯域確保)って、必要なときに動的に確保するのではなく、2点間で予め確保しておくという意味かもしれないです。マルチキャストの場合には、予めIP再送信で使用する分を確保しているみたいですから・・・

http://japan.cnet.com/blog/cafe_noir/2007/11/10/entry_25001456/

株式会社 ROMクライアント
http://rom-client.com

2007年11月6日火曜日

HOYA シンクライアント ASP サービス 1ユーザーあたり月額6,980円

下記のサービスはターミナルサービスを使った
画面転送型
−−−−−−−
HOYA サービスは5日、ネットワーク環境さえあれば、
サーバー設備や運用担当者なしで利用可能なシンクライアント
ASP サービスを提供開始した。利用料金は1ユーザーあたり月額6,980円。
クライアント端末は既存の Windows PC を利用可能。
シンクライアント端末のレンタルも可能だ。
従来、シンクライアント導入には、サーバー設備の導入が不可欠で、
初期コストや運用担当者のスキル不足などが導入のハードルに
なっていたという。
今回の「HOYA シンクライアント ASP サービス」は、

(1)HOYA サービスのデータセンターに設置したサーバーを共用、
(2)専用のサーバーをユーザー企業のオフィスに設置して利用、
(3)専用のサーバーを HOYA サービスのデータセンターに設置

  の3パターンで提供される。
標準サービスには、Windows Server 2003ターミナルサービス
(Windows XP 相当)、Internet Explorer、Firefox、
Microsoft Office 2007が含まれる。
そのほか、独自開発や専門性の高いアプリにも、
オプションで対応する。

http://japan.internet.com/webtech/20071106/20.html

株式会社 ROMクライアント
http://rom-client.com

2007年10月23日火曜日

今どきのシン・クライアントたち

今どきのシン・クライアントたち
 日経NETWORK11月号の「NETWORK調査隊」のために,ベンダー各社のシン・クライアント・システムを取材して回った。一口にシン・クライアントといっても,共通しているのは「端末にファイルを持たない,残さない」という一点のみ。今やそのシステムは実に多用だ。ここでは過去の常識にとらわれない"今どき"のシン・クライアント・システムを紹介していきたい。

モバイルでもシン・クライアントが使える

 今どきの1番手は,「携帯電話/PHS端末のシン・クライアント化」。携帯電話機やPHS端末から携帯電話/PHS網を経由して会社のサーバーや自席のパソコンにアクセスし,アプリケーション・ソフトやファイルを操作するというシステムだ。もちろん端末にはファイルを持たず,作業したファイルも手元には残らない。ここでは一例として,ウィルコムのPHS端末「Advanced/W-ZERO3[es]」を使った日立製作所のシステムと,NTTドコモのFOMA端末を使うNTTネオメイトのシステムを紹介しよう。

 いずれのシステムも,端末レベルで認証をかけ,ネットワーク・レベルではデータを暗号化してやりとりしている。身に付けて持ち歩く携帯電話や PHS端末は,紛失・盗難の危険性が常にある。遠隔消去や遠隔ロックも端末が圏外にあってはなすすべがない。また,無線を使う以上,盗聴の心配も拭えない。端末レベルとネットワーク・レベルのセキュリティ確保は必須といえる。

 日立の場合,端末には日立ソフトウェアエンジニアリングが開発した「PicturePIN」と呼ぶ認証方式を採用している。一般的なワンタイム・パスワード方式ではなく,画面に表示された複数の絵の中から,どの絵をどの順番で選んだかという情報で認証する。さらにクラスメソッドが開発したシン・クライアント端末化ソフトを組み合わせることで,業務では利用させたくないアプリケーション・ソフトに起動制限をかけられるようになる。カメラや無線 LAN,外部メモリー・デバイスの利用を制限することもできる。

 NTTネオメイトはパソコンと携帯電話機でデータをセキュアにやりとりするために,独自の共通鍵暗号方式を採用している。通信を始める前にパソコンが暗号鍵を生成して,それをQRコードでパソコン画面に表示する。これを携帯電話機のカメラで読み取ることで,暗号鍵を共有するしくみだ。携帯電話機を紛失したり盗難に遭った際には,暗号鍵を変更することで,電話機からのアクセスを遮断できる。さらにSIMカードの固有番号による端末認証とログイン・パスワードによるユーザー認証と組み合わせることで,端末レベルで3重の認証をかけている。

オフラインでもシン・クライアント端末に

 今どきの2番手は,「オンラインでもオフラインでも通常のパソコンをシン・クライアント端末として使える」システムである。社内LANにつながるオンライン状態ではもちろんのこと,ネットワークにつながっていないオフライン状態でもシン・クライアント端末として作業を継続できるシステムだ。USB キーを挿したり,専用ソフトを立ち上げたりすることで,パソコンに制限をかけている。代表的なタイプとして,ユーグリッドと東芝ソリューションの例を見ていこう。

 ユーグリッドのシステムは,ユーザーのパソコンからユーザー・プロファイルやユーザー・データといった属人的な情報のみをサーバーに吸い上げ,パソコンのハード・ディスクを書き込み禁止にすることでパソコンをシン・クライアント端末にするしくみだ。オフラインではあらかじめサーバーの情報をUSB キーに暗号化して格納しておき,このUSBキーでパソコンを起動する。アプリケーション・ソフトやOSは端末側にあるため,オンラインのときとオフラインのときで同じ端末環境にできる。同社ではこのしくみを「ローカル・ブート型」と呼んでいる。

 東芝ソリューションのシステムは,社内ではシン・クライアント端末として使うパソコンを,社外のオフライン環境では「データを残さない」パソコンとして利用できるしくみだ。パソコンを社内システムにつなぐと,ネットワーク・ストレージ装置に格納されたOSのイメージ・ファイルがパソコンに送られ,端末側にあるOSやアプリケーション・ソフトを起動する「ネットワーク・ブート型」を採用している。パソコンのハード・ディスクはアクセス禁止となる。

 そして,このパソコンを社外に持ち出す前に,ハード・ディスクの一部領域のアクセス制限を解除して,OSのイメージ・ファイルと必要なファイルを暗号化して格納しておく。社外ではこのイメージ・ファイルでノート・パソコンを起動し,ファイルを読み出して作業を継続する。ただし,ハード・ディスクは読み出し専用になっているため,作業したファイルは電源を切ると同時に消滅する。こうしてノート・パソコンにデータを残さないようにしている。

動画や音声を苦手としないシン・クライアント

 今どきの3番手は,「音声や動画を問題なく扱えるシン・クライアント・システム」である。多くのシン・クライアント・システムは,動画や音声の扱いが得意でない。一般的な「画面転送型」と呼ばれるシン・クライアント・システムでは,サーバーから端末へ送られるデータは画面の差分情報となる。オフィス系のアプリケーション・ソフトならこれで何の問題もないが,動画や音声を送ろうとするとコマ送り状態になってしまったり,音切れが発生してしまう。この問題を専用端末で解決したNECのシステムを紹介しよう。

 NECの専用端末は動画や音声の処理チップを搭載している。動画再生やVoIPの処理をシン・クライアント・サーバー側ではなく専用端末側で行うようにした。そのうえで,動画再生の場合はサーバーが動画コンテンツをそのまま専用端末に送る。IP電話の場合は,最初に呼制御サーバー(SIPサーバー)で通話先を呼び出した後は,シン・クライアント・サーバーを経由せず,専用端末同士が音声パケットを直接やりとりする。こうすることで音声が途切れないようにしている。

リモート・デスクトップで手軽にシン・クライアント

 今どきのシン・クライアントとして最後に紹介したいのは,「簡易型のシン・クライアントとして手軽に始められるリモート・デスクトップ・サービス」だ。リモート・デスクトップは,Windows XP Professinal搭載パソコンなどで利用できる機能で,例えば自宅のパソコンからインターネット経由で会社のパソコンにアクセスして,会社のパソコンのアプリケーション・ソフトやファイルを操作できる。便利な機能だが,操作される側のパソコンOSがWindows XP HomeやWindows Vista Home Basicだと使えなかったり,ルーターやファイアウォールの設定を変更しなければならない場合があるなど,制約が少なくない。こうした制約を解消したサービスを,ソフトイーサのVPN(仮想閉域網)技術を使った日本SGIやNTTアイティが提供している。そのしくみを見てみよう。
 
 両社のリモート・デスクトップ・サービスでは,中継サーバーが2台のパソコンを仲立ちするかたちでVPNトンネルを張る。つまり,本来なら会社と自宅の入り口にそれぞれ必要となるVPNゲートウエイの機能を,インターネット上の中継サーバーに集約した格好になる。こうすることで,いずれのパソコンもファイアウォールやブロードバンド・ルーターの内側にあって,プライベートIPアドレスしか使っていない構成でも,設定変更なしでリモート・デスクトップが利用できるようになる。

 ここまでに紹介した今どきのシン・クライアント・システムは,10月24日から東京ビッグサイトで開催される日経BP社のイベント「Security Solution 2007」のセキュリティ・オープン・ラボ——シン・クライアント・ホットステージでデモを計画している。来場者の皆さまに,実際の端末やシステムに触ってもらえる環境を用意する予定である。

 ここでは紹介できなかったが,通常のパソコンをシン・クライアント端末とするデモは,ネクサンティス/ 三技協/TCBテクノロジーズ,2Xアルファ・ソリューションズ,ネットワールドなどが予定している。また,専用端末による動画再生はサン・マイクロシステムズやワイズテクノロジーが,IP電話は富士通がそれぞれ実演する予定だ。さらに,ヒューレット・パッカード(HP)のブレードPC型シン・クライアントを使ったASP型サービスをクオリカが予定している。ぜひ,Security Solution 2007の会場にお越しいただき,最新シン・クライアントを実感していただきたい。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20071018/284857/?ST=security

株式会社 ROMクライアント
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2007年10月16日火曜日

NEC US60 OSにWindows XP ProfessionalをROM化し搭載

NEC US60 OSにWindows XP ProfessionalをROM化し搭載

US60は、同社がROMのカスタマイズを行うことで、VPN環境やLAN接続方法など
ユーザーの既存システムに適応する環境を作っていた「US50」の後継機にあたる。

 OSにWindows XP Professionalを搭載し、ユーザーのシステム管理者が
自由にモバイルアクセス設定やVPN等の設定を行うことが可能となり、自社環境
に適したクライアント環境を迅速に構築できる。

 約993gの軽さと無線LAN環境への対応で、持ち運び用途に活用できる
モバイルノート型シンクライアント端末とした。
発売予定は11月下旬で価格は19万9000円。詳細は・・・
http://review.japan.zdnet.com/news/c20358751.html

株式会社 ROMクライアント 
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2007年9月29日土曜日

USBメモリー型のシン・クライアント製品の中で,異彩を放っている

 USBメモリー型のシン・クライアント製品の中で,異彩を放っているのがロムウィンの「USB-ROM」である。なんとUSBメモリーの中に, Windows XPそのものを格納してしまった。最大の特徴は,市販されているWindows XP向けアプリケーションや周辺機器がそのまま利用できる点である。「SIベンダーと協業しながら指紋認証装置などと組み合わせたソリューションを提案していきたい」(取締役専務 西村和之氏)。

 USB-ROMのもう1つの特徴は,ユーザー自らがUSBメモリーに格納するアプリケーション群を自由にカスタマイズできる点である。仕組みはこうだ。Windows XPを搭載したPCに同社の専用ツール「スティックライト for USB」をインストールしておき,PC上でUSBメモリーに組み込みたいアプリケーションを起動する。この操作により,アプリケーションの起動に必要なファイル群をツールが自動検出する。検出したファイル群をUSBメモリーに格納し,最後に書き込みできない処理を施せば作業は完了だ。

 通常,Windows XPをハードディスクにインストールする際には1.5G〜2GBのディスク容量が必要だが,Webブラウザを動作させるだけの環境であれば約150Mバイトの容量で済む(図2[拡大表示])。Windows XPに標準搭載されているアプリケーションに限らず,ICAクライアントやAdobe Readerなどのアプリケーションについても同様の操作でUSBメモリーに格納できる。

 気になるライセンスだが,すでにWindows XPを利用しているユーザーが,同じXPマシン上で利用するのであれば追加負担は発生しない。「ライセンス違反が起きないように,OSイメージを作成したマシンでのみ稼働する仕組みにする予定」(西村氏)という。
詳細は・・・・
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/SI/ITARTICLE/20050706/164051/

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2007年9月27日木曜日

アプリケーション・ストリーミングとは?

