2007年9月29日土曜日

USBメモリー型のシン・クライアント製品の中で,異彩を放っている

 USBメモリー型のシン・クライアント製品の中で,異彩を放っているのがロムウィンの「USB-ROM」である。なんとUSBメモリーの中に, Windows XPそのものを格納してしまった。最大の特徴は,市販されているWindows XP向けアプリケーションや周辺機器がそのまま利用できる点である。「SIベンダーと協業しながら指紋認証装置などと組み合わせたソリューションを提案していきたい」(取締役専務 西村和之氏)。

 USB-ROMのもう1つの特徴は,ユーザー自らがUSBメモリーに格納するアプリケーション群を自由にカスタマイズできる点である。仕組みはこうだ。Windows XPを搭載したPCに同社の専用ツール「スティックライト for USB」をインストールしておき,PC上でUSBメモリーに組み込みたいアプリケーションを起動する。この操作により,アプリケーションの起動に必要なファイル群をツールが自動検出する。検出したファイル群をUSBメモリーに格納し,最後に書き込みできない処理を施せば作業は完了だ。

 通常,Windows XPをハードディスクにインストールする際には1.5G〜2GBのディスク容量が必要だが,Webブラウザを動作させるだけの環境であれば約150Mバイトの容量で済む(図2[拡大表示])。Windows XPに標準搭載されているアプリケーションに限らず,ICAクライアントやAdobe Readerなどのアプリケーションについても同様の操作でUSBメモリーに格納できる。

 気になるライセンスだが,すでにWindows XPを利用しているユーザーが,同じXPマシン上で利用するのであれば追加負担は発生しない。「ライセンス違反が起きないように,OSイメージを作成したマシンでのみ稼働する仕組みにする予定」(西村氏)という。
詳細は・・・・
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/SI/ITARTICLE/20050706/164051/

株式会社 ROMクライアント
http://rom-client.com

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