2007年7月4日水曜日

フリービット、生体認証型「MyVPN USB ノード」クオリカの「QuaBiz」に提供

フリービット、生体認証型「MyVPN USB ノード」を
クオリカの「QuaBiz」に提供

 フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下フリービット)は、指紋認証付きUSBメモリ1本でフレキシブルなVPNが利用できる「MyVPN USB ノード」を、7月よりクオリカ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:藤宮宏章、以下クオリカ)が開始したASP型シンクライアント(Thin Client)サービス「QuaBiz」のラインナップとして提供開始致します。
 第一弾として、日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:小田晋吾、以下日本HP)RCS(Remote Client Solution)検証センターでの導入が決定しております。

[シンクライアント(Thin Client)とは]
 米国オラクル社が1996年に提唱した「NC(Network Computer)」の概念が、Thin Clientという言葉を使われた発端とされています。
 PCの登場によって"一人一台"のコンピューター利用が可能となりコストパフォーマンスは一旦下がりましたが、一台一台のソフトウエア管理(インストールやアップデート)、セキュリティ漏洩問題等への対応の為にいわゆるTCO(Total Cost of Ownership)は増大しつつあります。この問題を解消する為に、クライアント(PC)には最小限の機能のみを実装し、処理やストレージをすべてサーバー側で行うことでTCOの削減を目指したソリューションです。
 最近は、情報漏洩問題への対応などからニーズが拡大しています。

 「MyVPN USB ノード」をご利用いただくことにより、従来のシンクライアント利用環境と比較し、社内ネットワークだけでなく、外出先などの社外ネットワークでも簡単・安全にシンクライアント環境をご利用いただけます。

【利用形態比較】
 (※ 関連資料を参照してください。)

 「MyVPN USB ノード」の主な特徴は以下の通りです。

●PCへのインストールが一切不要。USBメモリを挿すだけ。
 USB一本で、いつでもどこでも簡単・安全にシンクライアント環境を利用出来ます。

●指紋認証付きUSBメモリの為、紛失しても悪用の心配なし。

●指紋認証に複雑かつ高価な認証サーバ環境を構築する必要なし。
 MyVPN USB ノードの中に指紋認証を実行するためのプログラムが組み込まれています。

●どのような管理のIPアドレス体系のネットワークでも、IPアドレスの重複がなく利用可能。
 PCのアドレスとVPNアドレスが重複しても利用可能です。

●フリービットのASP型VPNサービス「MyVPN」を利用する為、VPN設備の用意や運用管理なども不要。

 「MyVPN USB ノード」は、フリービットの独自技術のOverLay Internet プラットフォーム(注1)であるEmotion Link(Emotion Link Active Node)を採用しております。
 Emotion Link Active Nodeにより、PCではなく指紋認証付USBメモリ内に格納されている各種アプリケーション自体がIPアドレス(IPv4/IPv6 global/local)を取得しVPNを終端させることが可能となり、ネットワークにおける「自律ノード」(注2)として動作いたします。
 このような特徴から、「MyVPN USB ノード」はシンクライアント環境での利用用途以外にも、様々な拡張性を有しています。

○利用用途例
 ・営業マンが外出先から会社のネットワークへアクセス
 ・テレワーク、SOHO環境等から会社のネットワークへアクセス
 ・派遣先企業から派遣元企業へアクセス
 ・サーバ環境のリモートメンテナンス
 ・金融取引などコンシューマ向け決済アプリケーションの利用
 ・ASP(SaaS)やWEBサービスの実現
など

【フリービット株式会社 代表取締役社長 石田宏樹コメント】
 フリービットのMyVPN USB ノードが、クオリカ様のThin Client ソリューションにご採用いただけたことを大変喜ばしく感じております。
 自身のキャリアパスと致しましても、以前にNC(Network Computer)プロダクトの日本版開発に携わって以来常にThin Client アーキテクチャーが生み出す美しいコンピューティングの姿に興味を持ち続け、自らも100% Pure JavaによるThin Client システム(1998年)をはじめとする様々なプロダクトを生み出して参りました。
 この度、クオリカ様にASP型シンクライアントソリューションとしてご採用いただき、最初の導入事例として日本ヒューレットパッカード様にご利用いただけることになった事は我々のチームの長いThin Clientへの熱い思いと取り組みが結実した結果ではないかと思っております。
 弊社では、OverLay Internet テクノロジーを駆使し、今後も様々な新しいネットワークアーキテクチャーの創造に寄与することで、社会に貢献して参りたいと考えております。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=164199&lindID=1

株式会社ROMクライアント 
http://rom-client.com

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