画面転送型でも、オフラインでも作業したい要望にこたえる、
アプリケーション・ストリーミングとは?

 その仕組みは,アプリケーションをサーバーで一括管理するという点では
アプリケーションの仮想化と同じだが,アプリケーションの動作はクライアント
側になる。実行に必要なリソースをパッケージし,オンデマンドでクライアント
PCにストリーミングする。パッケージは個別の分離環境で実行できるためクライ
ントPCのOSに依存することなくオフライン環境でもアプリケーションを実行でき
る。

 この"アプリケーション・ストリーミング"と"アプリケーションの仮想化"は
補完関係にあるものだ。あくまでもセキュアに取り扱いたい機密書類などは,ア
プリケーションの仮想化を利用し,ストリーミングでは利便性を優先させたいア
プリケーションの利用を"オフラインでどれくらいの期間利用可能にするか"と
いったポリシー規定や,差分のみをダウンロードする機能を利用しながら使い分
けを吟味してほしい。

 1つの製品で"仮想化"と"ストリーミング"を可能にしたことは,
ユーザーの使い分け次第で,まさに今利便性の高いアプリケーション利用を実現
するものである。

 今回は,まずアプリケーションの仮想化がどのような仕組みで,どのような
メリットがあるかを紹介した。次回は,"アプリケーションの仮想化"が内部統
制の構築においてどのように寄与するか見ていくことにしたい。
詳細は・・・・・・
http://itpro.nikkeibp.co.jp/as/citrix/index.shtml

株式会社 ROMクライアント
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2007年9月21日金曜日

NTT東日本、顧客情報3万件流出・元社員パソコン

NTT東日本、顧客情報3万件流出・元社員パソコンから
 NTT東日本は20日、東京支店の元社員の自宅にあった私有パソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を通じて3万1096件の顧客情報を含む業務関連ファイルがインターネットに流出したと発表した。

 中には個人顧客4人分の銀行口座番号も含まれていた。これまでに不正使用されたとの苦情は受けていないという。

 流出した顧客情報は氏名や住所、電話番号などで個人が1万9821人分、法人が1万1275法人分。NTT東は該当者に電話などで個別におわびと事情説明を行う。

 同時にNTT東グループの社員1万193人分の氏名や所属組織、電話番号、メールアドレスもネットに流出。NTT東は約2万人の退職者に対して業務関連書類を無断で持ち出していないか確認する。(

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070920AT1G2003520092007.html

株式会社 ROMクライアント (ハンディソフト内)
宗像忠夫(Munakata Tadao) PHS:070-5504-4823
東京都千代田区神田錦町3-15 錦精社神田ビル7F
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ネットワールドとクオリティ SaaS型PCセキュリティの維持管理サービス発表

ネットワールドとクオリティ、SaaS型PCセキュリティの維持管理サービス発表

【サーバーの無停止性を追求】圧倒的な安定稼働率を実現 →詳細必見 トップ企業集結!通信コミュニケーション無料セミナー開催!大塚商会 衝撃・振動・水にタフ!現場に強い高性能モバイルPC【タフブック】 無料講座で実現する秋からの高収入!実機で学ぶTCP/IP講座開催中!
ネットワールドは20日、クオリティと協業でセキュリティ維持管理サービス「ISM Client Care」(以下、ISM)の販売を9月中旬より開始すると発表した。クライアントPCのセキュリティ管理者がいない企業でも、設定されたセキュリティポリシーを自動的に継続して保てるようにするだけでなく、管理用サーバの構築や運用作業を不要にできるメリットがある。

ISMが提供するサービスは以下のとおり。

Windowsセキュリティパッチの更新支援(OSパッチのアップデート支援)
クオリティが発行するセキュリティ辞書によるセキュリティレベルの診断(日次)
セキュリティパッチ未適応PCのレポーティング ウイルスワクチンソフト未更新PCのレポーティング 不正ソフト(Winny、Share等)探査、利用状況のレポーティング ハードウェア構成/インストールソフトウェアの一覧レポーティング
また、既に販売中のマカフィー「Managed Total Protection」(以下、MTP)とISMを組み合わせた「セキュリティSaaSパック(仮称)」が同時提供
される。これを利用すると、Windowsセキュリティパッチ更新やワクチンソフト
のパターンファイルの更新が自動更新され、クライアントPCのセキュリティレベルを一定に保つことができる。

価格は、ISMの初回システム登録費用が1社あたり5万円(税抜・初回のみ)、サブスクリプションライセンスが1クライアントあたり8,400円(税抜/年間契約)。
「セキュリティSaaSパック(仮称)」は価格未定だが、1クライアントあたり
15,000円前後(税抜/年間契約)の予定
詳細は・・・・・
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/09/20/050/

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2007年9月12日水曜日

OSを搭載したUSBメモリ「BOOTPLUG」が小型化、2GB版を追加して新発売

OSを搭載したUSBメモリ「BOOTPLUG」が小型化、2GB版を追加して新発売 有限会社クラムワークスは9月12日、OSを搭載したUSBフラッシュメモリ「BOOTPLUG」を発表した。9月13日から出荷を開始する。

 BOOTPLUGは、Linuxベースの小型OSを搭載したUSBメモリ。PCのHDDにアクセスせず、USBポートからOSを起動できるのが特長。3月38日に発表された旧製品と比べると、より小型化されており、長さ4cm、厚さ4.6mmで一般的なUSBメモリよりも小さいものとなっている。また、これまでは最大容量1GBのモデルのみだったが、2GBモデルが新たにラインアップされた。これにより、静音PCや無音PCを手軽に製作できるほか、車載PCのように振動を伴う用途にも安心で、容易にハードディスクレス環境を実現できるとしている。

 Firefox相当のWebブラウザやPOP/IMAPに対応したメーラーのほか、PDFビューワやOpenOffice.orgを標準で搭載。ネットワーク機能としては、有線・無線LAN、PPPダイアルアップ接続、PPTPまたはIPsecによるVPN、CIFS/SMBによるファイルサーバー接続機能を備える。またリモートデスクトップクライアントやCitrix Presentation Serverクライアントにも対応するため、シンクライアントにも最適としている。

 価格は、空き容量730MB/総容量1GBの「BOOTPLUG-m1」が1万2600円。空き容量1GB/総容量2GBの「BOOTPLUG-m2」が1万6800円。保護ケース、起動CD、簡易説明書が付属する。
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/software/2007/09/12/11152.html

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2007年9月8日土曜日

遠隔データ消去サービス

ワンビ、遠隔データ消去サービス「トラストデリート ASP v1.5」を発表

ワンビは、PCデータを遠隔から消去できるASPサービス「トラストデリート ASP v1.5」を発表した。

ワンビは9月7日、PCデータを遠隔から消去できる「トラストデリート ASPv1.5」を発表した。価格はオープンで、
販売元は大塚商会となる。 同製品は、HDDにある個人情報や機密 ...
<http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0709/07/news134.html>

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2007年9月6日木曜日

日本 HP、Blade Workstation にグラフィックスカード搭載モデルを追加

日本 HP は、「HP xw460c Blade Workstation シリーズ」に、ミドルレンジのグラフィックスカード「NVIDIA Quadro FX1600M」搭載モデルを追加、5日に発売する。CAD ユーザーを中心とした高性能グラフィクスニーズに応えるのが狙い。

インテル Xeon 5160(3.00GHz、デュアルコア)プロセッサを搭載したブレードワークステーション「xw460c」に NVIDIA のグラフィックスカードを搭載したことで、シンクライアントを用いたリモートクライアント環境でもワークステーション並みの高度なグラフィック処理性能が利用可能になる。

チップセットはインテル 5000P、メモリは4GB PC2-5300 SDRAM、72GB HDD(SAS、15krpm)を装備した。OS は Microsoft Windows XP Professional Blade Edition。

価格は最小構成で78万3,300円(総額)から。

同時に、「HP RGS(Remote Graphics Software)」の性能を向上させた。HP RGS は、ダイナミックに変化する大容量のグラフィックスデータを高圧縮し、スムーズにネットワーク転送させることができるソフトウェアだ。

最新版となる「v5.0」では、動画送信のパフォーマンスを従来に比べて約2倍に向上した。また、CPU 負荷を低減したほか、指紋認証デバイスやスマートカードなど USB デバイスへ対応した。これにより、シンクライアントに USB を利用した指紋認証機能を用いたログイン認証が可能になる。

価格は、「HP RGS Workstation Edition Version5」が4万8,300円で、3年間ソフトウェアアップデート権が6万900円、「HP RGS PC Edition Version5」が1万8,900円で、3年間ソフトウェアアップデート権が2万1,000円(すべて総額)。

http://japan.internet.com/webtech/20070905/3.html
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2007年9月2日日曜日

wizpyで実現、低コストなシンクライアントシステム

ターボリナックスは8月29日、クライアント端末として「wizpy」を活用した企業向けシンクライアントシステム「wizpy Style Secure Solution」を発表した。

 wizpy Style Secure Solutionは、USBメモリで起動できるOS/クライアント環境「wizpy Style TC703」に、2Xアルファ・ソリューションズが提供するシンクライアントソフトウェア「2X ソフトウェア」を組み合わせた、画面転送型のシンクライアントシステムだ。WebブラウザやMicrosoft Officeをはじめとするアプリケーションはすべて「wizpy Style Secure Server」側で動作し、クライアント側には画面情報のみが伝えられる。また、MicrosoftのターミナルサーバやCitrix Presentation Serverなど、ほかのシンクライアントシステムと連動させることも可能という。10クライアント/1サーバの基本構成で46万1650円だ。詳細は・・・
・・
http://www.atmarkit.co.jp/news/200708/29/wizpytc.html

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2007年8月28日火曜日

モバイルアクセスをSaaSで管理する・サイバネットシステム

Fiberlinkサービスは、モバイルパソコンからVPNを使って社内LANへアクセスする場合の「セキュリティーポリシー管理」と、「ネットワーク・アクセス・コントロール機能」を、SaaS方式で提供するものだ。モバイルパソコンのウイルス対策ソフトの状態、セキュリティーパッチの適用状況、インストールしているソフトウエアの状況など、契約している企業のセキュリティーポリシーとの整合性をチェックしたうえで、社内LANへのアクセスを制御する。モバイルパソコンの状態が、そのセキュリティーポリシーと合致しない場合には、社内LANへのアクセスを遮断することが可能だ。
http://it.nikkei.co.jp/business/web2007.aspx?n=MMIT24000022082007

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2007年8月25日土曜日

シンクライアントを使いギフトの対面販売システムを構築

シンクライアントを使いギフトの対面販売システムを構築
関西を中心に9店舗を展開する近鉄百貨店は9月までに、全店舗のギフトセンターに対面販売用のシンクライアント端末450台を導入する。すでに、阿倍野本店、上本町店、奈良店、橿原店の4店舗で300台を稼働させた。贈答品の受注システムをオンライン化し、伝票出力や会計処理など一連の作業にかかる時間を短縮するのが狙いだ。

 顧客が贈答品を注文する場合、従来は顧客自身がカーボン用紙に住所、氏名、商品などを記入し、その情報を店員が端末に入力していた。受注システムがPOSと連携していなかったため、商品の値引きや配送料金などはその都度、店員が適切なものを選択していたという。顧客が指定した発送先が3件だった場合「すべての処理が終わるまでに13分ほどかかっていた」(近鉄百貨店の藤田浩業務サービス本部情報システム部長)。誤った値引き設定で商品を販売してしまうケースなどもあったという。

