2007年12月20日木曜日

シンクライアントに普及の兆し

IDC Japan 調査によると、来年、シンクライアントの導入が本格化するという。そろそろ普及の兆しが見え始める頃だろうか。

インターネットコム株式会社と JR 東海エクスプレスリサーチが行った「シンクライアント」に関する調査によると、シンクライアントを「導入している」との回答は、約2割で前回調査をわずかに上回るにとどまったが、今後導入を「検討している」は前回比5.2ポイント増となった。
調査対象は、社内外のシステム開発・管理業務に携わる IT エンジニアの男女331人。男女比は男性90.9%、女性9.1%。年齢別では、20代4.8%、30代34.7%、40代46.8%、50代13.6%、60代0.0%。地域別では、北海道0.0%、東北0.3%、関東25.4%、甲信越0.9%、東海50.8%、北陸0.0%、近畿22.1%、中国0.6%、四国0.0%、九州沖縄0.0%。

全体331人のうち、現在企業に勤務しており、情報システム部門などで「システム管理業務」に携わり、なおかつ「シンクライアント」という言葉を知っている164人から有効回答を得た。

前回同様、シンクライアントシステムの定義は、「クライアント PC 側に最低限の機能しか持たせず、サーバー側でアプリケーションやデータなどの資源を一元管理するもの」とした。

シンクライアントシステムの導入状況では、「導入している」が前回調査から2.7ポイント増で21.3%(35人)、「導入していない」は73.2%(120人)だった。「わからない」という回答も3.0%(5人)あった。

導入されているシンクライアントシステムは、「日立」が前回調査から14.9ポイント増で34.3%(12人)。自社導入の強みが生きてきたということか、もしくは同社社員の回答が集まっただけなのか。次いで、「富士通」が前回比1.4ポイント増で14.3%(5人)、「日本 HP」は前回比4.7ポイント減で11.4%(4人)と続いた。「日本 IBM」と「NEC」は5.7%(2人)にとどまった。

NEC は今年夏、大和証券グループ、外為どっとコムなどに、大規模のシンクライアントシステムを導入したことを発表したが、最近は手のひらサイズのデスクトップ型シンクライアント端末と VPN 装置などをパッケージ化するなど、新たな展開を模索している模様だ。

また、導入していないと回答した120人に、今後の導入意向を尋ねたところ、「検討している」は前回比5.2ポイント増の29.2%(35人)、「検討していない」が38.3%(46人)との結果になった。ちなみに、「わからない」との回答も30.8%(37人)あった。
詳細は・・・・・
http://japan.internet.com/research/20071219/1.html

株式会社テレジャパン
http://www.telejapan.com/

0 件のコメント: