2009年2月4日水曜日

Dell、シンクライアント端末に Novell 製『Linux』を採用

Dell、シンクライアント端末に Novell 製『Linux』を採用
Novell は2日、同社のシンクライアント用『Linux』OS の『SUSE Linux Enterprise Thin Client』が、Dell のシンクライアント端末『OptiPlex FX160』に搭載されることを発表した。シンクライアントを用いたコンピュータ利用モデルと Linux は、まさに理に適った組み合わせだ。シンクライアント体験の高速化や強化を図っている『Windows』など他の OS に比べ、Linux は、はるかに少ないメモリ使用量で構成できる場合が多い。

シンクライアントこそ、Linux がその真価を発揮できる分野とはいえ、基本的にシンクライアント ユーザーは、OS については無頓着なはずだ。ユーザーにとって重要なことは、中央サーバーを介して必要なアプリケーションを利用できるか否かという点だけで、OS そのものは透過的な (ユーザーに意識させない) 存在であるべきだ。

Dell が Novell の SUSE Linux をシンクライアントに搭載することは、Dell の顧客にとって選択肢が1つ増えたに過ぎないという見方もできる。確かに Dell は、ほかにも Red Hat や Ubuntu の Linux を搭載したハードウェアも販売している。

現在の経済状況では、企業がより少ないリソースでより多くの成果を上げようとする傾向が続くことから、今年はシンクライアントの利用に一層の拍車がかかるかもしれない。そして、それが結果として Linux にとって追い風となり、その普及が進む可能性もある。
http://japan.internet.com/webtech/20090203/10.html

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