2007年6月29日金曜日

NTTデータ、ネットブート型シンクライアント「CoreBoot」を開発

NTTデータ、ネットブート型シンクライアント「CoreBoot」を開発

 株式会社NTTデータは6月25日、ネットブート型シンクライアント「CoreBoot」を
開発したと発表した。現在、同社内で実証評価と機能強化を行っており、販売は
10月中旬になる予定。

 CoreBootは、ネットワーク経由でOSをブートさせるネットブート型の
シンクライアントソリューション。OSやアプリケーション、ユーザーが作成した
データをすべて中央に配置したiSCSIストレージに集約し、必要に応じてディス
クレスのクライアントPCに読み込んで利用する。iSCSIプロトコルを採用するこ
とで、サーバーを介さず直接ストレージにアクセスできることから、大規模環境
でもレスポンスが低下しないのが特長。また、クライアントPCのプロセッサやグ
ラフィックカードをそのまま利用できるため、処理負荷が高い3次元CADなども利
用できる。

 同社では今後、株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズと共同で、
製造業の設計現場における情報漏えい対策ソリューションなどで展開するとして
いる。

http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/software/2007/06/25/10590.html

株式会社ROMクライアント 
http://rom-client.com

2007年6月22日金曜日

miniClient

『miniClient』はディスプレイの背面に取り付けられるほど小型でありながら、VGA出力、USBキーボード、USBマウスを接続可能なデバイスですので、LAN上に配置することでセキュアなシンクライアントデバイスとして使用することができます。また、サーバーやデスクトップPCのシンクライアントとしてはもちろんのこと、Windows Mobile 5.0?端末とも接続可能なため、�ウィルコムの販売する"W-ZERO3"やPDAをデスクトップPCの感覚で快適に利用することができます。「外出先ではMobileの軽快性を、オフィスではデスクトップの利便性を」といったニーズに応えることが可能です。

シンクライアントデバイスとしての利用以外にも、VGA出力を利用してのプレゼンテーションを行うことが可能ですので、miniClientとWindows Mobile端末があれば、これからは重たいノートPCを持ち歩く必要はなくなります。 miniClientとモバイル端末の組み合わせは、より洗練されたスタイリッシュなプレゼンテーションを実現します。

【W-ZERO3への対応】
�ウィルコムが販売するWindows Mobile 5.0?搭載のシャープ製PHS端末、"W-ZERO3"<WS003SH、WS004SH>の内臓無線LAN機能を使用した『miniClient』の利用は、まさに理想的なシンクライアントといえます。外出先ではウィルコムのPHS網を利用し社内ネットワークへアクセス、社内ではデスクトップPCとしてご利用頂けます。また、2006年7月下旬に発売予定の"W-ZERO3[es]"<WS007SH>でも、ウィルコムが検討をしている無線LANアダプタを利用すれば『miniClient』への接続も可能です。

● PC、サーバーなどに接続し、シンクライアントとして利用可能
● Windows Mobile 5.0?端末等に、Video・Keyboard・Mouseを接続可能
● 有線LAN、無線LAN(対応予定)どちらでも接続可能
● 設置場所を選ばないコンパクト設計
● 拡張可能なUSB1.1ホストを2ポート搭載
● あらゆる環境にマッチするスタイリッシュなブラックデザイン
● LinuxOS搭載による電源ONからの高速起動
● 高機能・低電力消費のARMコアプロセッサ搭載

仕様

モデルナンバー MC-240
プロセッサ EP9307(Cirrus Logic社製)
CPUコア ARM920T(200MHz)
SDRAM 64MB
フラッシュメモリ 8MB
Ethernet 10BASE-T/100BASE-TX
USB 1.1 Full Speed(12Mbps) 2チャンネル Type Aコネクタ
画面出力 コネクタ形状:D-sub15ピン(ミニ)、最大解像度 1024×768
基板サイズ 75.0 × 50.0 mm
ケースサイズ W83.0 × H58.0 × D24.0 mm
本体重量 約70g
入力電源 DC5Vの外部電源
標準OS Linux(カーネル2.6.x)
標準アプリケーション Direct VNC
WM5.0用アプリケーション Mobile VNC Server