 これらの問題を解決するために近鉄百貨店が採った方法が、受注システムのオンライン化だ。店員が対面販売用の端末に顧客情報を直接入力するため、紙を使う必要がない(写真1)。POSと受注システムが連携しているため、値引き量や配送量を自動的に計算でき、ミスが起こる心配もなくなった。発送先が3件の場合、新規の顧客で8分、住所などの入力が必要ない既存顧客は5分で受注処理が終わるという。

 対面販売用にはシンクライアント端末を採用した。近鉄百貨店は通常時、贈答品の受注はギフトセンターで対応している。だが歳暮・中元時には贈答品の受注量が急増することから、催事場にギフトコーナーを臨時で設ける。そのためシンクライアント端末も、普段使わない分は倉庫にしまっておき、歳暮・中元時に一斉に売り場に展開する。

写真2●シンクライアント端末は画面の裏側に取り付けられる
[画像のクリックで拡大表示]

写真3●お中元商戦時には催事場に端末を一斉展開する
[画像のクリックで拡大表示]

 シンクライアント端末は画面の裏に取り付けることができるため(写真2)、デスクトップ型のパソコンより持ち運びが容易だ。端末は無線LANで受注システムと接続する。阿倍野本店、上本町店、奈良店、橿原店の4店舗は、6月1日からお中元商戦に向けて催事場に端末を配備。催事場にはシンクライアント端末がずらりと並んだ(写真3)。 

 近鉄百貨店が受注システムのオンライン化の検討を始めたのは2005年秋頃のこと。他の百貨店が先行して受注システムのオンライン化に取り組んでおり、伊勢丹は2000年に、大丸は2005年に稼働を始めている。藤田部長は「他の百貨店に後れを取ってしまったため、それを補う意味でも他に負けない最新のシステムを導入しよう」と考え、2005年11月から週1回、要件定義や仕様確定のための会議を開き、どのようなシステムが最適かを検討。耐久性が高いことや情報漏洩リスクを軽減できることなどを理由に、シンクライアント・システムを採用することが決定した。

 シンクライアント・システムは大きく分けて2つのタイプがある。端末ごとに使用するアプリケーションやOSなどを設定するタイプと、すべての端末を共通の環境で利用するタイプだ。近鉄百貨店の場合、対面販売での使用を想定しているため、各端末で使用するアプリケーションは共通である。そのため 2006年6月、後者にあたる日本ヒューレット・パッカード製のシンクライアント端末「HP Compaq t5720 Thin Client」の導入を決めた。

 システム導入の際に大きな問題となったのは、店舗によって贈答品の受注プロセスや値引きの設定方法などが異なっていたことだ。藤田部長は「新システムを導入すると、全店舗が同じ流れで商品受注処理をする必要があった。どのような受注プロセスが最適か、各店舗の意見を調整し、まとめ上げるのに1年近くの時間を要した」と振り返る。

 データベース・サーバーやアプリケーション・サーバーなどは大阪・上本町にある近畿日本鉄道本社ビル地下1階のデータセンターに設置。既存の資産を生かすことを考え、DBMSは以前から使用している日本IBMの「Informix Dynamic Server V9.40」をそのまま流用した。アプリケーション・サーバーは今回新たに13台導入し、サーバー1台で40端末を稼働させる。

 データ・センターと各店舗を結ぶ回線は、NTT西日本の「Bフレッツ」を利用。通信速度は100ギガビット/秒で帯域保証はないが、藤田部長は「10メガビット/秒あれば問題なくシステムが動く」と話す。バックアップ用の回線は広域イーサネットを使用する。
 
 2007 年3月に阿倍野本店、上本町店、奈良店、橿原店の4店舗のギフトセンターでシンクライアント・システムが稼働を開始した。システムの構築を担当したバンクテック・ジャパンは、大丸や高島屋のギフトシステムのオンライン化も手掛けている。バンクテック・ジャパンによると、百貨店が贈答品の受注システムにシンクライアントを採用するのは今回が初めてという。構築にかかった費用は端末やネットワークなどすべて含めて3億円ほどだった。

 稼働まで順調に進んだシンクライアントの導入プロジェクトだったが、現在までに2度、システムが一時的に利用できなくなるという障害が発生している。1度目は今年6月1日、データベース内のデータとインデックスの連携がうまく取れていなかったため、サーバーがデータを読み込むことができず、システムにロックがかかってしまったというもの。2度目は7月1日、顧客のログファイルを記録した磁気テープに障害が発生し、ログファイルを照会できなくなったために利用が不可能になったというものだ。
詳細は・・・・・・・・
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20070823/280177/?ST=system

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2007年8月21日火曜日

苦節7年,ASPの先駆者がSaaSビジネスに乗り出す

苦節7年,ASPの先駆者がSaaSビジネスに乗り出す
KitASPが米社と提携,プラットフォーム製品販売へ

 かつてのASPブームから7年。今度は成果を出す−−。ASP関連ソフトの老舗ベンダーとして知る人ぞ知る存在である,きっとエイエスピー(KitASP)は,SaaS(Software as a Service)プラットフォーム製品「Pivot Path/JSDN」を提供する米Jamcrackerと提携。通信事業者や大手インターネット接続事業者(ISP),データセンター事業者などに向けて,Pivot Path/JSDNを核にしたプラットフォーム製品を販売すると発表した。

 同社の松田利夫社長は,"苦節7年"の意気込みをこう語る。「2000年にASPを普及させるべく当社を設立し,業界団体のASPIC(ASPインダストリー・コンソーシアム)ジャパンも旗揚げした。その頃,ASPのプラットフォーム・ソフトを提供しているJamcracker社を知り,提携したいと考えた。ところが,ほどなくネットバブルが崩壊して,ASPへの関心は急降下。Jam社はリストラを,我々も苦しい状況を余儀なくされた。しかし ASPは必ず広がるという確信があった。ASPからSaaSへと言葉が変わった現在,ブロードバンド環境は充実し,ネット上にアプリケーションやデータを置くことへのユーザーの拒否反応もほぼない。間違いなくソフトウエアをサービス化できると考えている」。

 同社が販売するのはどんな製品で,どんなビジネススキームを計画しているのか?プラットフォーム製品という言葉から推察できるように,Pivot Path/JSDNはアプリケーションではない。アプリケーションのホスティングや配信契約の実行・管理,ユーザーのアカウント/アクセス権管理,課金・決済,ヘルプデスクなど,アプリケーションをネット経由で提供する事業に必要な機能を提供する基盤ソフトである。KitASPは,このPivot Path/JSDNに自ら提供するいくつかの製品を組み込み「きっとアプリケーション・サービス・プラットフォーム(K-ASP)」という名称で販売する。組み込むのは,クライアント・アプリをサーバーで稼働させる「GO-Global」,サーバー側にあるクライアント・アプリをダウンロードしてオフラインで利用できるようにする「AppStream」,ネット印刷ソフトなど4種のミドルウエアだ。

 一般のクライアント・ソフトやクライアント/サーバー型ソフトを,SaaSとして提供できるのがK-ASPの特徴である。これは,GO- Globalなどを一括提供するためだ。「SaaSのユーザーインタフェースは,一般にはWebブラウザやAjaxを使ったものという印象が強い。だがK -ASPでは使い慣れたソフトを,そのままのユーザーインタフェースで提供できる。ブロードバンドの普及や配信技術の進歩で,普通にクライアント機にインストールしたソフトに比べても,レスポンスはまったく問題ない」(松田社長)。

 KitASPが想定するK-ASPの販売先は,SaaS事業を広範に提供する通信事業者やISPなどと,一般企業に大別される。前者に対しては売り切りではなく,K-ASPを貸与(レンタル)する。通信事業者などがサーバーを含めたSaaSの設備を用意して顧客開拓を行い,KitASPがSaaS で提供するソフトの調達や技術支援をするイメージだ。松田社長は,これを「楽天のようなビジネスモデル」と話す。「大手か中小かを問わず,ソフト会社にとって,SaaS事業のための設備を自前で用意する負担は小さくない。顧客開拓も単独では限界があるし,顧客にとってはワンストップでいろいろなソフトを利用できる方が便利だ。ソフト会社が我々のプラットフォームを月額1万円程度(プラス売り上げに応じた課金)で利用できるようにして,多くのソフトを一括して提供したい」(同)。

 米国でJamcrackerが提供しているのも,この種のサービスである。「Jamcrackerの創業者でCEO(最高経営責任者)を務めるのは,ネットバブルの頃に一世を風靡したデータセンター大手,エクソダスの創業者。他の経営陣も,HPやマイクロソフトの経験者,著名な座席予約システムを構築/運営してきたアメリカン航空の元CIO(最高情報責任者)などベテランがそろっている。信頼性の高さが求められるSaaSビジネスに最適な人材ばかりだ」(松田社長)。

 もう一つの一般企業向けはSaaSというより,ソフトウエア資産の集中管理やセキュリティ強化を志向した,シンクライアントの考え方に近いものだ。こちらは売り切りで,100ユーザー当たり500万円から。KitASPの代理店であるシステムインテグレータを介してK-ASPを提供する。 KitASPは,この2タイプのサービスにより,「SaaSビジネスで先行するセールスフォース・ドットコム(SFDC)とは異なる選択肢を提供する」 (同)考えだ。

 とはいえセールスフォース・ドットコムのサービスに比べると,まだ課題も残る。一つはK-ASP上のアプリ同士のデータ連携ができない場合があること。既存のアプリをそのまま動かすから当然なのだが,SaaSといえばデータ連携が前提というイメージも強い。「必要なら連携専用のアダプタを開発する。標準的なデータ連携の仕組みを用意し,それに合わせないとソフトを提供できないといった縛りは考えていない」(同社)。

 有力なソフトを調達できるかどうかも,ASPブームの頃と変わらない課題だろう。売れるソフト製品を擁するベンダーはSaaSで提供しようとはせず,そうでないベンダーの製品ばかりが集まる可能性もあるのだ。これに対しKitASPは「有力なソフト企業の多くは,売り切り方式(セルモデル)で売れる顧客にはすでに販売済み。売り上げを伸ばすには,自前でサーバーを保有できない企業を開拓する必要がある。現実に,ある会計ソフトの有力企業と具体的な話し合いをしている」(松田社長)。

 三番目の課題は様々なソフトを様々なユーザーインタフェースで提供することが,ユーザー側に混乱をもたらしかねないこと。どのアプリがどのサーバー(クライアント)で動いているのか,それぞれの料金体系はどうなっているのかなどが見えにくいうえ,作成したデータの所在をユーザー自身が管理しなければならない。自由度が高い半面で,ユーザーにはある程度の情報リテラシーが求められる。またサービスの提供体制も課題の一つ。KitASP,通信事業者やISP,ソフトの開発/販売会社が,役割分担しながら「SaaSの商店街」を提供する形態は,うまくいっているときはともかく,何かトラブルがあると責任の所在があいまいになるおそれがある。

 それでも,SaaSといっても電子会議やセキュリティソフトなどにとどまっていたり,共同研究の域を出ない取り組みが多い中で,KitASPの試みが実現すれば注目に値する。セールスフォース・ドットコムのオルタナティブになり得るかどうか,今後に期待したい。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070820/279858/?ST=security
株式会社 ROMクライアント
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2007年8月2日木曜日

国内シンクライアント関連市場規模予測を発表

IDC Japan、国内シンクライアント関連市場規模予測を発表

国内シンクライアント関連市場規模予測を発表

・2007年のシンクライアント端末出荷台数は、12万台超となる見込み
・2006年〜2011年の年間平均成長率(CAGR)43.1%で拡大し、2011年には50万台超に
・関連コンポーネント、サービスを含めたシンクライアントソリューション市場規模は、2011年に約1,300億円に達すると予測

 
 IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、2007年第1四半期の実績調査をもとに、シンクライアント端末出荷数および関連ソリューション市場の動向について分析を行い、その結果を発表しました。

 セキュリティ、コンプライアンス対策、TCO削減、環境対策、事業継続性/災害復旧対策(BC/DR:Business Continuity/Disaster Recovery)、情報システム管理の効率化といった経営課題に対するシステムソリューションとして、シンクライアントが注目されています。