株式会社ROMクライアント 
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2007年6月18日月曜日

相次ぐシンクライアント大量導入

相次ぐシンクライアント大量導入
パソコンの普及から十数年,ようやく企業が業務に最適な端末を真剣に考え始めた。ここに来て,ソフトの配布・更新,セキュリティ対策,移設や置き換えなどを考慮し,あえてパソコンではなくシンクライアントを導入する企業が急速に増えている。
 大和証券は、現在全社で利用している約1万3000台のクライアント・
パソコンのうち1万台を撤廃。シンクライアント導入に踏み切る
まず2006年10月に、システム企画部に約140台を導入。07年9月までに本部にある
1900台弱のパソコンのうち、1400台弱を順次、NECのシンクライアントに置き換
えていく。

●大和証券は全社1万台のシンクライアント導入に踏み切る

 同社の鈴木孝一執行役員は、シンクライアント導入を決断した理由に
ついてこう語る。

 「これまでは、個人がデータを持ちさまざまな処理を実行することが、
企業の生産性向上に寄与するという考えでパソコンの導入を進めてきた。
だがそろそろ、センター集中型に戻る時期に来ているのではないか。シンクライ
アントを集中管理することで、データをセンター側に保存できるだけでなく、現
在使っているOSやアプリケーションを正確に把握できるようになる」。

 今回のシンクライアント導入コストは、端末1台当たりに換算すると
日経コンピュータの推定で20万円前後と、通常のパソコンの2倍近くになる。

 それでも鈴木執行役員は意に介さない。「企業の情報端末には、
災害時の業務継続の実現やセキュリティの確保が求められる。単純なハードの導
入コストだけで判断すれば高いように見えるが、パソコンの運用にかかっていた
コストがなくなるのだから、むしろクライアントにかかるTCO(所有総コスト)
は下がる」(同氏)。

 同社は、05年から現在あるシンクライアントの実現方式を比較して検討を
重ねた。最終的に、仮想化技術を使ってサーバー上で仮想的なパソコン環境を構
築する「仮想パソコン」方式を選択した。

 大和証券では、「05年10月にはシステム企画部に試験的に導入。
そこで通常のパソコンと並行稼働させて、業務要件を満たせるか検証し、十分実
用に耐えると判断した」(鈴木執行役員)という。

 大和証券は、本社への導入によりシンクライアント導入のノウハウを蓄積。
2009年までに全国120の支店への展開を終える予定だ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070608/274219/?ST=management

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2007年6月17日日曜日

ブレードPC

ブレードPC
 クライアントの情報漏洩対策として、ブレードPCが有力な選択肢に台頭しつつある。現在、商談で先行するのはCitrix製品に代表されるサーバーベースのソリューション。しかし、多くのソフトが稼働するといったブレードPCの優位点が浸透すれば、同じ市場規模に育つ潜在力を持つ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060811/245720/

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2007年6月16日土曜日

スマートフォンからシンクライアント

NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は今秋にもサービスとして,シンクライアントのサーバーの提供を始める。独自に機能を追加し,Windows Mobile OSを搭載したスマートフォンからも利用しやすくしているのが特徴である。千葉市幕張メッセで開催している「Interop Tokyo」で参考出展している。

 シトリックス・システムズ・ジャパンの「Citrix Presentation Server」を搭載したサーバーをNTTコミュニケーションズのデータセンターに設置し,利用企業がネットワーク経由で利用できるようにする。ユーザーは,サーバー設備を用意する必要がなく,少ない初期投資でシンクライアントを利用できる。

 ユーザーは,クライアント用ソフトである「ICAクライアント」を起動し,NTTコミュニケーションズのサーバーを経由して業務システムなどを利用する。業務システムのサーバーは社内に置いても,NTTコミュニケーションズのデータセンターに預けてもよい。

 また,スマートフォンをシンクライアントとして利用する場合の,利便性を向上させた。スマートフォンでシンクライアントの画面を開くとパソコンと同じ大きさで表示されるため,スクロールしながら操作する必要があった。NTTコミュニケーションズは,スマートフォン用の画面を用意し,メールやスケジュールを簡単に確認できるようにした

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070614/274867/?ST=network

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2007年6月15日金曜日

3次元CADシンクライアントソリューション

日本電気(NEC)、トヨタケーラム(TCI)、NECネクサソリューションズ(NECネクサ)の3社は11日、製造業の最高機密である設計データのセキュリティ強化と利便性を両立する「3次元CADシンクライアントソリューション」を発売した。価格は141万7,500円から。

「3次元CADシンクライアントソリューション」のシステムイメージ

 このソリューションは、TCI製のシンクライアント対応3次元CADソフトウェア「Caelum XXen on Ardence」と、NECのネットブート型シンクライアントシステムを構成するソフトウェア「Ardence」「System Management for Ardence」およびハードウェア「Express5800/50,100シリーズ」を組み合わせたもの。

 製造業の最高機密である設計データを、設計者各々の端末に保存することなくサーバで集中管理する「シンクライアント方式」を採用しているため、データの紛失や漏洩を回避し、セキュアなチーム設計環境を実現できるとしている。

 また、CADソフトなどの設計環境を維持しながら、大容量の設計データの高速処理と効率的なシステム管理を実現できるほか、設計者がシンクライアント端末を利用しない夜間に、管理サーバ側からシンクライアント端末を自動的に起動し、端末のCPUパワーを用いて大量のデータ変換を自動的に行うなどといった新たな用途にも活用が可能だとしている。
http://www.rbbtoday.com/news/20070611/42563.html

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2007年6月13日水曜日

Luke Ver1.0

株式会社カイロス(以下 カイロス、本社:東京都港区、代表取締役:椿野 由和は、
2007年6月18日より、話題の
シンクライアント環境を実現するプラットフォーム「Luke Ver1.0」の販売を
開始します。本製品は、強固なセキュリティ環境を実現するサーバーサイド
コンピューティングをリードするソフトウェア『GO-Global』をベースとし、
より使いやすい操作環境を提供するソフトウェア群です。

個人情報保護を始めとする、情報セキュリティへの関心が非常に高まって
います。強固な情報セキュリティを実現するために、端末に一切の情報を
置かないシンクライアント環境が、今後の情報システム環境として非常に注目
を浴びています。

「Luke Ver1.0」は、このシンクライアント環境を提供するソフトウェアでは
業界をリードする米国GraphOn Corporationの『GO-Global』
(国内では株式会社きっとエイエスピーが販売)をベースとし、ユーザー
フレンドリーなデスクトップ環境、ユーザー認証機能、リモートプリン
ティング、FAX機能およびモバイル端末のサポートなどを追加した、統合
ソリューションパッケージです。

情報セキュリティの強化を目的にサーバーサイドコンピューティングによる
シンクライアント環境の構築を予定している企業、および既に『GO-Global』
を導入されている企業へライセンス販売していきます。

この販売開始に合わせて、新しくSSC(Server Side Computing)事業推進室を
設置しました。情報システムセキュリティに関するコンサルティングから、
「Luke Ver1.0」の販売、システムインテグレーションに至るまでのトータル
なサポート体制を整備し、お客様のシステム構築を支援していきます。
さらに、同事業を強力に推進するパートナー制度も同時にスタートします。

本商品の関連事業で、初年度5億円の売り上げを見込んでいます。

■「Luke Ver1.0」の商品構成

「Luke Ver1.0」は以下のコンポーネントから構成されています。

・Luke Desktop
Lukeのメインコンポーネントであり、シンクライアント環境下でWindowsと
同等なデスクトップ環境を提供します。ショートカットの作成から、
アプリケーションの起動メニューの作成が実行できます。このコンポーネント
に含まれるLukeエクスプローラからは、検索やコピー、削除、移動など
ファイル関連の操作も行えます。さらに、ローカルファイルをサーバーサイド
へアップロードできる機能も追加しています。