 シンクライアント端末の出荷は、2006年の実績値で約8万4,000台、2011年には50万台超になり、2006年〜2011年の出荷台数における年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は43.1%、関連コンポーネント、サービスを含めたシンクライアントソリューション市場規模は、2011年に約1,300億円に達するとIDCでは予測しています。

 IDC Japan PCsシニアマーケットアナリストの成田 雄三は、「セキュリティ対策などの課題解決策としてシンクライアントは有効であり、今後、市場は拡大していく。シンクライアント関連ベンダーは、次世代のITインフラとしてシンクライアントソリューションの提案を行っていくべきである」と述べています。

 今回の発表はIDCが発行した「国内シンクライアント市場 2006年の分析と2007年〜2011年の予測:クライアント仮想化の動向」(J6020107)にその詳細が報告されています。本レポートでは、2006年までの国内シンクライアント市場実績および2007年から2011年までの市場予測を提供しています。また、製品動向として、シンクライアント、ブレードクライアント、シンクライアントシステムを構成する関連コンポーネント、仮想化ソリューションに包含されるシンクライアントソリューションの市場動向および予測を提供しています。

 なお、IDCでは、シンクライアントを、ハードディスクドライブを内蔵しないネットワーク依存型のシステムデバイスとして定義し、PC市場とは独立して調査を行っています。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=166535&lindID=1

2007年7月14日土曜日

Master'sONE個人情報検出サービス

NTTPCコミュニケーションズは,同社のIP-VPNサービスをネットワーク基盤として利用するASP型サービス2種類を,7月12日に開始した。(1)外出先から業務アプリケーションを利用する「Master'sONEモバイルオフィスサービス」と,(2)社内のクライアントPCに個人情報があるかどうかを調べる「Master'sONE個人情報検出サービス」である。

 (1)のMaster'sONEモバイルオフィスサービスは,インターネットから専用のゲートウエイを経由して,IP-VPNネットワーク上に設置したグループウエアを利用するというサービス。ゲートウエイ機能とグループウエア機能の2つを同時に提供する。別途,社内LANを同社のIP-VPNに接続することで,ゲートウエイを経由した社内LANへのアクセスも可能になる。ゲートウエイは,パソコンだけでなく携帯電話やPDAなどからもアクセスできる。

 Master'sONEモバイルオフィスサービスの価格は,初期費用が1ユーザーあたり3000円(税別),月額費用が1ユーザーあたり2000円(税別)。

 (2)のMaster'sONE個人情報検出サービスは,社内のクライアントPC(Windows)に個人情報が含まれているかどうかを調べ,調べた結果をIP-VPNネットワーク上に設置した管理サーバーに集約,分析できるようにしたサービス。前提として,社内LANと同社のIP-VPNを接続しておく必要がある。

 個人情報の検出ソフトとして,KLab(東京都港区)が開発した「P-Pointer」を用いている。管理サーバーからダウンロードして起動する実行形式ファイルであり,個々の社員がパソコン上で明示的に起動させて利用する。個人情報かどうかを判別するための辞書として,地名,人名,メール・アドレス,電話番号の辞書を備える。bak,csv,eml,htm,html,lzh,pdf,ppt,tar,txt,xls,zip,xmlなど48個の拡張子を持つファイルを検査対象とする。

 Master'sONE個人情報検出サービスの価格は,1ユーザーあたり月額300円(税別)。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070713/277486/?ST=system

株式会社ROMクライアント 
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2007年7月12日木曜日

Enhanced Write Filter

Enhanced Write Filter

 「Enhanced Write Filter」(EWF)は、XP Embedded特有の機能である。XP Embeddedは、ハードディスク以外のフラッシュ媒体(CF)などに格納することが多い。そのディスクの保護を目的とした機能である。

 EWFは、書き込みの処理を「EWFボリューム」と呼ばれる領域にリダイレクトすることでオリジナルデータの変更を抑止するとともに、書き込み回数に制限があるストレージの寿命を延ばすのにも役立つ。

 EWFには、EWFボリュームをディスク上に置く「Disk Overlay mode」と、RAMに置く「RAM Overlay mode」の2つのオーバーレイタイプがある。

 XP Embeddedの開発を行ううえで、このEWFの設計は非常に重要な部分である。そして、デバイスの安全性や寿命に大きく影響する。

2007年7月11日水曜日

USBメモリ型シンクライアント「USBnux(R)」機能強化版

NTTデータ経営研究所など、USBメモリー型シンクライアントの機能強化版を提供
〜指紋認証・ログ取得機能を内蔵した、既存パソコンのシンクライアント化ソリューション〜
USBメモリ型シンクライアント「USBnux(R)」機能強化版を提供開始

 株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:佐々木 崇)、および株式会社NTTデータシステムズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:堀越 政美)は共同で、既存のパソコンをそのまま活用できるUSBメモリ型シンクライアント「USBnux(R)(ユーエスビナックス)」の機能強化版を本日より提供開始いたします。

 情報漏えい対策としてシンクライアント・ソリューションが注目されていますが、多くのソリューションでは、シンクライアント専用機を新規に導入することでシンクライアント環境を実現していました。一方、2006年7月よりNTTデータ経営研究所が販売している「USBnux(R)」では、USBメモリ型の「USBnux(R)」を既存パソコンのUSBポートに挿入して起動することで、パソコンのハードディスクを隠ぺいしてシンクライアント化するため、ハードディスクが無効化され、ファイルの保存ができなくなり、パソコン本体からの情報漏えいを完全に防止することができます。また、アプリケーションの操作、およびファイルの編集・保存については、シンクライアント・サーバへ接続することで、サーバ上において実行することが可能となります。

 この度、提供する「USBnux(R)」機能強化版は、従来版でのお客様からの機能追加要望をもとに、より使いやすい機能とセキュリティ強化、洗練した操作性を実現したものです。代表的な新機能は次のとおりです。

 「USBnux(R)」機能強化版にて追加された機能

 ●指紋認証機能を内蔵
 ●操作ログ取得機能を内蔵し、メモリ内にログを格納可能
 ●従来のLinux OSブート方式に加え、既存OS(Windows)から直接起動方式も採用

 「USBnux(R)」機能強化版を用いた場合、従来のシンクライアント専用機をベースとしたシステムと比べ、3分の1から5分の1程度の導入コストで、シンクライアント環境の構築が可能となります。

 このように、既存のパソコン資産を有効に活用しつつ、シンクライアント環境が構築できるため、これまで導入コストの高さからシンクライアント導入をちゅうちょされていたお客様にもご検討いただける価格を実現しています。

 なお、「USBnux(R)」は、総務省が2005年度および2006年度に公募した"個人情報保護強化技術実装システムの開発・実証プロジェクト"に、シンクライアント・ソリューションとして唯一採択されたソリューションであり、地方自治体の協力を得た実証実験により、高い有効性と適用性が確認されています。この実証実験の成果、および公的機関をはじめとした「USBnux(R)」のお客様の実績が、2007年7月11日(水)〜13日(金)、「自治体総合フェア2007」(於:東京ビッグサイト)、総務省ブースにて展示・発表されます。

 NTTデータ経営研究所は、「USBnux(R)」機能強化版の提供開始に伴い、シンクライアント・ソリューションのコンサルティング・サービスを一層強化いたします。NTTデータ経営研究所のコンサルティングは、お客様のシステム要件を多角的に捉えた上で、セキュリティ強化のみに留まることなく、システムのトータルコスト削減も含めた費用対効果を明確にします。さらには日本版SOX法に対応する内部統制の実現も考慮した、シンクライアント・ソリューション導入に関する総合的なコンサルティングを提供いたします。

 また、NTTデータシステムズは、「USBnux(R)」機能強化版の供給と技術的サポートを提供いたします。さらに、「USBnux(R)」を使用する上で必要となるシンクライアント・サーバシステムの設計・構築・保守を一貫して提供いたします。コストを重視する小規模システムから金融機関の勘定系レベルのミッションクリティカルな大規模システムまで、豊富な構築経験とノウハウにより、お客様のニーズに最適なシステムを提供いたします。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=164667&lindID=1

株式会社ROMクライアント 
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2007年7月6日金曜日

OLPC

OLS(Ottawa Linux Symposium)3日目にはJon 'maddog' Hall氏の講演があった。Hall氏は、今現在よりもさらに10億人の人々をインターネットにつなげるための低価格で環境に優しい方法としてLTSP(Linux Terminal Server Project)を第三世界に広めるという同氏の夢について語った。またその他にも、OLPC(One Laptop Per Child)プロジェクトの近況報告を含むいくつかの講演が行なわれた。
 「シンクライアントの大きな成果——実現までの道程」と題されたHall氏による午後のセッションは非常に盛況だった。Hall氏はまず始めに、商標に関する免責事項を述べた。いくつかの商標に関する注意事項とともに、とりわけLinuxはLinus Torvalds氏の登録商標であるということを聴衆に伝えるようにとHall氏自身の弁護士から言われているのだそうだ。

 Hall氏は、まだコンピュータが巨大で高価なメインフレームだった時代の1969年からコンピュータに関わっている。Hall氏によると、真夜中に作業することがプログラマの習性となったはこの頃だという。その理由は学生たちがメインフレームを使用することができたのが、教授たちが使用していなかった時間帯である深夜だけだったからだと(真偽のほどはともかく)やや冗談っぽく話した。

 その後やがてミニコンピュータとタイムシェアリングが登場し、コンピュータにはオペレータがついていて、端末ユーザは、定期的にバックアップを取ったりする作業やミスをしたときに復旧させたりする作業に関して、オペレータたちに頼っていたという。タイムシェアリングコンピュータでは、多過ぎる人数のユーザが使用していることもあった。そしてそのことは、5文字続けて入力したときに数秒たってからその5文字全部が一度に返ってくるという現象からうかがい知ることができたという。

 そして最後にパーソナルコンピュータが登場し、それ以前のコンピュータとは異なり、ほとんどの時間アイドルして、大量の電力を消費し、騒音を出すようになったという。ちなみにフランスでは、騒音基準を越えないよう測定器を持ってオフィスの騒音を監視する騒音レベル担当者までいるのだという。さらにPCは場所を大きく取るため机の上には他の作業を行なうための場所がなくなってしまう。また1台ごとにメモリやディスクが必要となるという点で非常に効率が悪い。またPCはすぐに時代遅れになってしまう。Hall氏は、他にも言いたいことはあるが、この講演ではPCではなくシンクライアントについて話したいと述べた。

 しかし、Hall氏はさらにいくつかPCを非難することを続け、講演の核心部分に到達するまでに時間がかかった。例えば、ある公務員が麻薬密売人のボーイフレンドのそばで仕事の続きをするために機密データをUSBメモリに入れて自宅に持ち帰っていたことが発覚したという例を挙げて、デスクトップPCのセキュリティは非常にお粗末だと述べた。またデスクトップのセキュリティにとっては、清掃スタッフさえも脅威となることもあるとした。

 Hall氏は同氏の両親の写真を示して、「本当の問題は何なのだろうか?」と聴衆に問いかけた。飛行機の整備工だったHall氏の父親は、自分の車のエンジンをバラバラにして再び組み立て直すということを何度もやっていたという。しかも、なくなったり組み立て後に余ったりする部品はなく、説明書の類いもまったく見ずにやっていたのだそうだ。Hall氏は、父親や母親というものは、(そんなHall氏自身の父親でさえ)コンピュータにはとにかく動いて欲しいと思うものであり、カーネルのコンパイルに時間をかけるようなことは好まないのだと述べた。

 「父親や母親にも使うことができ、とにかく動く」という複雑な電気機器は実際に存在する。Hall氏によると、それは電話だ。電話のネットワークは決して取るに足らないものではなく、高い技能を持つ人々による保守の必要性もあるにも関わらず、エンドユーザはそのようなことは何も気にする必要がないのだという。