・Luke Print/FAX
ネットワークに接続されたプリンタを管理し、ユーザーは自由に指定の
プリンタにドキュメントを印刷できます。また、FAX機能も搭載し、サーバー
サイドからドキュメントを指定のFAXに送信できます。

・Luke Mobile
Windows Mobile 5.0を搭載した端末から、サーバーにアクセスするための
パッケージです。NTT DoCoMoのhTcZ、 SoftBankのX01HT 、WILLCOMの
W-ZERO3、イーモバイルのEM・ONEなどに対応しています。

・Luke Auth
指紋認証、スマートカードなどの認証デバイスをサポートしています。
これにより、端末でのユーザー認証を実現し、強固なセキュリティ環境を構築
できます。

■価格

Luke Ver1.0(Luke Desktopを含む)
  600,000円/サーバー(サーバー単位でのライセンス)
(GO-Globalの価格は含まれていません)

Luke Print/FAX、Luke Mobile、Luke Auth
  クライアント毎のライセンス 3,000円〜/クライアント

■パートナー制度について

Lukeによるトータルなソリューションをお客様にお届けするため、以下の
パートナー制度を準備しました。

Commercial Application Partner(CAP)
  Luke環境で稼働するアプリケーションを販売/開発するパートナー様
System Integration Partner(SIP)
  Luke環境でお客様のシステムを構築するパートナー様
Global Alliance Partner(GAP)
  シンクライアント環境を共同で推進するパートナー様

■添付資料

LukeDesktop画面(LukeDesktop.gif)

■株式会社カイロスについて
設立:平成14年4月15日
沿革:平成17年10月 さくらインターネット株式会社と資本・業務提携
(さくらインターネット株式会社特定子会社)
資本金:1億5千万円
事業内容:1.ビジネス・コンサルティング
     2.コンピュータシステムの設計、ソフトウェア開発、販売
     3.データセンター運営事業
     4.シンクライアントシステム開発・販売
代表者:代表取締役社長 椿野 由和
URL:http://www.kairos-net.co.jp
所在地:東京都港区高輪1−5−4 常和高輪ビル8F

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2007年6月7日木曜日

2010年までに「テレワーク」人口を就業者の2割に、政府が目標

2010年までに「テレワーク」人口を就業者の2割に、政府が目標
政府は6月1日に閣議決定した長期戦略指針「イノベーション25」に、
ITを利用してオフィス以外の場所で働く「テレワーク」人口の倍増を、今後3年
間で早急に取り組むべき課題として盛り込んだ。5月に政府のIT戦略本部がまと
めた「テレワーク人口倍増アクションプラン」に沿って、企業がテレワークを試
行できるシステムの運用を2007年中に始める。

国内のテレワーク人口は2005年時点で就業者全体の約10%だが、
政府は2010年までに約20%に増やす計画だ。少子高齢化対策として、仕事と子育
ての両立や高齢者の就業を容易にするなどの狙いがある。

IT戦略本部は「e-Japan戦略II」(2003年7月)や「u-Japan推進計画2006」
(2006年9月)で、テレワーク人口を増やす方針を発表したが、「在宅業務では
情報漏えいの危険もある」との指摘を受けていた。アクションプランでは、業務
関連の情報を従業員のパソコンに保存せず、企業のサーバーで一括管理する「シ
ンクライアントシステム」を利用し、こうした問題を解消する方針を示している。
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q2/535986/
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2007年6月6日水曜日

KNOPPIXでメモリ32MBの教育用パソコン1000台を再利用可能に

KNOPPIXでメモリ32MBの教育用パソコン1000台を再利用可能に
http://www.alpha.co.jp/ir/pdf/press/20070606.pdf

【導入事例】
KNOPPIXカスタマイズサービス:松戸市教育委員会様
http://www.alpha.co.jp/biz/products/knoppix/case/matsudo.shtml