 Hall氏によると、フリーソフトウェアを搭載したLTSP(Linux Terminal Server Project)シンクライアントは、小さく、軽量で、安価で、省電力であり、同等の能力を持つPCよりも使いやすいという。一方LTSPサーバは大量に電力を消費するが、それらはユーザの作業や管理者の保守を一手に引き受ける場所となっている。Hall氏によるとLTSPは世界中で大当たりしているという。LTSPを使用すれば、486マシンのような旧式のシステムを端末として再使用することができるとのことだ。その例として、寄付された多くの旧式のコンピュータと、LTSPを搭載した、やはり寄付されたサーバ1台とを使用してまったく予算をかけずにしっかりと役に立つコンピュータシステムを構築した学校が紹介された。

 LTSPの端末はローカルのストレージを持たず、夜間は電源をオフにすることが簡単にできると指摘した。またソフトウェアの海賊行為を引き起こしにくいとした。Hall氏は講演をやや脱線させて、同氏がソフトウェアの海賊行為を良くないと考えていることについて話し、ソフトウェアの作者には自ら作成したソフトウェアがどのような形で使われることを希望しているのかを主張するあらゆる権利があると述べた。そしてその一方で、ユーザにはそのようなソフトウェアを使うか使わないかを選ぶ自由があるとした。

 海賊行為に関してHall氏はさらに、ブラジルで非常に安価なLinuxコンピュータが大量に提供された試みについての話をした。その試みが行なわれた後しばらくすると、安価なコンピュータを購入した人のうちの約75%がLinuxを別のオペレーティングシステムの違法コピーに入れ替えているとして、ある有名なソフトウェア企業がブラジル大統領に対して苦情を申し立てたのだという。その際ブラジル政府からどうすれば良いかを尋ねられたHall氏は、ブラジル全体の違法コピー率である84%と比較すると少ないのだから、それはむしろ前進であると答えたとのことだ。

 なおHall氏によると米国の違法コピー率は34%、ベトナムは96%と見積もられているという。そして、ベトナムの人々の収入が日に2ドルか3ドル程度であるというのに、ぴかぴかの新品だからと言って、裏通りに行けばたったの2ドルで買えることが分かっているCDに対して300ドルも支払って購入することを彼らに期待するべきではないと指摘した。

 第三世界の人々もインターネットにつながる必要があるが、彼らにとってはプロプライエタリなソフトウェアは高価すぎる。しかしLTSPを利用すればそれが可能になるのだという。

 Hall氏は、最近、地球温暖化が大きく深刻な問題になりつつあるが、そこへさらに10億人の人々がオンラインになるためにそれぞれ400ワットから500ワットの電力を消費するデスクトップを使用することを想像してみて欲しいと呼び掛けた。コンピュータが消費する電力のほとんどは熱に転換されるため、その分の熱のための空調のコストがかさみ、貧困地域にとってはさらなる負担が強いられることになるという。

 また環境問題に関連してHall氏は、ニューハンプシャー州の同氏が住む町では、昔はごみの埋め立て地まで車で「下りていった」のに、後にごみの埋め立て地まで車で「上っていく」ようになり、その後その埋め立て地は、満杯になり過ぎて、埋め立て地から流出する水が町の飲み水に影響を与えるようになってしまったため閉鎖されたという話をした。そして、シンクライアントはモニタの後ろに入ってしまうほど非常に小さいことを指摘した。さらにシンクライアントには機械的に動くパーツがないため、騒音もなく、寿命もかなり長いという。そのためごみの埋め立て地を短期間で埋め尽くさずに済むとのことだ。

 またHall氏は、LTSPは新しいオープンなビジネスモデルを生み出すのにも使えるので、人々にはLTSPを使って起業してもらいたいと述べた。そして、LTSPサービスを提供できるように人々を教育して欲しいと続けた。そしてそれに似た話として、大企業がインターネットを発見する前の初期のISPの思い出話を始めた。以前はその地方のISPが小規模で地元に密着したビジネスを行なっていて、顧客はISPのオペレータと実際に意味のある形でやり取りすることができたのだが、やがてそのようなISPがより大きな企業に買収され、ちょうど大規模なソフトウェア企業と同じような形でサービスのレベルを低下させてしまったのだという。しかしLTSPベースのネットカフェは、以前のようなモデルでも成り立つはずだとした。

 例えば、南アメリカでは80%の人々が都市環境で暮らしているという。しかし通常の基本的なサービスは、利用可能であったとしても非常に高価だとのことだ。一方で、月に1,000ドルを得ることができれば一般的に非常に高収入だとみなされるという。したがってLTSP企業家が100人の顧客を獲得することができれば、その程度の収入を確保することが可能であり、電話やインターネットラジオなどのサービスを提供することが実現できるという。

 Hall氏はまた、同氏の目標はブラジルで1億5000万台のシンクライアントを実現することだと述べた。そのためには100万台から200万台のサーバが必要となり、その結果ブラジルに約200万件の新たなハイテク雇用を生み出すことになるという。またそれが実現すれば、地元のサポート事業のための基盤が生まれることになるため、私的な資金で事業として行なうことも現実的だとした。そして、有益なハイテク関連の職や、起業家によるオンサイトサポートも生まれるだろうとのことだ。

株式会社ROMクライアント 
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2007年7月4日水曜日

フリービット、生体認証型「MyVPN USB ノード」クオリカの「QuaBiz」に提供

フリービット、生体認証型「MyVPN USB ノード」を
クオリカの「QuaBiz」に提供

 フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下フリービット)は、指紋認証付きUSBメモリ1本でフレキシブルなVPNが利用できる「MyVPN USB ノード」を、7月よりクオリカ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:藤宮宏章、以下クオリカ)が開始したASP型シンクライアント(Thin Client)サービス「QuaBiz」のラインナップとして提供開始致します。
 第一弾として、日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:小田晋吾、以下日本HP)RCS(Remote Client Solution)検証センターでの導入が決定しております。

[シンクライアント(Thin Client)とは]
 米国オラクル社が1996年に提唱した「NC(Network Computer)」の概念が、Thin Clientという言葉を使われた発端とされています。
 PCの登場によって"一人一台"のコンピューター利用が可能となりコストパフォーマンスは一旦下がりましたが、一台一台のソフトウエア管理(インストールやアップデート)、セキュリティ漏洩問題等への対応の為にいわゆるTCO(Total Cost of Ownership)は増大しつつあります。この問題を解消する為に、クライアント(PC)には最小限の機能のみを実装し、処理やストレージをすべてサーバー側で行うことでTCOの削減を目指したソリューションです。
 最近は、情報漏洩問題への対応などからニーズが拡大しています。

 「MyVPN USB ノード」をご利用いただくことにより、従来のシンクライアント利用環境と比較し、社内ネットワークだけでなく、外出先などの社外ネットワークでも簡単・安全にシンクライアント環境をご利用いただけます。

【利用形態比較】
 (※ 関連資料を参照してください。)

 「MyVPN USB ノード」の主な特徴は以下の通りです。

●PCへのインストールが一切不要。USBメモリを挿すだけ。
 USB一本で、いつでもどこでも簡単・安全にシンクライアント環境を利用出来ます。

●指紋認証付きUSBメモリの為、紛失しても悪用の心配なし。

●指紋認証に複雑かつ高価な認証サーバ環境を構築する必要なし。
 MyVPN USB ノードの中に指紋認証を実行するためのプログラムが組み込まれています。

●どのような管理のIPアドレス体系のネットワークでも、IPアドレスの重複がなく利用可能。
 PCのアドレスとVPNアドレスが重複しても利用可能です。

●フリービットのASP型VPNサービス「MyVPN」を利用する為、VPN設備の用意や運用管理なども不要。

 「MyVPN USB ノード」は、フリービットの独自技術のOverLay Internet プラットフォーム(注1)であるEmotion Link(Emotion Link Active Node)を採用しております。
 Emotion Link Active Nodeにより、PCではなく指紋認証付USBメモリ内に格納されている各種アプリケーション自体がIPアドレス(IPv4/IPv6 global/local)を取得しVPNを終端させることが可能となり、ネットワークにおける「自律ノード」(注2)として動作いたします。
 このような特徴から、「MyVPN USB ノード」はシンクライアント環境での利用用途以外にも、様々な拡張性を有しています。

○利用用途例
 ・営業マンが外出先から会社のネットワークへアクセス
 ・テレワーク、SOHO環境等から会社のネットワークへアクセス
 ・派遣先企業から派遣元企業へアクセス
 ・サーバ環境のリモートメンテナンス
 ・金融取引などコンシューマ向け決済アプリケーションの利用
 ・ASP(SaaS)やWEBサービスの実現
など

【フリービット株式会社 代表取締役社長 石田宏樹コメント】
 フリービットのMyVPN USB ノードが、クオリカ様のThin Client ソリューションにご採用いただけたことを大変喜ばしく感じております。
 自身のキャリアパスと致しましても、以前にNC(Network Computer)プロダクトの日本版開発に携わって以来常にThin Client アーキテクチャーが生み出す美しいコンピューティングの姿に興味を持ち続け、自らも100% Pure JavaによるThin Client システム(1998年)をはじめとする様々なプロダクトを生み出して参りました。
 この度、クオリカ様にASP型シンクライアントソリューションとしてご採用いただき、最初の導入事例として日本ヒューレットパッカード様にご利用いただけることになった事は我々のチームの長いThin Clientへの熱い思いと取り組みが結実した結果ではないかと思っております。
 弊社では、OverLay Internet テクノロジーを駆使し、今後も様々な新しいネットワークアーキテクチャーの創造に寄与することで、社会に貢献して参りたいと考えております。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=164199&lindID=1

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2007年7月1日日曜日

指紋認証機能付きUSBメモリを利用した擬似シンクライアントソリューション

指紋認証機能付きUSBメモリを利用した擬似シンクライアントソリューション

 株式会社コネクトワンは6月26日、指紋認証付USBメモリによってPCを疑似シンクライアント化し、セキュアにリモートアクセスを行うソリューションを発表した。7月1日より提供を開始する。

 このソリューションでは、指紋認証機能を搭載するUSBメモリを一般のPCに接続し、読み取った指紋情報をキーにして社内システムへのアクセス認証を行う。USBメモリに登録されている指紋情報の当人にのみアクセスを限定することでセキュリティを確保するほか、指紋認証情報はExchange Serverへのログオン時に必要となるユーザーID、パスワードと連携しているため、単一の認証操作のみで社内のシステムにサインオン可能という。

 リモートアクセス中にPCで表示したデータはUSBメモリ上に限って保存・編集が可能で、メモリ内に保存されたデータは自動的に暗号化される仕組み。またUSBメモリの装着中は、表示した社内データをPCに保存したり、画面キャプチャやコピー&ペースト、印刷を行ったりできないように制御されており、リモートアクセスによって取得したデータが漏えいすることを防ぐとのこと。

 利用にあたっては特別なソフトウェアやドライバのインストールは不要で、USBメモリを接続したPC上に一時データや利用履歴も残さないため、従業員の私物PCやキオスクPCなどでの利用も可能としている。

 価格は、ライセンス料が84万円(50ユーザー)、指紋認証機能付USBメモリが1台あたり2万7800円。PCでの利用に加え、同一ライセンスで4キャリアの携帯電話からの利用も可能とのことである。

http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/security/2007/06/26/10600.html

株式会社ROMクライアント
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2007年6月29日金曜日

NTTデータ、ネットブート型シンクライアント「CoreBoot」を開発

NTTデータ、ネットブート型シンクライアント「CoreBoot」を開発

 株式会社NTTデータは6月25日、ネットブート型シンクライアント「CoreBoot」を
開発したと発表した。現在、同社内で実証評価と機能強化を行っており、販売は
10月中旬になる予定。

 CoreBootは、ネットワーク経由でOSをブートさせるネットブート型の
シンクライアントソリューション。OSやアプリケーション、ユーザーが作成した
データをすべて中央に配置したiSCSIストレージに集約し、必要に応じてディス
クレスのクライアントPCに読み込んで利用する。iSCSIプロトコルを採用するこ
とで、サーバーを介さず直接ストレージにアクセスできることから、大規模環境
でもレスポンスが低下しないのが特長。また、クライアントPCのプロセッサやグ
ラフィックカードをそのまま利用できるため、処理負荷が高い3次元CADなども利
用できる。

 同社では今後、株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズと共同で、
製造業の設計現場における情報漏えい対策ソリューションなどで展開するとして
いる。

http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/software/2007/06/25/10590.html

株式会社ROMクライアント 
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2007年6月22日金曜日

miniClient

『miniClient』はディスプレイの背面に取り付けられるほど小型でありながら、VGA出力、USBキーボード、USBマウスを接続可能なデバイスですので、LAN上に配置することでセキュアなシンクライアントデバイスとして使用することができます。また、サーバーやデスクトップPCのシンクライアントとしてはもちろんのこと、Windows Mobile 5.0?端末とも接続可能なため、�ウィルコムの販売する"W-ZERO3"やPDAをデスクトップPCの感覚で快適に利用することができます。「外出先ではMobileの軽快性を、オフィスではデスクトップの利便性を」といったニーズに応えることが可能です。

シンクライアントデバイスとしての利用以外にも、VGA出力を利用してのプレゼンテーションを行うことが可能ですので、miniClientとWindows Mobile端末があれば、これからは重たいノートPCを持ち歩く必要はなくなります。 miniClientとモバイル端末の組み合わせは、より洗練されたスタイリッシュなプレゼンテーションを実現します。

【W-ZERO3への対応】
�ウィルコムが販売するWindows Mobile 5.0?搭載のシャープ製PHS端末、"W-ZERO3"<WS003SH、WS004SH>の内臓無線LAN機能を使用した『miniClient』の利用は、まさに理想的なシンクライアントといえます。外出先ではウィルコムのPHS網を利用し社内ネットワークへアクセス、社内ではデスクトップPCとしてご利用頂けます。また、2006年7月下旬に発売予定の"W-ZERO3[es]"<WS007SH>でも、ウィルコムが検討をしている無線LANアダプタを利用すれば『miniClient』への接続も可能です。

● PC、サーバーなどに接続し、シンクライアントとして利用可能
● Windows Mobile 5.0?端末等に、Video・Keyboard・Mouseを接続可能
● 有線LAN、無線LAN(対応予定)どちらでも接続可能
● 設置場所を選ばないコンパクト設計
● 拡張可能なUSB1.1ホストを2ポート搭載
● あらゆる環境にマッチするスタイリッシュなブラックデザイン
● LinuxOS搭載による電源ONからの高速起動
● 高機能・低電力消費のARMコアプロセッサ搭載

仕様

モデルナンバー MC-240
プロセッサ EP9307(Cirrus Logic社製)
CPUコア ARM920T(200MHz)
SDRAM 64MB
フラッシュメモリ 8MB
Ethernet 10BASE-T/100BASE-TX
USB 1.1 Full Speed(12Mbps) 2チャンネル Type Aコネクタ
画面出力 コネクタ形状:D-sub15ピン(ミニ)、最大解像度 1024×768
基板サイズ 75.0 × 50.0 mm
ケースサイズ W83.0 × H58.0 × D24.0 mm
本体重量 約70g
入力電源 DC5Vの外部電源
標準OS Linux(カーネル2.6.x)
標準アプリケーション Direct VNC
WM5.0用アプリケーション Mobile VNC Server

株式会社ROMクライアント 
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2007年6月18日月曜日

相次ぐシンクライアント大量導入

相次ぐシンクライアント大量導入
パソコンの普及から十数年,ようやく企業が業務に最適な端末を真剣に考え始めた。ここに来て,ソフトの配布・更新,セキュリティ対策,移設や置き換えなどを考慮し,あえてパソコンではなくシンクライアントを導入する企業が急速に増えている。
 大和証券は、現在全社で利用している約1万3000台のクライアント・
パソコンのうち1万台を撤廃。シンクライアント導入に踏み切る
まず2006年10月に、システム企画部に約140台を導入。07年9月までに本部にある
1900台弱のパソコンのうち、1400台弱を順次、NECのシンクライアントに置き換
えていく。

●大和証券は全社1万台のシンクライアント導入に踏み切る

 同社の鈴木孝一執行役員は、シンクライアント導入を決断した理由に
ついてこう語る。

 「これまでは、個人がデータを持ちさまざまな処理を実行することが、
企業の生産性向上に寄与するという考えでパソコンの導入を進めてきた。
だがそろそろ、センター集中型に戻る時期に来ているのではないか。シンクライ
アントを集中管理することで、データをセンター側に保存できるだけでなく、現
在使っているOSやアプリケーションを正確に把握できるようになる」。

 今回のシンクライアント導入コストは、端末1台当たりに換算すると
日経コンピュータの推定で20万円前後と、通常のパソコンの2倍近くになる。

 それでも鈴木執行役員は意に介さない。「企業の情報端末には、
災害時の業務継続の実現やセキュリティの確保が求められる。単純なハードの導
入コストだけで判断すれば高いように見えるが、パソコンの運用にかかっていた
コストがなくなるのだから、むしろクライアントにかかるTCO(所有総コスト)
は下がる」(同氏)。

 同社は、05年から現在あるシンクライアントの実現方式を比較して検討を
重ねた。最終的に、仮想化技術を使ってサーバー上で仮想的なパソコン環境を構
築する「仮想パソコン」方式を選択した。

 大和証券では、「05年10月にはシステム企画部に試験的に導入。
そこで通常のパソコンと並行稼働させて、業務要件を満たせるか検証し、十分実
用に耐えると判断した」(鈴木執行役員)という。

 大和証券は、本社への導入によりシンクライアント導入のノウハウを蓄積。
2009年までに全国120の支店への展開を終える予定だ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070608/274219/?ST=management

株式会社ROMクライアント 
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2007年6月17日日曜日

ブレードPC

ブレードPC
 クライアントの情報漏洩対策として、ブレードPCが有力な選択肢に台頭しつつある。現在、商談で先行するのはCitrix製品に代表されるサーバーベースのソリューション。しかし、多くのソフトが稼働するといったブレードPCの優位点が浸透すれば、同じ市場規模に育つ潜在力を持つ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060811/245720/

株式会社ROMクライアント 
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2007年6月16日土曜日

スマートフォンからシンクライアント

NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は今秋にもサービスとして,シンクライアントのサーバーの提供を始める。独自に機能を追加し,Windows Mobile OSを搭載したスマートフォンからも利用しやすくしているのが特徴である。千葉市幕張メッセで開催している「Interop Tokyo」で参考出展している。

 シトリックス・システムズ・ジャパンの「Citrix Presentation Server」を搭載したサーバーをNTTコミュニケーションズのデータセンターに設置し,利用企業がネットワーク経由で利用できるようにする。ユーザーは,サーバー設備を用意する必要がなく,少ない初期投資でシンクライアントを利用できる。

 ユーザーは,クライアント用ソフトである「ICAクライアント」を起動し,NTTコミュニケーションズのサーバーを経由して業務システムなどを利用する。業務システムのサーバーは社内に置いても,NTTコミュニケーションズのデータセンターに預けてもよい。

 また,スマートフォンをシンクライアントとして利用する場合の,利便性を向上させた。スマートフォンでシンクライアントの画面を開くとパソコンと同じ大きさで表示されるため,スクロールしながら操作する必要があった。NTTコミュニケーションズは,スマートフォン用の画面を用意し,メールやスケジュールを簡単に確認できるようにした

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070614/274867/?ST=network

株式会社ROMクライアント 
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2007年6月15日金曜日

3次元CADシンクライアントソリューション

日本電気(NEC)、トヨタケーラム(TCI)、NECネクサソリューションズ(NECネクサ)の3社は11日、製造業の最高機密である設計データのセキュリティ強化と利便性を両立する「3次元CADシンクライアントソリューション」を発売した。価格は141万7,500円から。

「3次元CADシンクライアントソリューション」のシステムイメージ

 このソリューションは、TCI製のシンクライアント対応3次元CADソフトウェア「Caelum XXen on Ardence」と、NECのネットブート型シンクライアントシステムを構成するソフトウェア「Ardence」「System Management for Ardence」およびハードウェア「Express5800/50,100シリーズ」を組み合わせたもの。

 製造業の最高機密である設計データを、設計者各々の端末に保存することなくサーバで集中管理する「シンクライアント方式」を採用しているため、データの紛失や漏洩を回避し、セキュアなチーム設計環境を実現できるとしている。

 また、CADソフトなどの設計環境を維持しながら、大容量の設計データの高速処理と効率的なシステム管理を実現できるほか、設計者がシンクライアント端末を利用しない夜間に、管理サーバ側からシンクライアント端末を自動的に起動し、端末のCPUパワーを用いて大量のデータ変換を自動的に行うなどといった新たな用途にも活用が可能だとしている。
http://www.rbbtoday.com/news/20070611/42563.html

株式会社ROMクライアント 
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2007年6月13日水曜日

Luke Ver1.0

株式会社カイロス(以下 カイロス、本社:東京都港区、代表取締役:椿野 由和は、
2007年6月18日より、話題の
シンクライアント環境を実現するプラットフォーム「Luke Ver1.0」の販売を
開始します。本製品は、強固なセキュリティ環境を実現するサーバーサイド
コンピューティングをリードするソフトウェア『GO-Global』をベースとし、
より使いやすい操作環境を提供するソフトウェア群です。

個人情報保護を始めとする、情報セキュリティへの関心が非常に高まって
います。強固な情報セキュリティを実現するために、端末に一切の情報を
置かないシンクライアント環境が、今後の情報システム環境として非常に注目
を浴びています。

「Luke Ver1.0」は、このシンクライアント環境を提供するソフトウェアでは
業界をリードする米国GraphOn Corporationの『GO-Global』
(国内では株式会社きっとエイエスピーが販売)をベースとし、ユーザー
フレンドリーなデスクトップ環境、ユーザー認証機能、リモートプリン
ティング、FAX機能およびモバイル端末のサポートなどを追加した、統合
ソリューションパッケージです。

情報セキュリティの強化を目的にサーバーサイドコンピューティングによる
シンクライアント環境の構築を予定している企業、および既に『GO-Global』
を導入されている企業へライセンス販売していきます。

この販売開始に合わせて、新しくSSC(Server Side Computing)事業推進室を
設置しました。情報システムセキュリティに関するコンサルティングから、
「Luke Ver1.0」の販売、システムインテグレーションに至るまでのトータル
なサポート体制を整備し、お客様のシステム構築を支援していきます。
さらに、同事業を強力に推進するパートナー制度も同時にスタートします。

本商品の関連事業で、初年度5億円の売り上げを見込んでいます。

■「Luke Ver1.0」の商品構成

「Luke Ver1.0」は以下のコンポーネントから構成されています。

・Luke Desktop
Lukeのメインコンポーネントであり、シンクライアント環境下でWindowsと
同等なデスクトップ環境を提供します。ショートカットの作成から、
アプリケーションの起動メニューの作成が実行できます。このコンポーネント
に含まれるLukeエクスプローラからは、検索やコピー、削除、移動など
ファイル関連の操作も行えます。さらに、ローカルファイルをサーバーサイド
へアップロードできる機能も追加しています。

・Luke Print/FAX
ネットワークに接続されたプリンタを管理し、ユーザーは自由に指定の
プリンタにドキュメントを印刷できます。また、FAX機能も搭載し、サーバー
サイドからドキュメントを指定のFAXに送信できます。

・Luke Mobile
Windows Mobile 5.0を搭載した端末から、サーバーにアクセスするための
パッケージです。NTT DoCoMoのhTcZ、 SoftBankのX01HT 、WILLCOMの
W-ZERO3、イーモバイルのEM・ONEなどに対応しています。

・Luke Auth
指紋認証、スマートカードなどの認証デバイスをサポートしています。
これにより、端末でのユーザー認証を実現し、強固なセキュリティ環境を構築
できます。