昨年12月30日のNHKニュース7では、
サポート切れのWindows98,Meを利用しているPCが
全国の小中学校高校で40万台も稼動しており、
セキュリティ上の懸念があるというニュースが流れました。
これらの再活用には、KNOPPIXを中心としたOSS(Open Source Software)の
利用が注目されていますが、比較的動作が軽いと言われるLinuxでも
デスクトップ用途では、メモリ64MBが限界でした。

<ご参考>OSSは旧型PCを見捨てない
http://e2e.cec.or.jp/osp/modules/xfsection/article.php?articleid=36&page=0

1年半前に、松戸市の担当者の方から最初に話を頂いた時に、
メモリ32MBのPCと聞いた瞬間に、「無理です!」と答えたのをよく覚えています。
そこからの試行錯誤の末、画面転送型での再活用という形に落ち着きました。

インストール手順書の納品とインストール講習会の実施により、
松戸市情報教育センターの担当者の方でもインストールできるようにし、
できる事は自分たちで実施してもらうことで、
予算が少ないという課題もクリアしました。
古いPCを再活用させる予算目安としては、
PC1台あたり5000円〜10000円で実現可能です。

松戸市教育委員会様では、普通教室の調べ学習用端末として
市内の学校で活用できるとして、期待を寄せられています。

この事例で紹介したマシン実機を、以下の展示会にて展示・実演いたします。
ご興味がございましたら、お越し下さい。

New Education Expo 2007 6/7(木)〜9(土)
場所:東京ファッションタウンビル(TFTビル:お台場)
[URL]http://apcf.uchida.co.jp/expo/

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東芝、64GBのフラッシュメモリー搭載で900gを切った「dynabook」を発売

東芝、64GBのフラッシュメモリー搭載で900gを切った「dynabook」を発売
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_6523_272112_2

ハードディスクの代わりに64GBのフラッシュメモリーを採用することで、高速
起動、軽量化、省電力を実現した。標準バッテリーを装着した場合は駆動時間
が約6.2時間で重量が848g。大容量バッテリーを装着すると駆動時間が約12.5
時間で重量が968gとなる。

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2007年6月4日月曜日

Google Reader

Webアプリをオフラインでも動作させる「Google Gears」公開
「Google Reader」がGoogle Gearsに対応し、オフライン時でも利用可能となった
 米Googleは31日、Webアプリケーションをオフラインの状態でも使えるようにするブラウザ拡張「Google Gears」のベータ版を公開した。対応ブラウザはInternet ExplorerおよびFirefoxで、Windows版、Mac OS X版、Linux版が用意されている。その他のブラウザについても今後順次サポートの予定。

 Google Gearsは、PCがネットワークに接続していない場合などでもWebアプリケーションを利用できるようにするブラウザ拡張。PC側にローカルサーバーやデータベース機能を持たせ、インターネットに接続していない場合にもローカル内でWebアプリケーションが実行できるようにする。

 Googleではブラウザ拡張と合わせて、Google Gearsの機能を使ったWebアプリケーションを構築するためのJavaScript APIを公開。ブラウザ拡張・APIともオープンソース(BSDライセンス)での公開となっており、誰でも自由に利用できる。

 Googleのサービスでは、第1弾としてRSSリーダーの「Google Reader」がGoogle Gearsに対応。Google Gearsをインストールしている環境でGoogle Readerにアクセスすると、右上に緑色の矢印のアイコンが表示され、オフラインモードに切り替えられるようになる。オフライモードにすると、最大2,000件のフィードがローカルディスクに保存され、インターネットに接続されていない環境でもGoogle Readerが利用できるようになる。後でオンラインの環境になった場合にはオンラインモードに戻すことで、オフライン時に行なった操作がオンラインのGoogle Readerに反映される。

 Googleでは、Google Gearsをオープンソースで公開することで、多くの開発者に利用してもらい、フィードバックを得たいとしている。また、この分野ではMozillaやOpera、Adobeとも協力しており、Webアプリケーションをオフラインで動作させる環境の標準化を目指す考えだ。

http://gears.google.com/

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