■価格

Luke Ver1.0(Luke Desktopを含む)
  600,000円/サーバー(サーバー単位でのライセンス)
(GO-Globalの価格は含まれていません)

Luke Print/FAX、Luke Mobile、Luke Auth
  クライアント毎のライセンス 3,000円〜/クライアント

■パートナー制度について

Lukeによるトータルなソリューションをお客様にお届けするため、以下の
パートナー制度を準備しました。

Commercial Application Partner(CAP)
  Luke環境で稼働するアプリケーションを販売/開発するパートナー様
System Integration Partner(SIP)
  Luke環境でお客様のシステムを構築するパートナー様
Global Alliance Partner(GAP)
  シンクライアント環境を共同で推進するパートナー様

■添付資料

LukeDesktop画面(LukeDesktop.gif)

■株式会社カイロスについて
設立:平成14年4月15日
沿革:平成17年10月 さくらインターネット株式会社と資本・業務提携
(さくらインターネット株式会社特定子会社)
資本金:1億5千万円
事業内容:1.ビジネス・コンサルティング
     2.コンピュータシステムの設計、ソフトウェア開発、販売
     3.データセンター運営事業
     4.シンクライアントシステム開発・販売
代表者:代表取締役社長 椿野 由和
URL:http://www.kairos-net.co.jp
所在地:東京都港区高輪1−5−4 常和高輪ビル8F

株式会社ROMクライアント 
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2007年6月7日木曜日

2010年までに「テレワーク」人口を就業者の2割に、政府が目標

2010年までに「テレワーク」人口を就業者の2割に、政府が目標
政府は6月1日に閣議決定した長期戦略指針「イノベーション25」に、
ITを利用してオフィス以外の場所で働く「テレワーク」人口の倍増を、今後3年
間で早急に取り組むべき課題として盛り込んだ。5月に政府のIT戦略本部がまと
めた「テレワーク人口倍増アクションプラン」に沿って、企業がテレワークを試
行できるシステムの運用を2007年中に始める。

国内のテレワーク人口は2005年時点で就業者全体の約10%だが、
政府は2010年までに約20%に増やす計画だ。少子高齢化対策として、仕事と子育
ての両立や高齢者の就業を容易にするなどの狙いがある。

IT戦略本部は「e-Japan戦略II」(2003年7月)や「u-Japan推進計画2006」
(2006年9月)で、テレワーク人口を増やす方針を発表したが、「在宅業務では
情報漏えいの危険もある」との指摘を受けていた。アクションプランでは、業務
関連の情報を従業員のパソコンに保存せず、企業のサーバーで一括管理する「シ
ンクライアントシステム」を利用し、こうした問題を解消する方針を示している。
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q2/535986/
株式会社ROMクライアント 
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2007年6月6日水曜日

KNOPPIXでメモリ32MBの教育用パソコン1000台を再利用可能に

KNOPPIXでメモリ32MBの教育用パソコン1000台を再利用可能に
http://www.alpha.co.jp/ir/pdf/press/20070606.pdf

【導入事例】
KNOPPIXカスタマイズサービス:松戸市教育委員会様
http://www.alpha.co.jp/biz/products/knoppix/case/matsudo.shtml

昨年12月30日のNHKニュース7では、
サポート切れのWindows98,Meを利用しているPCが
全国の小中学校高校で40万台も稼動しており、
セキュリティ上の懸念があるというニュースが流れました。
これらの再活用には、KNOPPIXを中心としたOSS(Open Source Software)の
利用が注目されていますが、比較的動作が軽いと言われるLinuxでも
デスクトップ用途では、メモリ64MBが限界でした。

<ご参考>OSSは旧型PCを見捨てない
http://e2e.cec.or.jp/osp/modules/xfsection/article.php?articleid=36&page=0

1年半前に、松戸市の担当者の方から最初に話を頂いた時に、
メモリ32MBのPCと聞いた瞬間に、「無理です!」と答えたのをよく覚えています。
そこからの試行錯誤の末、画面転送型での再活用という形に落ち着きました。

インストール手順書の納品とインストール講習会の実施により、
松戸市情報教育センターの担当者の方でもインストールできるようにし、
できる事は自分たちで実施してもらうことで、
予算が少ないという課題もクリアしました。
古いPCを再活用させる予算目安としては、
PC1台あたり5000円〜10000円で実現可能です。

松戸市教育委員会様では、普通教室の調べ学習用端末として
市内の学校で活用できるとして、期待を寄せられています。

この事例で紹介したマシン実機を、以下の展示会にて展示・実演いたします。
ご興味がございましたら、お越し下さい。

New Education Expo 2007 6/7(木)〜9(土)
場所:東京ファッションタウンビル(TFTビル:お台場)
[URL]http://apcf.uchida.co.jp/expo/

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株式会社ROMクライアント 
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東芝、64GBのフラッシュメモリー搭載で900gを切った「dynabook」を発売

東芝、64GBのフラッシュメモリー搭載で900gを切った「dynabook」を発売
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_6523_272112_2

ハードディスクの代わりに64GBのフラッシュメモリーを採用することで、高速
起動、軽量化、省電力を実現した。標準バッテリーを装着した場合は駆動時間
が約6.2時間で重量が848g。大容量バッテリーを装着すると駆動時間が約12.5
時間で重量が968gとなる。

株式会社ROMクライアント 
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2007年6月4日月曜日

Google Reader

Webアプリをオフラインでも動作させる「Google Gears」公開
「Google Reader」がGoogle Gearsに対応し、オフライン時でも利用可能となった
 米Googleは31日、Webアプリケーションをオフラインの状態でも使えるようにするブラウザ拡張「Google Gears」のベータ版を公開した。対応ブラウザはInternet ExplorerおよびFirefoxで、Windows版、Mac OS X版、Linux版が用意されている。その他のブラウザについても今後順次サポートの予定。

 Google Gearsは、PCがネットワークに接続していない場合などでもWebアプリケーションを利用できるようにするブラウザ拡張。PC側にローカルサーバーやデータベース機能を持たせ、インターネットに接続していない場合にもローカル内でWebアプリケーションが実行できるようにする。

 Googleではブラウザ拡張と合わせて、Google Gearsの機能を使ったWebアプリケーションを構築するためのJavaScript APIを公開。ブラウザ拡張・APIともオープンソース(BSDライセンス)での公開となっており、誰でも自由に利用できる。

 Googleのサービスでは、第1弾としてRSSリーダーの「Google Reader」がGoogle Gearsに対応。Google Gearsをインストールしている環境でGoogle Readerにアクセスすると、右上に緑色の矢印のアイコンが表示され、オフラインモードに切り替えられるようになる。オフライモードにすると、最大2,000件のフィードがローカルディスクに保存され、インターネットに接続されていない環境でもGoogle Readerが利用できるようになる。後でオンラインの環境になった場合にはオンラインモードに戻すことで、オフライン時に行なった操作がオンラインのGoogle Readerに反映される。

 Googleでは、Google Gearsをオープンソースで公開することで、多くの開発者に利用してもらい、フィードバックを得たいとしている。また、この分野ではMozillaやOpera、Adobeとも協力しており、Webアプリケーションをオフラインで動作させる環境の標準化を目指す考えだ。

http://gears.google.com/

株式会社ROMクライアント 
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2007年5月30日水曜日

e診断サービス「クライアント環境のTCO簡易診断」

2007年05月30日

NECが、「シンクライアント」導入によるお客様のTCO削減効果を簡単に把握できる e診断サービス「クライアント環境のTCO簡易診断」を実施〜 Web上で10個の質問に回答するだけで診断結果を表示。参加無料 〜

このたびNECでは、「シンクライアント」導入によるお客様のTCO削減効果をWeb上で簡単に把握できる e診断サービス「クライアント環境のTCO簡易診断」を公開いたしました。

「シンクライアント」は、社内クライアント環境が抱える様々な課題を解決し、クライアント端末からの「情報漏えいの防止」や「ユビキタスな業務環境を実現」し、「TCO(端末の運用コスト)削減」にもつながるものとして注目を集めており、お客様の現状環境次第で「4年間で40%のTCO削減も可能(※1)」となります。実際、テスト導入にてメリットを実感し、本格導入を開始した企業が増加しており、今年のシンクライアント市場は急成長が見込まれています。

新入社員や人事異動に伴うPCのセットアップやセキュリティパッチの適用、クライアント端末故障時のデータ復旧など、クライアント環境を運用する工数は増大の一途です。このたび、「シンクライアント」導入前のお客様でも簡単に導入後の「TCO削減効果」についてシミュレーションしていただくためにe診断サービス「クライアント環境のTCO簡易診断」を用意いたしました。

概要は下記のとおりです。

● e診断サービス「クライアント環境のTCO簡易診断」
URL : http://www.nec.co.jp/eass/vpcc/?cid=pj006w008
参加 : 無料
概要 : 「PCの使用台数」や「PCの更新サイクル」「PCのセキュリティパッチの作業工数」などWeb上で10個の質問に回答いただくだけでTCO削減効果の簡易診断ができます。

なお、簡易診断後のアンケートに回答いただいた方から毎月抽選で50名様に「オリジナル体脂肪計」をプレゼントいたします。

この機会にe診断サービス「クライアント環境のTCO簡易診断」をお試しいただき、具体的な「シンクライアント」導入検討にお役立ていただけると幸いです。
http://www.news2u.net/NRR200718552.html

株式会社 ROMクライアント
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2007年5月28日月曜日

クオリカ、シンクライアントシステムのホスティングサービスを開始

クオリカ、シンクライアントシステムのホスティングサービスを開始

 クオリカは2007年5月24日、シンクライアントシステムのホスティングおよび運用・管理を請け負うサービス「クオリカ・ビジネス・クライアント・ソリューション QuaBiz」を開始すると発表した。日本ヒューレット・パッカードの「ブレードPC」をデータセンターに設置し、シンクライアントシステムとして提供する。2007年7月1日からサービスを開始する。

 シンクライアントとはハードディスクや光学ドライブなどを装備しないクライアント専用のコンピューターのこと。一方、ブレードPCは個々のシンクライアント端末に対応したコンピューターのことであり、CPU、メモリー、ハードディスクなどのパソコンの主要部品を1枚の基盤(ブレード)に搭載し、ラックなどに数台分まとめて収納できるようにしたものだ。

 QuaBizでは、ユーザーがシンクライアント端末で操作すると、対応するブレードPCがデータセンター内で実際の処理を行う。シンクライアント端末は、その結果を表示するだけだ。ユーザーの端末にデータを保存せずに済むため、情報漏えい対策やセキュリティ対策として有効だ。また、システムをホスティングサービスにすることで、シンクライアントシステムを自前で構築するよりも初期導入コスト、運用・管理コストを抑えられる。

 月額利用料は、ブレードPCを100台契約した場合で1台当たり1万1800円。利用料にはOSのライセンス料を含む。アプリケーションを導入する場合には、アプリケーションのライセンス費用とオプション料金が別途必要となる。契約期間は1年単位、10台から契約可能で、11台目以降は10台単位で増設できる。クライアント端末はユーザー側で用意。オプションとしてクライアント端末のレンタルサービスも用意する。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070524/272204/?ST=ittrend
株式会社 ROMクライアント
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2007年5月26日土曜日

サイボウズMT、シンクライアント前提のホスティング・サービスを提供

サイボウズMT、シンクライアント前提のホスティング・サービスを提供

 サイボウズのグループ会社であるサイボウズ・メディアアンドテクノロジー(以下、サイボウズMT)は、シンクライアントを前提としたホスティング・サービス「リモートスタイル」の提供を7月1日から開始する。WordやExcelといったアプリケーション・ソフトを月単位で契約し利用できるメニューを用意したのが特徴だ。

 WordやExcelなどソフトウエアのライセンス料は、ユーザー数に合わせて月単位で支払う。ユーザー数が頻繁に増減する企業の場合、状況に合わせて毎月見直せるので、余分な料金を支払わなくて済む。

 加えてサイボウズMTは、同社のシンクライアント端末「Nexterm TN50」のレンタル・サービスも用意。シンクライアント端末とソフトウエアを一括して借りることで、建設現場など期間限定で事務所を構える企業が、オフィスのIT環境を手軽に構築できる。

 ホスティングのサーバーにはマイクロソフトのWindows Server 2003を採用した。サーバーへのアクセスは、シンクライアント端末のほか、利用企業が既に所有しているパソコンのターミナル接続機能を使うこともできる。

 オプション・メニューに用意するソフトウエアは、マイクロソフトの「Office(Word2003、Excel2003、PowerPoint2003、Access2003など)」とサイボウズのグループウエア・ソフト「Office6」。メール・サーバーのオプションも今後用意する予定だ。利用企業が既にライセンスを所有しているWordやExcelがある場合は、それらをサーバーにインストールして使用することも可能だ。オプション以外のソフトウエアのインストールもできるが、その場合は利用企業が別に用意する必要がある。

 サーバー機能だけを利用する基本サービスの場合、10ユーザーで初期費用13万円、月額5万円。シンクライアント端末のレンタルや、マイクロソフトのOffice製品、グループウエアのサイボウズOffice6など、通常業務で利用する主なオプションを含めると、10ユーザーで初期費用が約25万円、月額約20万円で提供する方針だ。最低利用期間は3カ月。1台からでも利用でき、契約後に台数を増減することも可能だ。

 同社は今後200社以上の契約を目指し、「10〜50人程度の小規模な企業でも、安価に利用できるようにしたい」(サイボウズMTの土屋継代表取締役社長)という。
 
 リモートスタイルは、サイボウズMTとさくらインターネットが協業して提供する。サーバーの管理・運用をさくらインターネットが、貸し出す端末の管理・運用をサイボウズMTが担当する。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070525/272492/?ST=system

株式会社 ROMクライアント 宗像忠夫(Munakata Tadao)
東京都千代田区神田錦町3-15 錦精社神田ビル7F
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2007年5月25日金曜日

2010年にはデスクトップPCの25%がバーチャル

2010年にはデスクトップPCの25%がバーチャルに
 どのバーチャルクライアントのモデルも、導入にはエンドユーザー部門の
抵抗が予想される。エンドユーザーはPCの利用法を変える必要があるからだ。
ユーザーが現状のPCを手放さず、導入が遅れる可能性もある。「理論的には
優れていても実装は別の話し」(オドネル氏)なのだ。

 それでもIDCは2010年には米国の企業向けデスクトップPCの25%が、
何らかのバーチャルクライアントになっていると予測する。ワールドワイドでは
18%。HDDレスPCがクライアントとして最も使われ、ブレードPC、シンクライア
ントが続くと見ている。オドネル氏は、Windows Vistaが登場し、ノートPCの出
荷台数がデスクトップPCを超えて伸びていることを指摘。「企業がまったく新し
いクライアントPCのアプローチを考えるには、よい機会だ」
http://www.atmarkit.co.jp/news/200705/24/pc.html

株式会社 ROMクライアント
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Sun Ray

サン・マイクロシステムズ株式会社(サン)は5月23日、シンクライアントシステムを低価格で提供する「Sun Ray スタートパック・キャンペーン」をリフレッシュし、新たに「Sun Ray キャンペーン2007-シーズン2」として提供を開始すると発表した。キャンペーン期間は同日から9月末日まで。

 2月から5月末までの期間限定ですでにリリースされているSun Ray スタートパック・キャンペーンでは、シンクライアント端末として「Sun Ray 2」および「同 270」が提供されてきた。今回のシーズン2では、12.1型液晶フラットパネルを装備し、キーボードおよびマウスを一体化したオールインワンのノートPC型端末「Sun Ray 2N」をキャンペーン対象に追加した。価格は38万円からで、単品で購入する場合と比べて最大40%程度の割引となるとのこと。

 なお当キャンペーンのパッケージ内容に変更は無く、従来通り「Sun Ray スタートパック mini」「同 for Windows Applications」「同 for Solaris Applications」の3タイプが提供される。
株式会社ROMクライアント 
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2007年5月19日土曜日

wizpy Style TC703

ターボリナックス株式会社は、PCソフトウェア一式をOSごと持ち運ぶことができる製品「wizpy」を利用した企業向けセキュアクライアントシリーズの第1弾「wizpy Style TC703」の提供を、開始した。

 「wizpy Style TC703」は、ユーザが使用するPCなどのクライアント端末に最小限の処理をさせ、ほとんどの処理をサーバ側に集中させるシンクライアントを可能とする、クライアント側のOS/アプリケーション。既設のPCをクライアント端末として利用でき、企業内の各ユーザが「wizpy Style TC703」でクライアント環境を持ち運ぶため、フリーアドレスで利用することができる。席が固定されている場合も、座席移動の際にネットワークなどの設定変更が不要となる。また、ユーザの記録領域がないため、情報が外部に出るリスクを抑えることができる。

 システム管理者がサーバ側で各アプリケーションの設定やアップデートを一括してコントロールすることで、管理者と利用者の負荷を軽減することができる。Webのブックマークやドキュメントのテンプレートなど、クライアント個別の設定はサーバ側に保存することができる。

 CD-ROM領域とリムーバブル領域を1つのデバイスに搭載した株式会社ハギワラシスコムのストレージデバイス「UDRW」に対応し、シンクライアント化するPCに接続することで容易に起動することができる。ユーザ毎に必要な設定は、リムーバブル領域に保存可能となっている。CD-ROMやCF、USBメモリといったストレージデバイスからも起動することができる。オプションとして、シンクライアントソリューション「Citrix」や「Go-Global」の導入も可能となっている。
http://www.keyman.or.jp/3w/prd/95/20018395/
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2007年5月16日水曜日

シンクラ@PTOP

OKINET、シンクライアントASPサービス「シンクラ@PTOP」を提供
沖電気ネットワークインテグレーション、安全で導入が容易な
シンクライアントASPサービス「シンクラ@PTOP」を販売開始


 OKIの関連子会社の沖電気ネットワークインテグレーション株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:原説秀、以下OKINET)は、日本版SOX法(注1)などで需要の高まるシンクライアント分野の市場拡大を目指し、日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:小田晋吾、以下日本HP)のクライアント統合ソリューション「HP CCI(Consolidated Client Infrastructure)(注2)」を活用したシンクライアントASPサービス「シンクラ@PTOP(注3)」を、本日より販売開始します。

 日本版SOX法の施行に向けて、利用者が最も多い端末環境における情報漏洩対策が最重要視されています。その中で、端末内のハードディスク上に顧客情報などを含めたデータを持たないようにするシンクライアントシステムが、市場で大きく注目されています。シンクライアントシステムは、端末からの情報漏洩の危険性を抑制することに大きな効果が期待できると共に、運用経費を大幅に削減できるメリットがあります。しかしながら、これまでのシンクライアントシステムは、その一方で、初期の設備投資の初期費用が高いことが導入の障壁となっていました。また、一般的には、利用端末数の一時的な増加によりシステムの処理能力が低下する問題を抱えていました。

 OKINETでは、これらの課題を解決したシンクライアントASPサービス「シンクラ@PTOP」の販売を開始します。本サービスは、OKINETがお客様への提供形態を月額のASPサービスとして行うため、お客様の初期投資を大幅に抑え、容易に導入することが可能となります。また、ハードウェアとして採用した日本HPの「HP CCI」は、端末1台に対して、ひとつのハードウェアを専用で割り付けることで、お客様の業務開始直後などにより、急激に負荷がかかる時間帯であっても、数台から数百台規模まで安定した処理ができる特徴も持っています。

 OKINETは、本サービスの提供および導入のためのコンサルティングから最適なネットワーク設計、構築、運用保守まで、ワンストップで行います。日本HPは、シンクライアントのハードウェアについてサポートを行います。

 OKINETは音声・映像・データの3つのコンポーネントを有機的に融合する「トリプルプレー」を提唱し、金融業および官公庁などのお客様向けに、セキュリティサービスを含めた数多くのシステムおよびサービスを提供してきました。OKIグループのシステム構築・運用を通じて培った豊富なノウハウをベースに今後も業界・業種の事情に応じた新サービスを拡大し、アプリケーション連携をさらに強化していくことで、法人のお客様のIT化を支援していきます。


 本発表に対して、日本ヒューレット・パッカード株式会社殿より賛同のメッセージをいただいております。

 日本HPは「シンクラ@PTOP」の発表を歓迎いたします。従来より沖電気ネットワークインテグレーション様と日本HPはシンクライアント分野で様々な協業を進めてまいりました。今回発表のHP CCIの運用をアウトソーシングしたシンクライアントASPサービス「シンクラ@PTOP」により、お客様は安定した情報セキュリティ対策を、より容易に導入できるようになると期待しております。

 日本ヒューレット・パッカード株式会社 
 パーソナルシステムズ事業統括 
 執行役員 マーケティング統括本部長 
 松本 光吉


【販売計画】
・標準価格:端末1台当たり月額16,000円(税込)〜(導入端末台数などにより変動)
・提供開始時期:2007年8月1日 
・販売目標:今後3年間で30,000端末

株式会社ROMクライアント 
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2007年5月9日水曜日

物理PCおよび仮想PCの双方を管理できる

米ClearCube Technologyは5月8日、物理PCおよび仮想PCの双方を管理できる「ClearCube Sentral v5.5」を発表した。

 同社はブレードPCを事業の中核としている企業。ブレードPCは、デスクトップPCやノートPCのハードウェア部分をブレード状の筐体にしラックで一括管理できるもの。専用のボックスやシンクライアントを通じてアクセスするため、本体の持ち出しが不可能となるなどセキュリティ面での効果が高いのが特長。

 今回発表されたClearCube Sentralは、同社のブレードPCをひとつのコンソールから管理するための製品。コンソールからは、各ブレードの状態や使用率の確認、BIOSアップデートなどを遠隔管理することができる。また、ブレードPCのほかに、VMwareベースの仮想PCに関する遠隔制御に対応。物理PC・仮想PCの混在環境での一括管理に対応している。そのほか、Windows Vistaのサポート、大規模システムのサポートも行われている。

米ClearCube Technology
http://www.clearcube.com/

株式会社ROMクライアント 
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2007年2月12日月曜日




モバイルシンクライアントの実現方法には、大きく3種類あります。
この3種類の方法は、起動デバイスに何を使うかになります。
HDDか、CFカードか、USBメモリーか、どれを使うかは、構築価格、使いやすさなどにより適宜洗濯可能です

1. 内蔵のHDDをROM化する方法
2. 内蔵のHDDを取り外し、CFカードに交換する方法
3. USBメモリーから起動する方法

 



1. 画面転送型
2. ブレード型
3. ブート型
4. 書き込み禁止型(ROM型)

4種類があり、使い勝手、構築コスト毎に選択します
ポリシーによっては、組み合わせる事も可能です




 

USBデバイスも書き込み禁止



内蔵のHDD以外の書き込み可能なデバイスとして、USBメモリーなどがありますが、インストール時の指定でこれらの、デバイスも書き込みを禁止にする事が可能になります。
個人情報漏洩防止などに有効です




 


ROM化ドライバー
Windows、アプリケーションのすべての書き込みをRAM上に展開し、ハードディスクやシリコンディスクには書き込みは一切発生しません。この技術は全てオリジナル技術で構成されています。




 

シンクライアント毎の特徴


画面転送方式(サーバー型)
 ◎動画を扱うアプリケーションには、難点がある
 ◎サーバーに負荷が集中するとレスポンスに問題が出る場合がある
 ◎使い勝手は、通常のWindowsPCとほぼ同様だが、通常と違いがある。
 ◎通信環境の弱い場所では、スムーズな操作が難しい
 ◎導入コストが高い

画面転送方式(ブレードPC型)
 ◎ 1端末、1PCなので、サーバー型のような負荷が集中してレスポンスに
  問題がでる場合は解決されるが他は1、と同様の問題点がある。

ネットワークブート型
 ◎ネットワークの負荷が高い
 ◎導入コストが高い
 ◎モバイルは不可
 ◎パソコンを全て同一にする必要がある